DT Tokyu N-Gauge(18000内装ステッカー) | The Wonderful World of Disney

※国際鉄道模型コンベンション(2022)で展示されたKATO 18000系の試作品

 

⑫東京メトロ半蔵門線18000系(18102F)

2022/4/28、一時期途絶えていた東京を走る地下鉄シリーズ(通称メトロシリーズ)が復活の朗報。これまでKATOの半蔵門線系統では、東急5000系が特別企画品として発売されていただけで止まっていたため、嬉しい知らせとなった。メトロシリーズとしては、実に2年ぶりの製品化発表となる。18000系の走行範囲となる直通先路線の東急2020系や東武50050型といったラインナップは同時展開されておらず、本形式単独の製品化発表となった。また、この際に東京メトロ副都心線・有楽町線向け17000系が企画進行中の旨は記載されていたが、2022年10月時点では製品化の発表はされていない。18000系は、2022年5月には17000系と共に、鉄道友の会ローレル賞を受賞している。

※メーカー出荷日:2022年9月21日

 

KATO営業部@kato_team 

【ポスター公開①】 私鉄3社直通!東京メトロ半蔵門線が新登場。令和3年にデビューした最新鋭の18000系を製品化。スロットレスモーターを搭載し、Nゲージも最新の仕様で登場です。各線区に乗り入れる豊富な行先は別売のグレードアップシー… https://t.co/gEJX3oEW1P

2022年04月28日 11:00

 

【購入背景】

 5050系4000番台の派生として2018年1月に発売された東急5000系(特別企画品)が唯一半蔵門線を走る車両としてKATOから発売された形式であり、直通先路線を含めて長らく製品化されることがなかった。旧型車両8000系を置き換える目的として2021年8月より新型車両18000系の運行が開始され、この度KATOから本形式が製品化されることを受けて購入を決定した。

【購入店舗】

 ヨドバシカメラ・マルチメディア 横浜

【製品詳細】

 https://www.katomodels.com/product/n/metro_18000kei

【外装】

 行先:63S 各停 押上(グレードアップシールより貼り付け)

 乗務員室:加工なし

 連結器:密連カプラー(灰)に変更+E259系 車体間ダンパー取り付け

 ※2022年10月時点では313系5000番台のAssyパーツが市場流通ないため、代用で取り付け

【内装】

 Densha.me製の内装ステッカーを貼り付け(後述に別途まとめ)

【備考】

 製品化されるかは不明だが、2020系を「準急 押上」としたいため、それに合わせて設定

 

 

個人的には2020系と合わせて走らせたいので、KATOから製品化されることをわずかながらに期待しつつ、製品化予告されている17000系は発売されるまでに、動きがあるかどうかで、単独扱いにするかペアで走らせるかを決定したい。レンタルレイアウト等の諸問題を踏まえ、現時点では内装強化まで実施して試走は先送りにする。

 

 

Densha.me 内装ステッカー

 

※画像の転載防止のため、画質を大幅に落として掲載(記事自体は、個人の記録の意味でまとめ)

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【東京メトロ18000系】

 

Densha.meより上述のKATO 18000系に対応した内装ステッカーが、2022年10月3日に発売された。メトロ車両としては4作品目となり、東京メトロ10000系と比較すると難易度が二段階程上がっている。理由は、各車両にフリースペース(車いす・ベビーカー対応)が設けられており、その部分の窓に手すりが設置されているため、窓枠の切り抜きが全車両で必要となる。また、先頭車乗務員室においても細く切り抜かないといけない箇所があり、総合的に見ると5050系4000番台よりも難易度が高いと評価せざるを得ない。その分、仕上がったときの達成感はある。

 

 

Hikarie号のようなガラス面を再現するステッカーパーツが付属しており、こちらは先頭車運転室と客室の仕切りに使用する。また、過去の記事内容を汲み取って頂けたかは定かではないが、細かい運転台周りのパーツが予備として確保されているほか、車端部の優先席の背面部分のデザインが内壁と一体化している点が見受けられ、内装ステッカー自体がアップデートされたことが伺える。

 

<7号車 モーター車>

 

内装ステッカーの手慣らし工程として、モーター車から着手した。模型では7号車が該当し、座席部分とドア横の仕切りを貼り付ける必要がないため、他の車両に比べると切り取り工程は少ない。シートの真ん中には主に先頭車で使用するパーツ類の予備が収録されているが、ここでは使わない。1箇所フリースペースがある関係で窓に手すりがかかっており、これを器用にくり抜こうとするとこの部分が最初の関門と言えるだろう。

 

 

車体の分解に取り掛かるが、模型では四方をガラスパーツがはまっている状態で、内壁部分を取り外そうとしてもびくともしない。取り外すにはまず車端部の貫通扉(妻面)を内側に押すと、中から引っ張って取り外せる。

 

 

両端部の貫通扉(妻面)を外すと、内壁部分のパーツが取り外せるようになる。パーツを止めるツメ部分が非常に小さく、無理な力を入れると簡単にパキッと折れてしまうので注意したい。

 

 

 

切り抜く箇所を緑背景に当てはめてみても分かるように、窓ガラスにかかる部分が非常に細く、カッターの刃を入れ間違えると簡単に切れてしまう。

 

 

妻面に関しても細く切り取る箇所があり、取り扱いにも神経を尖らせる必要がある。なお、フリースペースがある側とない側で微妙にデザインが違うので、はめる位置を間違えないようにしないといけない。

 

 

10両分ある内装ステッカーの中で最も難易度が低い車両とはいえ、集中力の点からも半日以上はかかる大掛かりな作業となった。

 

 

<2~6・8~9号車>

 

中間車は、先頭車とモーター車を除く7両であり、デザインも内装設備も同じとなる。ただし、実車では奇数号車と偶数号車でフリースペースの位置が異なるが、内装ステッカーは全号車が同デザインとなっている。

 

【10/27追記】

フリースペースの件は、公式より訂正あり

 

 

車両の1箇所にフリースペースがある関係で、窓枠の切り抜きが必要になる。また、フリースペース部分は模型だと座席が設置されており、内装ステッカーはこれに被せる形でデザインされている。座席を撤去(物理的に破壊)してもステッカー自体は貼ることができるが、ここでは座席を残した状態で貼り付けた。

 

 

完成して室内灯を入れるとこんな感じ↓

 

 

フリースペースは車端部(上の画像でいうと左側)になるので、走行させたらあまり大きく目立たないとは思う。

 

 

<1・10号車 先頭車>

 

残すは最も難易度が高くなる先頭車2両となる。床と内壁は、中間車と同じ要領で進められるのと、説明書に従って貼り付ければ運転台まわりも貼り付けられる。

 

 

内装ステッカーには、グラスステッカーと呼ばれる透明素材のステッカーが同封されている。グラスステッカーは四隅に合わせて切り取るだけだが、そこに被せるステッカーは細かい切り抜きが必要となる。2つを合わせて貼り付けることで、運転席の窓ガラスを表現できるが、片面は糊部分がはみ出る形になる。

 

 

ちなみにグラスステッカーだけを貼り付けると白い壁の部分が浮かび上がらないので、単体で貼り付けても意味はない。両脇の手すり部分で高度なカットスキルが要求される。(自分の技量ではこの細さが限界...)

 

 

 

客室のライトが乗務員室にも入るので、東急5050系4000番台に比べると乗務員室部分のリアリティを感じられた。通電したときの達成感は半端ではなかった...。(これだから内装ステッカーはやめられない)

 

 

 

Densha.meからは、この18000系以外に東武50070型の製品化予告が出ている。こちらは東横系列に入るので、製品化された際は、別途記事化を予定している。また、後述するがKATO 50070型をベースにした50050型を保有しており、これも合わせてご紹介できたらと思う。田園都市線5000系車両やKATOから製品化予告のある17000系に関しても、内装ステッカーの発売を頂けたら嬉しい限りである。今後の展開にも期待!

 

 

 

18000系の内装ステッカー(詳細)は、下記リンクを参照

 

 

 

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18000系に関する記事はここまで

以下は、個人の所有車両と近況アップデートなので、余談程度に↓

 

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過去に東急東横系統のNゲージ車両を記事としてまとめたが、東急田園都市系統のみピックアップして再紹介。

 

 

 

④東急田園都市線 5000系(5103F)<特別企画品>

 

【購入背景】

 Disney CRYSTAL MAGICのPIXARラッピングがされた編成と同一編成が製品化されたため、購入即決

【購入店舗】

 ヨドバシカメラ・マルチメディア ルフロン川崎

【製品詳細】

 http://www.katomodels.com/product/n/tokyu5000

【外装】

 行先:04K 急行 中央林間 (付属行先シールより貼り付け)

 乗務員室:グリーンマックス東急5000系・Y500系行先表示ステッカーより貼り付け

 連結器:E259系 車体間ダンパー取り付け

【内装】

 独自の内装ステッカーを貼り付け

【備考】

 田園都市線の過酷な混雑状況を支えた6ドア車の製品化を待ち望んでいるが...。

 

 

⑪東武伊勢崎線50050型 しんちゃんデザイン(51055F)

 

【購入背景】

 KATOから東武50070型の製品化を受けて、同じ東武50000系シリーズの50050型に着目。東急シリーズでいくつかラッピング編成をつくるうちに、固定のラッピング編成があっても良いのでは?と思い、クレヨンしんちゃんのラッピング編成にたどり着く。しかし、KATOから50050型は製品化されておらず、グリーンマックスから製品化されているのみのため、興味本位でKATO50070型をベースに床下部分の差し替えを実施した。ちなみに調べてみると、グリーンマックス製のモーターをTOMIXやKATOに差し替えている例は意外にも少なくはなかったが、編成全体を差し替えている例は確認できなかった。

【購入店舗】

 基本セット:TamTam秋葉原店
 増結セット:ポポンデッタ有明ガーデン店

【製品詳細】

 http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM50568-569.pdf

【外装】

 行先:72T 久喜(東武50000系対応 行先ステッカーより貼り付け)

 乗務員室:東武50000系対応 行先ステッカーより貼り付け

 連結器:密連カプラー(灰)に変更+313系5000番台 車体間ダンパー取り付け

 連結幌:ツメ部分だけをカットしてボンド接着

【内装】

 独自の内装ステッカーを貼り付け

【備考】

 ボディと一部パーツのみグリーンマックス製だが、それ以外はKATO製の仕様

 実車と搭載機器は異なるが、走行性を重視し、ATO機器等の差異については手を入れていない

 2021年にクレヨンしんちゃん30周年を迎えたが、ラッピング編成は運行に至らず...

 

<GM→KATO化メモ>

※上はボディがKATOで床下はGM、下はボディがGMで床下がKATO(パンタ・クーラーもトレードしている)

 

GMでもKATOでも、20m通勤車両の車体長はNゲージ設計でも同じとなっているため、モーター車を含む中間車はそのまま床下をトレードしてもすっぽり当てはまる。ただし、両社ツメ部分がかみ合わず、単純に床下にボディが被さっているだけなので、ちょっとした衝撃で外れてしまうのでその点は取り扱いを慎重に行う必要がある。

 

台車まわりについてはGM製はアーノルドカプラーつきの一体型の台車で、隙間から金具が見えている点はさすがGMクオリティとも言うべきだろうか。こうした点は十何年と変わっていない部分である。

 

 

GM製はあくまでも見た目だけが売りのため、車内の座席部分は再現されていない。仮に室内灯を組み込んでも、内装はすっからかんなので、雰囲気は出るかもしれないが、それでもKATO製に比べると劣る点は否めない。床が再現されているわけでもなく、座席もなくな構造は長年変わっていない。このクオリティでKATOよりも価格が1.5倍~2倍以上高いのだから驚きである。昔から製品化の企画料だと思っている。

 

パンタグラフは、台座部分をKATO→GMボディに対しては若干内側に縮め、GM→KATOボディに対しては若干外側に広げて押し込んでいる。特にボンド接着はしていない。クーラーに関しては、KATOとGMでトレードしているが、2か所あるツメ部分の位置が合致しないので、ツメ部分を削ってボンドで接着している。ヒューズボックスはトレード不可のためそのままGM製を残している。パンタグラフの配管部分はGM製の方がくっきり再現されているように見え、この部分だけは評価できる。

 

この改造で最も困難だったのは先頭車の差し替えで、こちらは両社で設計が全く異なるので、当てはめるのに苦戦した。

 

※左はKATO 50070型のボディと床下、右はGM 50050のボディに合わせて削ったKATOの床下(ライト周りを大きく削った)

 

KATOは行先点灯するが、GMは行先点灯がないシール表示のため、ボディー内部の構造も大きく異なる。後に製品化された同系列では行先点灯ができるように改良されたらしいが、クレヨンしんちゃんシリーズは残念ながら点灯対応していない。(無理矢理点灯させるには、行先部分を強引にくり抜かないといけないが、ボディと一体化しているのとそれなりの厚みがあるので失敗したら替えがきかないため諦めた)

 

ライト周りもKATOとGMで設計が異なるので、KATO側の床下ユニットの一部を物理的に削ってGM側のボディ構造に支障がないようにしている。前面に関してはかなり不格好ではあるが、ボディを当てはめるとその部分は隠れるので見た目には問題はない。逆にGMユニットをKATOボディに当てはめることができなかったため、基本セットの売却は諦めた。ちなみに先頭車のアンテナはAssyパーツを当てはめているのでこちらもKATO製となる。差し込む穴がGM側の方が狭いので、KATO側のパーツを一部カットして差し込んでいる。

 

先頭車の改造が地味に大変だったこと、一部画像にも映っているような印刷のズレ、行先表示が点灯しないなどの点もあり、残り4種類あるラッピング電車の導入は見送った。同じようにGMから製品化されている2020系・6020系をE235系ベースに改造することも視野に入れていたが、先頭車の改造が容易でないことを受けて諦めた。その点は、KATO社に製品化頂くことを強くアピールしていきたい。

 

 

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その他、Nゲージ関連でのアップデート

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【KATO スロットレスモーター】

2021年10月以降に、KATOから「スロットレスモーター」が発売された。これは、従来の製品に搭載しているモーターよりも、低速域で走行できるようになっているほか、走行時のモーター音が静かになっていることが大きな特徴となっている。前述の東京メトロ18000系は、このモーターが採用されている。緩急退避などの発着を頻繁に繰り返す走らせ方をしているのもそうだが、以前より加速時に急発進する挙動が気になっていたので、物は試しに導入することにした。

 

KATO営業部@kato_team 

【KATOブース②】 技術開発のコーナーでは現在開発中の次世代モーター「スロットレスモーター」の実演展示を実施!「コギング」と呼ばれる回転時のカクツキを極限まで低減。今までにない超スロー走行が可能なうえ、余分な振動を抑えることで高… https://t.co/MQUuR605Qx

2021年08月15日 15:10

 

KATO営業部@kato_team 

【低速+静音】 プロジェクト進行中の新形モーター「スロットレスモーター」は、安定した低速走行、静かなモーター音が特長です。新形モーターを搭載した313系の走りだしをご覧ください📹 #秋のKATOまつり https://t.co/WfL0o8lo8K

2021年11月07日 10:24

 

 

 

先行販売という形で、2021年11月にホビーセンターKATOで開催された「秋のKATOまつり」で、店頭販売分が若干数発売されたことを受けて、試験的に導入を決めた。物は試しにというところで2つ購入。言うまでもなく、モーター車の分解を伴うため、メンテナンスに慣れていない人は間違っても手を出してはいけない領域となる。

 

交換手順は、スロットレスモーターのパッケージ部分にあるQRコードから確認することができるので、そのページ内にある動画を参考に組み立てを行っていく。動画は、限定公開の設定となっているため、埋め込みできないのでURLのみ↓(いつ消されるか分からないが...)

 

 

 

 

動画を参考に、組み立てをしていくものの、最初は苦戦してしまったが、30分程度で交換することができた。逆に分解するついでに、金属部分を交換してしまうのも手かもしれない。所有車両の一部には、Densha.meのステッカーを貼り付けているが、上の写真でいう右側の車端部分だけ本体から剥がす必要がある。剥がれるのはその部分だけのため、それほど大きな影響はない。

 

 

試験走行は、IMON大井店の高架線で低速域と高速域などのテストを実施した。横浜店のように勾配走行ができないが、緩急接続ができるタイプのレイアウトの方が、発車と停車を繰り返しやすいため、こちらの店舗を選択した。

 

AKIRA(S)@t_l_akira 

スロットレスモーターを積んだ車両の試運転にIMON大井店に。うまくスロースタートを回せられなかったけど、出だしから8割くらいのスピードまであげてこんな感じに。スケールスピードの観点だと、スロットレスモーターでも安定した走行に感じた。 https://t.co/o1aLdoDqJa

2021年11月13日 15:16

 

AKIRA(S)@t_l_akira 

スロットレスモーターで恩恵を受けるのは低速域もそうだが、走行音が圧倒的に静か。最初の青ガエルが通常モーター(購入時搭載済み)、Y500がスロットレスモーター。お値段は高いけど、この走りなら全部交換していきたいかな。 https://t.co/4YEGW8BMpt

2021年11月13日 15:24

 

遊び方次第ではあるが、加速時の急発進と停車時の急停車の挙動が改善されているため、発車と停車を頻繁に繰り返すような動きをするにはベストという感想。ただし、スロットレスモーターはKATO製のパワーパックとの相性を前提に設計されているため、KATO以外のコントローラーを使用した際は低速域の走行は期待できない。逆に高速域は、従来モーターよりも若干スピードが落ちるが、スケールスピードで走行させる分にはそれほど影響ないように思えた。高速域でのモーター音がかなり静かになっているのも、このモーターに変えて良かった感じたポイントとなる。

 

大きなデメリットとしては、TOMIX製 電動ポイントの上を通過すると磁力の関係で勝手にポイントを切り替えてしまう。ポイントの種類にもよるが基本的には本線走行であれば支障はないが、側線側に進路が向いていると磁力の影響で本線側に切り替えられてしまう傾向にある。回避策としては、市販のスチールシートをモーターユニット部分に合わせて切り抜き、貼り付けることでポイントの誤動作を防ぐことができる。スチールシートを1枚貼り付ける(磁力でくっつける)だけなら、カバーをかぶせることに支障はない。

 

 

ポイントの誤動作は磁力の強さによって引き起こされるため、スチールシートを貼り付けて磁力を弱めることで誤動作を防ぐといった形になる。ポポンデッタで試走する限り、ポイントを切り替えてしまうような挙動は確認できなかった。(相変わらず、ポポンデッタのレールコンディションが悪く、期待する低速走行は試せなかったが)

 

 

モーター単品のお値段が高く、販売元はKATO直営店のみという縛りはあるが、値段に見合う走りを見せてくれたので、東急・メトロシリーズの所有車両は全てこのモーターに交換した。そもそも、KATOからメトロシリーズ復活が叶わなかったので、新規車両導入分の予算が浮いていたのが購入の決め手ではあった。また、感染症拡大中やレイアウトの通電不良の悪化に嫌気がしてポポンデッタ等の利用を控えていたことも理由の1つでもあった。

 

もちろん、線路コンディションに大きく左右されるので、従来モーターであっても低速域での発進についてはそれほど大差はなく、スロットレスモーターに変えることでスピードが落ちるため、特急などの高速域で走らせるような扱い方をする人には向いていないと思われる。また、展示走行のようにずっと走りっぱなしにさせるようであれば、交換する意味はほとんどないので、賛否両論分かれるところではある。

 

2022年6月発売のサンダーバード(683系4000番台)から製品への組み込みが実装され、KATOの一部販売店のみAssyパーツとしてスロットレスモーターが発売されている。なお、2023年2月に東急5050系4000番台が再生産されることを受けて、基本セットの動力車がスロットレスモーターに差し変わった状態で発売されることが予告されている。

 

 

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ちょっとした雑談

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メトロシリーズとしては、実に2年ぶりの新規製品化であり、同時に17000系の製品化も予告されている。2022年10月現在では、23年2月に東急5050系4000番台の再生産が決定しているものの、メトロシリーズおよび直通先路線に関する動きは出ていない。なお、この再生産では動力車がスロットレスモーターに変更となる以外に、外観上の変更(相鉄直通対応)はされないことが明らかになっている。車番違いでうまく組み合わせれば、実車で登場した東横線版Qシートへの発展も繋がったであろうだけに、少し残念な展開となった。

 

18000系を手にした模型ユーザからは、直通先でもある東急2020系の製品化を望む声が出ており、自分もそのうちの1人である。東急だからという点もあるが、2020系はJR山手線E235系と共通設計を取り入れた車両であり、首都圏の広範囲で直通運転をしている点からも、ぜひラインナップに加えて欲しいと思い続けて早2年、2020年中に製品化されるどころか、18000系に合わせて発売されることもなかった。兄弟系列としては大井町線6020系もあり、首都圏では珍しい1両だけの座席指定車両「Qシート」を連結しており、18000系とも緩急接続で横に並ぶ機会も多い。7両編成という長すぎず短すぎずなコンパクトさがあるものの、2編成しかないということから製品化されることはまずないにせよ、少なくとも2020系に関しては製品化に踏み込んで欲しかったと思う。


田園都市線の5000系はJR東日本でも実現しなかった6ドア車3両を連結していたことがあり、田園都市線の混雑を物語る姿でもあった。現在はホームドア設置を理由に全ての6ドア車は廃車されているが、鉄道史にも残る姿は是非ともラインナップには加えて欲しい。5000系は特別企画品として製品化されているだけに留まっているが、対象の編成は6ドアの組み込みは行われていない。KATOの傾向からして特別企画品として出したものは今後同じようなものは出ないよというメッセージ性があり、6ドアを含めた編成が製品化されることは可能性も含めて低いのだろう。

 

コロナ禍の影響も大きいかもしれないが、定年退職を迎えたシニア層が目立ってきており、KATOもそれに合わせる形で国鉄時代の車両などの製品化する傾向にある。前述したようにメトロシリーズは実に2年ぶりの復活という形となったが、現時点で半蔵門線の直通先車両の製品化には至っていない。今回の18000系は次世代の最新鋭車両の位置づけで製品化されたわけだが、一説には予告が出ている17000系を最後にシリーズに終止符を打つような噂も出ている。新横浜線に合わせて目黒線系統から製品化頂けたら嬉しい限りだが、こちらも車種が多岐に渡るので望みは薄いだろう。既に予告されている東京メトロ17000系が目先の楽しみであり、発売された暁には記事のアップデートを予定している。

 

 

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最後に

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