ノルウェイ産の木材(鳥が飛んだ) | 猫神佐殿の音楽ブログ

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月琴の猫神 ~ForeverLasting~

「生き急ぐ」という言葉がありますが、これは「焦り急いで生きること」という意味です。限りある人生において、やるべきことやしたいことをただ行うのではなく急ぎ焦りながら行うことです。その急ぎ焦っている姿はまるで自分の命を短くしているかのようにも見えます。

 

この「生き急ぐ」という言葉は、焦って生きている状態のためネガティブな意味合いでとらえられることが多いですが、前向きに生きているため急いで見えることからポジティブな意味合いでとらえられることもあります。

 

 

ラバー・ソウルを聴きながらー

 

 

いつのまにか猫神北欧シリーズになっていましたが、村上春樹原作の「ノルウェイの森」1987年は空前の大ヒットであったので、家族が購入した本を読んだ覚えがあります。上下巻にわかれていて、たしか赤版・緑版だったと記憶しており、このたび画像で確認できました。

 

さて、今回の映画(2010年)ですが、実はどうにも好みでない役者さんそろい踏みで(メインの3人:ファンの方申し訳ない)なんだかなー状態だったのですが、皆さん非常に若く、まだ妙なアクの強さがないぶん自然に観ることができました。

 

 

原作の内容についてまったく覚えておらず、面白かったという記憶もないのですが、年齢を重ねたいま改めて接してみれば、また新たな発見があるかと思ったのです。

 

この作品の魅力は、メインの登場人物がみな少しおかしところにあるのかもしれません。主人公は性欲の強い草食系という不思議な存在で、ヒロインの一人はメンヘラ、もう一人のヒロインは活発でアクセル全開、行動規範のサイボーグのような上級生に、最後に謎の性行為という独自の世界観満載です。

 

小説でも映画でも、この作品を体験した方感想をお待ちします。

 

 

菩提を弔うために存在する。