僕は20代の時に、
精神的な危機を経験しました。
生きることが辛かったのです。
胸が常に重苦しくて、
誰かが差し伸べてくれている
救いの手も見えない状態でした。
人の輪の中にいると、
突然フッと悪魔が
降ってきたかのように、
不快感がこみ上げ、
一人になりたくなります。
人との距離の取り方がわからず、
自ら孤独になり、
そんな自分が嫌いになるという
負のスパイラルです。
当時の僕にとっては
本当に深刻でした。
なんとかトンネルの出口が
見えないものか、
暗中模索しながら何年も過ぎました。
結局のところ、
自分で自分を縛っていたということが
腑に落ちるようになってくるまで、
長い時間を要しました。
でもそれは、
本当の自分に目覚める
ために必要な期間であったと、
今は思っています。
遠回りなようで、
実は必要なことって、
意外とあるものだなぁと。
この歴史がなかったら、
心理カウンセリングや
占術を学んでみようと
思わなかったでしょう。
落ち込んだり、
自分がわからなくなったりする
経験は誰にでもあります。
そんなときに、
手を差し伸べられる存在であれたら。
苦しみを和らげて、
本当はどうしていきたいのかという
課題に寄り添うことができたらと、
精神的な危機を経験したことが
僕の心を駆り立てたのは、
間違いありません。
どうすれば自分らしく、
幸せに生きられるのか?
この問いを突き詰めて
たくさんの人と共有することが、
僕の目標や役割、
幸せとなりました。
天職、生きがい、
ライフワークに目覚めること。
自分を表現すること。
その中で生きる意味を見出すこと。
それらをサポートするのが、
僕のワクワクすることです。
今を肯定するからこそ、
過去も肯定することができます。
さすがに起こったこと自体を
変えることはできませんが、
「今」の視点に立って、
過去を意味付けし直すことは
できるんです。
過去を変える方法。
それは、
過去の認識を変えること。
「今」を生きることです。
今の自分を肯定できれば、
何度だって過去を上書きできます。
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