高橋まつりさんのおかあさま。

弟を喪って間もない頃
私の心の内を
いつも丁寧に聴いてくださった。
死にそうな私の心を
何度もすくい上げてくださった。
まつりさんも弟と同じで
金木犀が好きだったこと。
お亡くなりなる年に旅行で
ハワイにいらしていたこと。
そういうことを知ってから
まつりさんを
より一層、身近に感じるようになった。
まつりさんのおかあさまも同じような境遇で
何度も何度も
心がえぐられるような経験をされてきた。
川人博弁護士とのご著書を
家族と順番に読ませて頂いた。
日本の家族が読み終わったあと、
ハワイに送ってくれた。
みんなの色別の付箋が
叫ぶようにたくさん立っていた。
心に響くことばが
この一冊にたくさん込められていた。
【 過労自死という日本の社会問題 】
【 ハラスメントという人権侵害 】
私の気力が萎えそうなとき、
おかあさまの、特にこのお言葉を
すぐに思い出せるように
弟の遺影の前にリマインダーとして
フレームに入れて飾っています。
遺族の沈黙は
新たな犠牲者を生む。
馨、まつりさん、
そして
メディアには取り上げられていないけれど
過労やハラスメントで
自死された無数の尊い命たち・・・

ハラスメントや過労による自死が
日本のニュースから消えるまで
私たち遺族は発言し続けます。
自死者を出し、
責任転嫁する組織の、
その根本的な闇の部分をえぐっていく作業が
必要だからです。
自死者が出てしまってから動くのでは
取り返しがつきません。
まつりさんのおかあさまが仰る通り、
沈黙していては組織や社会は何も変わらない。
だからこそ
私たち遺族は発言し続けます。
弟が母校・玉川学園で
17年間教員として過ごしてきた時間や
生徒さんたちとの想い出の数々を
機械的にリセットされ
「なかったこと」にしないで欲しいから。
そしてこれ以上、
過労自死・被災者を出す社会に
なって欲しくないから。
高橋幸美様、
Thank you for being our guidepost.

