なにか嫌なことや辛いことがあったとき、
僕たちはついつい、
誰かのせいにしたくなります。
誰にとっても、耳の痛い話です。
実際に、直接的に他人から
被害を受けることだってあります。
恨み言の一つでも
言いたくなるのが人情です。
しかしそこには、
前に進むことができなくなる
落とし穴があります。
起こった出来事の原因を
自分の外に求めるということは
どういうことなのでしょうか。
人によって思考過程に
紆余曲折はありますが、
最終的にたどり着くのは、
あいつが悪いからだ、
仕方なかったんだという、
自らの正当化です。
ここの何が問題かというと、
その考え方では、
幸せになる道を
自分で閉ざしてしまいます。
基本的に、
他人は変えることができません。
うまくいかないのが誰かのせい、
環境のせいだとしてしまうと、
自分ではどうしようもない障害が
いつも立ちはだかっていることになり、
成功できない運命だということに
なってしまいます。
自分のやり方や在り方が
まずかったという視点に立たない限り、
現実を変えることはできませんから、
絶望が深くなるのです。
さらにはネガティブな感情に
とらわれることにより
ツキを逃すようにもなりますし、
他人を責める癖がついていれば、
人間関係のトラブルも
起こりやすくなりますよね。
チャンスは人からやってきますから、
嫌われてしまえば、
どんどん成功から遠ざかり、
また悪いのは他人だと考え、
負のスパイラルに突入します。
誰だって、
不幸でいたいなんて思いません。
成功したいし、
みんなと仲良くしたいですよね。
でも、僕たちはなぜか無意識に、
不幸であることを選択しがちなのです。
このことは、
コップの水理論を引き合いに出すと、
わかりやすいと思います。
コップに水が半分入っていた場合、
あなただったら、
どう思うでしょうか。
半分「も」入っているか、
半分「しか」入っていないのか。
どちらも正解です。
正解なのですが、
選んでいる現実が違いますね。
目の前の事実は同じなのに、
どうとらえるかによって、
自分の中で現実が変わります。
否定的な感情になったとき、
誰かのせいにしたくなったときは、
このコップの水理論を思い出すと、
負のスパイラルに
ハマらずに済むかもしれません。
工夫して自分の在り方、
やり方を変えてみるのを放棄して、
人のせいにするという
選択をし続けるのは、
コップに水が半分「しか」ない
という考え方です。
渦中にいると意外と気づけませんが、
不幸であることを決意している
ようなものなのです。
僕たちがうまくいかないことを
人や環境のせいにしたくなるのは、
自分の弱さを認めたくないからです。
自信がないので、
言い訳をして逃げてしまっているのです。
理不尽で辛いことは、
確かに世の中たくさんあります。
被害者意識で
心が閉じてしまいそうなときは、
どうしたいのかを考えましょう。
不幸でいる思考にしがみつくのか、
それでもよりよい未来のために、
自分を変える勇気を持つか。
成功しよう、幸せになろうと
心の底から思えてきたなら、
傷つけられた恨みつらみは手放して、
人や環境のせいにするのをやめて、
これからどうしていきたいかの
具体的な作戦が
立てられるようになります。
人間ですから、
嫌なときは文句を
言ったっていいんです。
それでも、被害者意識で
歩みを止めてしまうのではなく、
前に進みましょう。
小さなことでも、
いつもと違う選択ができたなら、
それに見合うちょっといい結果が、
きっとくるはずです。
心のデトックスができたら、
自分の居場所や天職、
人生の目的に目覚めやすくなりますよ。
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