医者以前の健康の常識/平石 貴久

分厚い医学書のどこを引けばいいのかわからない!

気になる症状が自力で治る!

病気になる前に読んでおく

新・健康読本 <基本の知識 210>


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家庭で必要な医学知識やちょっと面白い医学的な雑学情報、

色々な症状に合わせたとっさの処置法、お薬について知っておいた方が

良い情報など。


しゃっくりは、砂糖を舌にのせて、上あごとこすり合わせると

止まるそうですよ。

次回しゃっくりになった時は是非やってみよう。


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続・足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった―(マイ・ブック)/官 有謀

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体験と実証 もっと詳しく知りたい方へ―官足方②

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①がベストセラーになり、評判が良かったので出版された続編。
前編の復習と、より多くの体験談が記述されています。
器具(官足棒・踏板)を使った足マッサージ、刺激法が書いてあります。
内容的には前編で十分だったと思いました。

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足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった―足心道秘術 (マイ・ブック)/官 有謀

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もむだけで治る驚くべき中国医学の特効ー官足法

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1986年に初版を発行されて以来170万部以上も売れている
ロングベストセラーだそうです。
もともとは中国の「足心道」と呼ばれる、人間の健康はまず足が基に
なっているという東洋医学だったそうですが、官先生が30年かけて
研究、実践した上で「官足法」名前を変更しています。

内容は、リフレクソロジーなのですが、陰陽五行の法則なども
取り入れられ、それぞれの細かい反射区の手技の方法、
病症別の反射区のリスト、実際に治癒した方のお話などが
書いてあります。読んだ後は絶対に足がもみたくなります。

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rightfemur1 rightfemur2
 anterior view of femur      posterior view of femur



1. head (大腿骨頭)

2. neck (大腿骨頚)

3. greater trochanter (大転子)

4. lesser trochanter (小転子)

5. intertrochanteric line (転子間線)

6. intertrochanteric crest (転子間稜)

7. trochanteric fossa (転子窩‏) 

8. quadrate tubercle (方形結節)

9. gluteal tuberosity (殿筋粗面)

10. linea aspera (粗線)

11. adductor tubercle (内転筋結節)

12. medial epicondyle (内側上顆)

13. lateral epicondyle (外側上顆)

14. patellar surface (膝蓋面)

15. medial supracondylar line (内側顆上線)

16. lateral supracondylar line (外側顆上線)

17. medial condyle (内側顆)

18. lateral condyle (外側顆)

19. popliteal surface (膝顆面)

20. intercondylar notch (顆間切痕)



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<参考文献>

MUSCULOSKELETAL ANATOMY Fouth Edition

KAY W. SIEG, Ph.D.

SANDRA P. ADAMS, Ph.D.

疲れない体をつくる「和」の身体作法/安田 登

能に学ぶ深層筋エクササイズ


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なぜ能楽師は高齢者でも現役でいられるのか?

能の世界では90歳でも現役で舞台に立つことができるのは

何故なのかをサムライの身体作法や世阿弥の教え、

心と体のつながりなどを能と関連付けながら書いてあります。


著者の安田氏は能楽師であり、ロルフィングの施術者でもあるので

ロルフィングで筋膜をゆるめることによる効果やコアを鍛える方法なども

書いてあります。


日本人は小胸筋が硬く緊張している人が多いので「肩身が狭い」は

そんな肩が丸くなり呼吸が浅くなるような姿勢で苦しい状況を表すなど、

古くからの日本語で身体と関係のあるものが色々書いてあり

面白いと思いました。


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整美顔スリムマッサージ(ワニブックス)/山中レイ子


slimmassage


頭、顔、首、肩、胸部分の骨と筋肉に働きかける「手技整形」


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頭蓋骨の縫合が日々の生活習慣によってゆるんだり、ゆがんだり、

ずれたりすることで、縫合管がつまりなり血行不良がおこったりするので

指圧や摩擦等の刺激で縫合のズレを調整、頭や顔の筋肉を整える方法が

書いてあります。


寝る前のマッサージや、寝起きのためのマッサージ方法、

顔の部分別に効果を出すためのマッサージ法など写真が多く

分かり易く説明されています。

成田空港のTSUTAYAでなんとなく買ってみたのですが

機内の暇な時間にとても役立ちました。

普通のフェイシャルマッサージよりやや強めな感じのところが

効果を期待させてくれます。


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posterior

anterior view of pelvis


anterior

posterior view of pelvis



A. Ilium (腸骨)

1. iliac crest (腸骨稜)

2. iliac fossa (腸骨窩‏) 

3. superior(posterior) gluteal line (上(後)殿筋線)

4. middle(anterior) gluteal line (中(前)殿筋線)

5. inferior gluteal line (下殿筋線)

6. anterior superior iliac spine (上前腸骨棘)

7. anterior inferior iliac spine (下前腸骨棘)

8. posterior superior iliac spine (上後腸骨棘)

9. posterior inferior iliac spine (下後腸骨棘)

10. greater sciatic notch (大坐骨切痕)


B. Ischium (坐骨)

11. ischial tuberosity (坐骨結節)

12. ischial spine (坐骨棘)

13. lesser sciatic notch (小坐骨切痕)

14. ramus of ischium 坐骨枝


C. Pubis (恥骨)

15. pubic crest (恥骨稜)

16. pubic symphysis (恥骨結合)

17. body of pubis (恥骨体)

18. superior ramus of pubis (恥骨上枝)

19. inferior ramus of pubis (恥骨下枝)

D. Acetabulum (寛骨臼)

E. Obturator foramen (閉鎖孔)

F. Sacrum (仙骨)

G Coccyx (尾骨)


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<参考文献>

MUSCULOSKELETAL ANATOMY Fouth Edition

KAY W. SIEG, Ph.D.

SANDRA P. ADAMS, Ph.D.


「密息」で身体が変わる (新潮選書)/中村 明一

日本文化に密接に関わる「密息」という呼吸法を使う身体論


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著者は世界で活躍されている尺八奏者。

尺八での演奏を突き詰めていくなかで色々な呼吸法を習得、

それぞれの呼吸法や姿勢についての説明などが書いてあります。


「密息」とは骨盤を後傾させ、吸息時も吐息時も腹部を膨らませたまま、

その状態で横隔膜を大きく動かしその他の深層筋も起動させて

体幹を安定させることにより更に効果的な演奏ができるそうです。


「密息」が日本の自然環境、労働環境、生活環境、姿勢などに

どのように関わり生まれてきたのか。

そして「密息」によって見える日本文化のあれこれなどが書いてあります。


とても面白いと思ったのは記述されていた「循環呼吸 」。

管楽器の奏法らしいのですが、頬の中に吸った息を溜めておき、

鼻から吸息しながら、その頬の中にある空気を押し出して

同じ音を長く出し続けるらしい。吐息だけを続けているように。。

すごい呼吸法です。


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足の裏からみた体―脳と足の裏は直結している (ブルーバックス)/野田 雄二

「はだしが鍛える体と脳」について。


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ヒトがどのような経路で二本足で歩くようになったか。

簡単な足の解剖学。

圧力測定のいくつかの方法。圧力測定で得られた情報の見方。

重心については面白い話が書いてありました。

男性も女性も放尿をする際に少しだけ左に重心が寄るそうです。

それは利き腕にも関係しているのだろうか?


土踏まずが健康や人間が発育する中でどのように大切であるか。

様々なスポーツ選手の土踏まずの形やその説明。

はだしで生活することで土踏まずが形成されやすくなったり、

外反母趾になりにくくなる研究結果などが書いてありました。


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