こんにちは。
ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
本日は重大なニュースについて考えを述べたいと思います。
8月20日、神戸市中央区のマンションのエレベーター内で、住人の24歳の女性が胸などを複数回刺され、命を落としました。
先ず、お亡くなりになられた方とそのご家族に哀悼の意を表します。
本件の容疑者には前科があり、懲役2年6か月執行猶予5年の判決を受けていました。
この容疑者は、前科を隠して東京都内で会社員として勤務していたそうです。その勤務態度は良好だったといいます。
私はこの痛ましい事件を知り、本件のような人命に関わる、人命を脅かす事件を起こした全ての者に対し、長期にわたり精神科医等による専門的なプログラムの導入が必要だと考えました。
その必要性の示唆は、
受刑者との関わりがある専門家からも出ています。
犯罪を犯した者も、裁判や刑期を通して、自分が行ったことが過ちであると気づきます。そこで、裁判で反省の弁を述べたり、被害者家族に対して反省の手紙を送ったりします。
しかし、刑期を終えると再び犯罪に手を染めることがある。
これは、「人を殺めること」や「性的暴行」等に対する強い興味が野放しにされているからだと考えられます。生育歴も大きく関わっているかもしれません。このような歪んだ強い興味やこだわりを適切な方向へと導く治療や支援の重要性を感じます。これは、たとえその受刑者に極刑が言い渡されたとしても、被害者と被害者家族に誠心誠意、謝罪するために必要なプロセスだと思います。
犯罪を犯した者が刑期を終えて、誠の意味で社会復帰するためには、受刑者の気質や特性等に応じた再教育を時間をかけて行うこと、退所後も継続することが必要なのではないかと思います。
「共生」が、名ばかりのものにならないことを願うばかりです。
「共生」という言葉が現実となり、多様な人々が共に生きる社会になることを心から願います。