蔵の中 ~ねえさん、こんなことしてはいけないよ~ | 猫神佐殿の音楽ブログ

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月琴の猫神 ~ForeverLasting~

先日、横溝作品の映像化されたものを整理していたのですが、1981年公開の「蔵の中」をご存知でしょうか。肺病により旧家の蔵の中で生活する姉と彼女を慕う弟、近くに住む女とその愛人男性の二組の男女を描いたものです。

 

妖しく倒錯した耽美系の世界観は、横溝作品というより「これ江戸川乱歩じゃないの?」と言いたくなりますが、時系列的に、この作品の影響を受けての乱歩作品もあるとのことです。

 

 

また、主演で姉さん役の松原留美子ですが、なんか妙な違和感を感じていたのですが、後からニューハーフであることを知り「なるほど!」と頷いた覚えがあります。やはり何か不自然な感覚と言うのは理屈ではありません。

 

主役の弟君は一所懸命なのでしょうが演技がイマイチで、姉さん役の松原さんも、どうにもオッサン臭が漂っており、それほど美しくもない二人は、ちょっとミスキャストのように思いました。しかし時代変わって、LGBT法案が可決されるような時代となった今こそ注目すべき作品だと思うのです。

 

 

三人兄弟姉妹なんだけどー(隣の空き地にて)

 

 

こちらは兄と妹のカーペンターズです。「Now & Then」というタイトルのアルバムは多々ありますが、自分にとっての「Now & Then」はこれです。カーペンターズというとベストがベストと呼べるほどの名曲揃いですが、オリジナル版にこそ兄リチャードの小技の効いたセンスを感じることができます。

 

 

このアルバムは1973年に発表した通算5作目のアルバムで、レコードのB面では「イエスタデイ・ワンスモア」と、そのリプライズ・ヴァージョンに挟まれる形で、オールディーズのカヴァーをメドレーで演奏しています。アナログ時代はこんな小技も効かせることも可能でした。ちなみに、ほとんどの曲でカレンがドラムを叩いています。

 

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過去の遺産で勝負しています!?