日本政府が1都3県を対象とした緊急事態宣言を発令する方針が固まったことを受けて、東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーは現行の閉園時間を21時から20時に短縮することが発表されました。日によって開園時間は9時の場合と10時の場合がありますが、閉園時間だけが20時に固定されます。対象期間は、2021年1月8日(金)から同月31日(日)までとなり、緊急事態宣言発令中の2月7日を前に時短を解消するようです。
1月28日は、もともと貸切営業の関係から閉園時間が18:30となっていますが、この時期は年間を通しても閑散期にあたり、例年だと19時閉園が続く期間です。そのため、この時期も20時まで営業している点が珍しく、一時期非難を浴びたスタンバイパスに関しても夜時間帯は撤廃されてアトラクション天国な状態になるような気はしています。緊急事態宣言が出されている中でも行くは行くと思いますので。
公式リンク: 20210106_01.pdf (olc.co.jp)
近隣の商業施設「イクスピアリ」も飲食・物販合わせて20時までの営業となることが発表されています。
イクスピアリは1/8~短縮営業(20:00まで)となります(1/6(水)更新)|施設案内|イクスピアリ・IKSPIARI
【公式】運営カレンダー|東京ディズニーリゾート (tokyodisneyresort.jp)
ちなみに、緊急事態宣言が噂された頃からかどうかは分かりませんが、東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーのチケット販売状況は、売り切れている日は見当たらず、ワンデーチケットだけが△になっている程度で、それ以外は買える状況でした。
私も先日行きましたが、パーク側は感染症対策などはバッチリ構えているものの、来園者側が顎マスクやソーシャルディスタンス無視など意識が欠けている状況が見受けられ、安全か危険かで言われたら後者ではないのかと思うところです。
なお、臨時休園明けの7月に比べると、アトラクションの待ち列に並んでいる際の飲食がNGとなったほか、顎マスクを含むマスクをしていない人への声がけは徹底されていました。それでもソーシャルディスタンスを守る人よりも守れない人の方が多いのが現実ですが。
昨年4月に発令された緊急事態宣言では、両パークの休園、近隣施設の営業停止、舞浜リゾートラインの本数減便と終電繰り上げなどの対応を行っていましたが、今回の発令では経済活動を維持することが目的のためか、これらの処置は実施せず、営業時間だけが短縮という形となります。果たして意味があるのか?という疑問が残りますが、良くも悪くも休園という事態は避けられたようです。
夜20時以降の外出自粛が出ている中で、来園者と従業員(キャスト・社員)の帰宅時間が20時を超えるのはどうなのかとは思いますが、必要最小限の自粛で乗り切るのは確かですね。再度休園となった場合、今後のイベントやエンターテインメントは絶望的なものとなりますので、何とか軌道修正して元のパークに戻ることを祈るばかりです。
対した話題ではありませんが、舞浜リゾートラインの新型車両Type-Cの第2編成(ピーチ)が搬入され、試運転が開始されました。これにより、現行のType-Xのピーチ編成は近々離脱すると思われます。Type-Cが2編成になることで、日中2本がType-C同士になる可能性も出てくるため、Type-X同士が運行される頻度も減ることが予想されます。これも時代の流れですね。
果たして東京ディズニーシーは20周年を無事迎えられるのでしょうか...。