というわけで、先月のエントリに「K-5買ったよ」って書きました。

んで、その次の日には早速近所の横浜公園に連れ出して試写してました。
記事にするのが遅くなりましたが・・・

私がPENTAXのデジタル一眼レフを、出来れば純正レンズと共に使い続けている理由のひとつに、「ネイチャーの色彩が特にパラメータ設定気にしなくても好ましい発色になる」ってのがあります。

なのでまずは並木道を空を仰いでシャッター押してみる。

Forlyの徒然日記-K-5 test 01
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR


ふむ、秋の空の青さ、濃い緑の葉、木肌の色とそこにかかる影のコントラスト。
センサーが変わっても、私の求めるPENTAXの色合いのようです。(カスタムイメージは「鮮やか」)
まずは一安心。

試写に午後の横浜公園を選んだのは、秋深いこの時期の、光の具合が難しいところで、分割測光のクセをつかみたかったから。
PENTAXはAFがダメAFがダメと言われますが、私は一眼レフはPENTAXしか使っていないので、AF-Sでのワンショットに限って言えば「こんなもん」で慣れてしまってます。
K-5はとても良くなった、と言われてますが、実はAF-Sのワンショット撮影に限って言えば(大事なことなので二回言いました)、K-7でもそれほど苦労はしていなかったんですね。
あくまで私の使っている限りでは。

でも、あまり言われませんが分割測光はかなりクセがあると思います。
K20Dまでは、16分割測光であまり厳密に評価計算出来なかったため、とにかく暗め暗め、白飛びしないように振れていました。
そのため、薄暗い林の中なんかでもあまり明るい方へ振ってくれないため、適正露出を得るために+補正をよく使ってました。

そして、「ユーザーが卑屈にならなくてすむように」と多くの機能を一新して発売されたK-7では、なんと一気に77分割測光に。
77分割測光の自信からか、K-7はこれまでの「暗い方へ振る」という挙動をやめ、被写体の写る範囲を平均して適正露出に持って行こうと頑張るようになったと思います。
HDRつけたから、白飛びしちゃうときはこれ使ってね!って事だったのかもしれません。
でも、必死に色々考えて頑張らせようとした結果、かなり露出の暴れる子にもなってしまいました(笑)
どちらかというとアンダーめな描写の好きな私(というか、K100D/K20Dに慣らされたのだと思う)は、K-7に慣れるのに苦労しましたね。

というわけで、K-5はどうなったか・・・?というのが一番興味のあるところ。

結果はこんな感じ。

Forlyの徒然日記-K-5 test 02
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited


えーっと、暗いところ(林の中)と明るいところ(空)と中間なところ(石畳と水面)をトリコロールに配置した、分割測光に対してはかなり意地悪な構図ですが、まあ、見事に空が全部白飛びしてますね。
「ああ、K-5って、こういうところではこれが適正と判断するんだなぁ・・・うーむ」とか思ってはいけません。
これでも-0.7EV、つまり『マイナスに』露出補正しています。

まあ、真ん中が暗いし、そこに引きずられるのかな・・・?と思い、別の被写体。
こっちは、暗いところは奥の茂みだけです。

Forlyの徒然日記-K-5 test 03
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF]


まあ、適正じゃないの・・・えーっと、うん、いや、これも-0.7EV補正してます。

つまり、とにかく写界に黒つぶれしそう・・・というか暗いところがあれば、ひたすら明るく振っちゃうんですね・・・orz

上記2枚のうち、1枚目はいくつかの似たような写真のうち一番ひどいのを持ってきているので、フェアではないとは思うのですが、それでもやっぱりこの性格?は深刻で、例えば木立の中で全体的に薄暗いところだと、もっと極端に-2.0EVとか補正しても、意地でも暗いところをはっきり明るく写そうと振舞います。

これもK-7のときに、やたらめったら「暗部ノイズが云々」と叩かれまくった弊害なんでしょうか・・・だとしたらネット上のレビュアの罪は重い・・・

「ほら!暗部もこんなに綺麗に写るよ!夜景も綺麗だよ!見て!私を見て!」

・・・とPENTAX事業部が涙してたかどうかわかりませんが、私個人的には非常に使いづらい分割測光になっていました・・・

じゃ、常にマイナス補正しておけばいいかというと当たり前ですがそうではなくて、以下の写真とかだと露出補正なしで適正露出が得られています。

Forlyの徒然日記-K-5 test 04
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]


まあ、こっちは完全な順光なので、そりゃまあ、こんな状態で暴れられると困るのは困るんですが。

でもこの写真からわかるとおり、決してダイナミックレンジは狭くないんです。
日本大通りの日差しを受けているところから、手前の林まで、白飛び、黒つぶれは少なく、かといって眠い絵にもなってません。
評価測光がお馬鹿なだけなんですね・・・

ちなみに、この特性を理解してから、新規に設けられたfxボタンは速攻デジタルプレビューを割り当てました。

さて、ダイナミックレンジといえば、K-5には待望の「手持ちHDR」が搭載されています。
最初にテストしたときのような、写界に明暗差が激しい風景も、このとおり。

Forlyの徒然日記-K-5 test 05
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]


完全に日差しが入り込んでいる右上の空以外は、白飛び黒つぶれは皆無。
これが手持ちで取れるって凄いですね。


なんか気になるところばかり書いた気もしますが、色抜けも解像感も良く、K20D/K-7からのセンサの変更によるネガは無い、むしろ良くなっている、ってのが結論。安心しました。
だからこそ分割測光のネガが気になってしまったわけで・・・(苦笑)

日中の評価はこんなもんで。
次はK-5購入ユーザが必ず行う高感度ISOのテストを、夜の街に繰り出してやってみた時の記事をエントリ予定です。

ではでは。


Forlyの徒然日記-K-5 test 06
PENTAX K-5 / smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]

買ってしまいました。

PENTAX K-5。

$Forlyの徒然日記-K-5

だって、私がK-7購入するときに期待していたのは、これだったから・・・

私は元々K20Dユーザーで、K20D自体はとても良いカメラだったのですが、それでも以下の不満がありました。


■ややボディが大きい
元々私がPENTAX購入を考え始めたのは、*istDがそれまでのEOS10DやD100と比べて小型軽量だったからでした。
だから、K10D/K20Dの筐体はちょっと大きかったんですよね。
K100D使っている頃は、もっと大きくてホールド性の良いものがいいなぁ・・・とかも思ったのですが。

■WBがイマイチ
当時のPENTAXのオートWBの考え方としては、タングステン光はなるべく雰囲気を残す、だったんだと思います。
でもさすがにちょっと極端でした。
タングステン光の雰囲気を残すモードと、積極的に補正するモード、双方が欲しいな、と。

■高感度の弱さ
これは当時としては標準的だったとは思うのですが、それでもISO800をおそるおそる使う、ってのは撮影のシーンが制限されましたね。
どうせ出るならノイズの出方はK100Dの方が好みだったので、夜間撮影にはあえてK100Dを持ち出したりしてました。


・・・で、これらのネガがK-7で解決されてないかな、と思って当時K-7を購入したんです。
デザイン的には最初はいくら何でもアナクロ趣味に過ぎるだろ、と思ってたんですが、この塊感あるデザイン、ホールドしやすいサイズ、グリップは、自分で持ち歩きだすとどんどん愛着がわいてきましたし、やはり小型軽量というのは私にとっては大きく、カメラ持ち出すのに気合いがいらなくなりました。

で、WBについては私の願い通り、通常は補正強め、タングステン光の色味を残すにはCTEという別モードがつきました。

それ以外にも、メカ部、ソフト部ともに、K20D比で格段の進歩を遂げてくれました。
おさわり会にいって、帰ってくるときにはもう購入を決めていたなぁ。


・・・で、ただひとつだけ、解決しなかったのが高感度画質。
高速連射のための4CH読み出しの弊害で、ノイズはかなり乗るようになってしまいました。
それも出方がK20D比でもあまりよろしくない・・・

この「出方がよろしくない」のは、その後のファームアップでめちゃくちゃ改善されました(マジこれはHOYAに感謝した)が、ISO800程度から気になるノイズが乗ってくる、条件によってはISO400でも青空にノイズが乗る、って感じなのは最終的にはセンサーの素性によるものなので、改善しきれませんでしたね。

というわけで、今回劇的に高感度画質が改善されている、というのを聞いて、またネット上の作例、おさわり会での作例を見て、大きく購入意欲がそそられました。

でもまあ、安いものではないので、ずっと躊躇していたんですが・・・我慢出来ませんでした。


我慢出来なくなたのは、高感度画質のせいではなくて、F1日本GPを観戦に行ったとき。

常々、「PENTAXのデジカメは動体が使い物にならない」と言われますが、身を持って実感しました(笑)

AFは追従しない、なのにAF-Cでシャッター優先がない、等々かなり我慢して使わざるを得ず、それらが改善されているという噂が大きく背中を押しました。

どうせ私のメインの被写体は風景、静物であり、動体はメインとはなり得ないので、「ある一定の水準」であってくれれば良く、端からキヤノン、ニコンレベルは期待してません。
なので、「ある一定の水準」に近づいてくれているのであれば、それはかなり嬉しい。


というわけで、お金がない中無理して購入、昨日はちょっと近所の公園に試写にいってきたんですが、それはまた別のエントリで。

そういえば、10/9~10/10と、F1日本GPの観戦に三重県は鈴鹿サーキットまで行ってきました。
もう結構前の話になるけれど、自己ログとして記録しておきます。


えー、毎年WRCしか追っかけていない私なのですが、今年はなぜかF1をずっと見ています。
前半戦はレッドブル vs マクラーレン一騎打ちか?と思っていたのですが、後半になってマシンの開発が進むと、フェラーリの競争力がぐーっと上がってきて、みつどもえの様相を呈してきました。
特に、2010年からはポイントシステムががらっと変わり、1位と2位とのポイント差が大きく開いたことにより、終盤ではドライバーズ・チャンピオンシップが本当に混戦になってきて、本当に面白いシーズンになってます。

また、前半戦はマシンの信頼性の低さからずっとリタイアが続いてきた小林可夢偉が、マシンの開発が進むにつれどんどん速さを見せてきているのも興味深くなっている要因のひとつ。

そんなわけで、「うむ、今年は鈴鹿に行ってみてもいいかもしれない」と思い(Twitterで三重県在住のフォロワーさんと話している内に自分の中で盛り上がってきた)、チケット取って行ってきました。


10/8(金)の夜、仕事が終わってから、深夜の東名を、一路西へ。
途中SAで仮眠をとりながら、翌土曜日に鈴鹿入り。
しかし、天気はあいにくの大豪雨。
結局その日の予選は中止となりました。

10/10は一転快晴となったため、午前に予選、午後に決勝という変則的な形で開催。
私は決勝から鈴鹿サーキット入りしました。

レースが始まる前にクラシックカーによるパレードラン。
ちょっとここからは写真を織り交ぜてみます。

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 01

とにかくスタンドからの歓声が凄かったベッテル。
日本人はみんなベッテル好きなんですね。うん。
まあ、彼は鈴鹿では速いですしね!


Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 02

後半戦を盛り上げている主役、アロンソ。
乗っている車ももちろんフェラーリです。


Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 03

そして、やっぱり鈴鹿での最大の歓声を浴びるのは、可夢偉。

山本左近も多くの声援を受けていました。
彼はF1のレベルにレギュレーション以外は殆ど達していないマシンを懸命に操り安定した走りを見せてくれているので、もっと良いマシンに乗っているところを見たいですね・・・
どこか日本企業が彼のサポートスポンサーになってもらえないだろうか・・・

決勝は、フロントローにレッドブル勢、ベッテルとウェバー。
やっぱりレッドブルのマシンは鈴鹿とは相性がよいようです。


スタートは、直後に4台がクラッシュし、オープニングラップでSCが入る波乱含みの展開。

そしてそのレースは、事前の予想通り、ずっとレッドブル勢がリードし続けました。

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 04

圧倒的な安定感を見せた、セバスチャン・ベッテル。

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 05

ベッテルとのバトルも起こらず、1-2体制を、これまた安定的に維持したマーク・ウェバー。

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 06

レッドブル有利のコースにおいて、果敢に攻め続けるフェルナンド・アロンソ。


おおむねこの3台のトップ3は、トラブルが起こらない限りは覆らない感じで進む中、可夢偉はホームグランプリの期待に応えるパフォーマンスを見せてくれました。

常にポイント圏内でレースを勧め、タイヤ交換時のピットアウトでポイント圏外となりますが、ここから終盤にかけてが可夢偉の本領発揮!

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 07

とにかく、鈴鹿の、別に抜きやすいわけじゃないヘアピンで素晴らしいオーバーテイク。

私はヘアピンの直前の立体交差下の席で観戦してたんですが、まあ、しかけるしかける。
観客沸きまくりで、ちょっともう、サーキット全体が熱くなってましたね!

結果、可夢偉より上のポジションのマシンのリタイアもあり、最終的には7位入賞。
6位のシューマッハとのバトルも期待しましたが、これはちょっと届かなかったな。


てなわけで、最終的にはベッテルがポール・トゥ・ウィンとなりました。

公式リザルト
http://www.formula1.com/results/season/2010/839/6795/

熱いレースを見せてくれた可夢偉には、サーキット中から拍手が送られていました。

Forlyの徒然日記-2010F1日本GP 08


さて、その後はまた深夜に東名飛ばして変える予定だったのですが、10日は気温が上がって日差しもきつい中での観戦だったこともあり、大事をとって急遽もう一泊。
次の日の日中に渋滞に揉まれながら(3連休の最終日だったので・・・)帰りました。


余談ですが、初めてのF1観戦でしたが、同時にレースを写真で撮るというのも初めてでした。
普段風景と静物しか撮らないので。

で、動体撮影はとってもとっても難しいのね、ということを痛感しました(笑)

「F1だと基本は1/125秒で流し撮り」らしいのですが、まあ、流し撮りなんてするのは殆ど初めて(たまに列車を撮るときにするけど、スピードが違う)で、まったくお手上げでした。

普通に撮れるのは1/640秒までで、1/40秒0、1/320秒なら歩留まりはなんとかかんとかあがりますが、1/250秒になると殆ど失敗の中に幾つか成功があるぐらいで、1/125秒なんてまるで勝負になりませんorz

でも、やっぱり1/640とかで撮っていると全然スピード感が無くてしょんぼりな写真になるので、必死で1/400秒~1/250秒で頑張ってました。

あとは、歩留まりがあがらない理由としては・・・K-7のAF-Cがまるで役に立たないのが辛かった(笑)
「ペンタックスは動体はまるで駄目」ってのはよく聞く風評ですが、この日までは全然実感としては感じてなかったんですよ。でも・・・「ああ、なるほど、コレか」と。(笑)


また、ちょっと55-300ではレンズ性能的にもきつかったですね。
だからみんなサンヨンとか買うんだなぁ・・・

まあ、前述の通り、以上は余談。



初のF1観戦だったけれど、とても盛り上がりました。
とくに、鈴鹿サーキットがF1日本GPを「お祭り」として盛り上げる演出をちゃんとやってくれて、観客もそれにちゃんと乗っかっているのが良かったですね。
観戦人数自体は土曜日の荒天、2009年まででの日本チームの撤退による企業関連者動員が無くなったこともあり、伸びなかったみたいですが、現地ではそれは全然感じませんでした。
来年はブリヂストンの撤退もあり、さらに厳しいと思われますが、是非鈴鹿での開催は維持して欲しいです。
私も来年も予定があえばまた参加したいですね。


ではでは、以上、F1GP観戦参加日記でした。