前回↑
DT SWISSはシンプルな展示。世界中からOEMを依頼される高品質ホイールブランド。スターラチェットのパテント切れで機構的優位は低下したと思われがちではあるけど、ここの製造精度や品質管理は追いつかれる類のものではないですね。あまり自ら強くアピールしないけど、空力も良いホイールばかりなのです。
こちらはSCOPEの新型 ARTECH。 工夫とプライスパフォーマンスからスタートしたSCOPEがブランドの成長を象徴するように満を持してリリースする新型ハイエンドホイールシリーズ。
3Dプリントによるハブボディとチタンカセットボディ? 6センチオーバーのリムハイトでも1250グラムぐらいらしい。。。まぢか!すげえな
リムハイト22ミリのモデルは前後で1000g以下らしいのとSCOPEはカーボンリムの耐圧上限が高く、体重制限がない(まぁ、自転車自体には結局あるんですけど、それだけのマージンを取っているってことです)というところがすごい。新しいモデルは為替の影響含めてかなりの高額商品になるでしょうが、先進性からすると必見なのは間違いないすね。
TOKENのブースには「うちのベアリングのほうがぐるぐる回るぜ展示」がw
この展示でテンション爆上がりする人はたぶん台北ショー来ないと思うんだけど、まぁ実際スルスル回るしコスパは良いのです。BBはライダーの求めるもので評価は分かれるものだけど、ユーザーの求める旬なものをバランスよく出すことがTOKENは多い。
COFIDISへのスポンサードとLOOKのヘッドシステム供給もTOKEN。まぁ類する構成のインテグラルヘッドセットシステムは多々あるけど、わかりにくくて手間がかかるものなんで、この名前のシステムっすって言ってくれるのは作業者としてはやりやすい。実際、明示してくれたおかげでLOOKにCHAPTER2の一体型ハンドルをアッセンブルしてもバッチリ仕上がったりとかあったので(^^)
DAHONのブースではバーチャルレースぽいイベントが。こういうのに躊躇わずに参加するおっさんのままで居たいけど、なんだか中国語でのイベントタイムぽかったので遠巻きにw 関係者っていっても皆自転車好きで楽しそうなのはやっぱ良いスネ
FSAにはDEROSAのトラックバイクとメトロントラックハンドルの展示
オムニアム世界チャンピオンも愛用しているんだぜというアピールです
ユンボヴィズマのグランツール完全制覇もFSA&VISIONと共に
バーレーンとかが使用するPRSハブシステムのカーボンホイール。VISIONのホイールは登場当初のキャリパーブレーキのカーボンモデルは個人的に好きになれなかったフィーリングだけど、ディスクブレーキモデルになってからかなり好きかも。ハブ機構は特殊で、ねじれが加わってもコンタクトが安定することと空走時のラチェット抵抗を低減することにこだわった作り。
スタラチェに代表される全面コンタクトのタイプもこの2年くらいから各社作り込みが本格化していて、スプリングの形状やテンションのバランスには相当こだわり始めていますね。
ハンドルクランプにエラストマー噛ませて振動吸収を高めるシステム
硬さの調整も交換で可能 重量は重そうだけどグラベルツーリングとかも距離長くなるともはや振動対策最重要みたいになるのでわかる~(>_<)
コックピット周りの難しいところは ハンドルが吸収してくれるであろう振動域とバーテープが擦ってくれるであろう振動域はやっぱ違うし、タイヤだ~フォークだ~で千差万別。誰かの振動対策が、誰かには的外れになったりするもんなのです。だから剛性の高いものをクランプしたところでエラストマー噛ませて独立させてるよってのもアリだと思うし、これ出来るのって開発力あるハンドルステムブランドだからですしね。
つづく