本日のユーロの動きと当局のスタンスに注目 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

特に材料は見当たらない中、後場に入ると豪ドル円やNZドル円などを中心に売りが加速。
個人のロスカットも一部見られたようですが、この下落の勢いは資本関係の売りのようにみえます。
輸出の場合は特定の通貨だけ売られることが多いことから今回はないとみてよさそうです。

ドル円もクロス円の売りに伴い91円を割り込み一時90円85銭まで下落。
この時点で円を買うというのはリスク回避の動きと考えてよさそうですが、何か釈然としないタイミングでの動きです。

ユーロへの介入警戒感からユーロの買い戻しが入ったばかりで、これで一先ず市場のリスク回避の動きが後退するという見方が出てきた状況です。
それを、敢えてこの時点で円を買ってくるというのは、介入はないとみてユーロが更に下落するとみてのことでしょうか。


ドル円は91円75銭から90円85銭まで下げ、76.4%戻しの91円ミドルまで戻した後で再び売りが出てきました。
上値の戻しを待っていたような売り方を見るとまだ完全に売り切れていないようにみえます。
91円付近で新規の買いが出なければもう一段の下値リスクも考えておく必要がありそうです。


今日のユーロの動きは重要です。
もし今日再びユーロドルの売りが強まり安値を更新するようであれば、その時の当局の反応で今後のスタンスが見えてきそうです。
目先1.24ミドルで抑えられるとすれば下値を目指す可能性が高まりそうです。