理由なき反抗 | ☆私の日常日記☆

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息子とともに生きて






小さな頃から叱られた記憶しかない大叔母から着物が送られて来ました。





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※綺麗な橙色に写ってるかな?お色は橙色です。





普通は紋が入っているのに紋がない汗





んでもって電話も来ました。





「それを着て春のお茶会に出席なさいね。」





……………何年も行ってませんが。




つーか、茶道なんて出来ませんが。




大嫌いな格式張った儀式のような空気。




さも「やってます」的な表情の親族。




気が付いたら、茶道なんか覚えたくない。




華道なんてくそくらえ!




っつー感じで同じような反抗的な態度の従弟とお茶を点ててるそばの木によじ登り、




おもちゃの拳銃持って大暴れしとりました。




暫くは黙って見ていた大叔母に、中学生になった年に、




嫌というほど、扇子で叩かれた。




「痛いよ!」




と2人で文句を言うと大叔母からこう言われた。




「来たくないのならば、何故行きたくないとちゃんと言えないの!!?」





もっともだと感じていながら、反抗的な態度は崩さず、




それ以降行かなかった。




でも、大叔母は電話口で言う。




「今年が最後になりそうだから、その着物を着てきなさい。

紋付きは貴女にはふさわくないから紋は入れませんでした。」





…………そっか、そんなに具合悪いんだ。




紋付き………嫌いだって知ってたんだ。






「でもさ、この色は派手過ぎやしませんか?

送り方が悪かったせいで皺くちゃだし。」




そう言うと、笑って大叔母は言う。




「皺なんて貴女には関係ないでしょう?」





うん。関係ないかも。





「悪いけれど私、片膝立ててお茶がぶ飲みするよ。」




「それが貴女の作法なんでしょう?

それで結構。」





解ったよ。




じゃあ行くよ。




でもさ、この色はどーだかなぁ?




「わざわざ貴女の色に染め直したのよ。

見せてちょうだいね。」





春になるまで、元気で居てください。




必ず行きます。




心から有り難うございます。




ちゃんと大人しくするよう努力します。




だから、春まで待っててください。