かっこよさを高めると〇〇が低下する | 30代・40代起業女性の成功を売上UP文章で引き寄せる!

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売れるコトバクリエイター
石川なほです。


銀座のロフトの案内板が
ツイッターで
話題になっているそうです。



案内板って、
大型店舗に必ずある


1F 化粧品・婦人雑貨
2F レディースファッション

 


という、
〇階は〇〇売り場
を示す表示ですね。


銀座のロフトの案内板には、
わかりやすい表記に訳した
補足説明が
テープで後付けしている
そうなんです。


これが、
ちょっとカッコ悪いとか
デザインの敗北
みたいに、苦笑いされてる
らしいです。



銀座のロフトの案内板は

【3F】
 ボディー&ビューティー

【4F】
 ホームソリューション

【5F】
 ワーク&スタディ

【6F】
 ネクストクリエーション
 トラベル
 モバイルツール



たしかに、わかりづらいわっっ!


3階のボディー&ビューティーは
まあ、わかる。
化粧品とか、健康器具系かな。


4階のホームソリューションって
ホームだからインテリア系?
ソリューションって直訳は
「解決、解明、解答」やけど…


5階のワーク&スタディは
文房具かな。


6階のネクストクリエーションに
いたっては、「ん??」です。


そりゃ、これじゃぁ わからんわっ(笑)


なんでもかんでも
カタカナにすりゃ
かっこよくなると
思ってんのか~い。







かっこよさを高めると
わかりやすさが低下する。


これ、コピーの常識。


実際、お客様から「わかりにくい」
という声があって、
補足説明の応急処置をとった
とのこと。


で、どうなったか…



【3F】
 ボディー&ビューティー
 →美と健康のフロア

【4F】
 ホームソリューション
 →生活雑貨のフロア

【5F】
 ワーク&スタディ
 →文房具のフロア

【6F】
 ネクストクリエーション
 トラベル
 モバイルツール
 →バラエティ雑貨とアートのフロア


うん。
これで ええと思う。


銀座のロフトは
20代後半から30代の女性を
ターゲットにして、
モノではなくコトも提供する
お店として昨年6月にオープン。


つまり、
斬新なコンセプトのもと、
若い世代にむけた
店舗設計。


だから、表記も
スタイリッシュに走ったわけか。


でも、立地は銀座。
大人の街です。


必ずしもお客様は
若い世代だけとは限りませんね。


これって、
お店側の主義主張と
お客様側の感覚の
相違だと思います。


お店は
「こういう書き方で
 こういう魅せ方で
 売り出したい!」
と思っても、


お客様は
「わからんし!」
って思う。


確かに、ブランドの
世界観やコンセプトは
大事です。


ブルガリやカルティエなどの
ハイブランドになると
とことん
世界観を追求していいと
思います。
ファンもそれを求めてるし。


でも、ロフトとなると
いろんな属性の人が
利用します。


だから案内板は
伝わってナンボだよな~
と思いますね。


っていうか、
じゃあ若ければ
「ネクストクリエーション」が
バラエティ雑貨ってことが
通じるのか
って話ですよ。


絶対通じんと思うー。


ブランドコンセプトと
ターゲットの意識との
せめぎ合い(笑)


お店側が
自分たちの価値観を
お客様に押し付けると、
お客様の心は離れていく…


結局、やっぱり
お客様の頭の中に寄せた
ビジネス展開しないと
ダメってことです。


とりあえず、私は
カタカナ表記は
反対派です。


これについても
また書きたいと思います。


ばいばい。