Shanghai Disneyland - 04 (Toy Story Hotel) | The Wonderful World of Disney

Toy Story Hotel

 

 

上海ディズニーリゾートには、ディズニー直営ホテルが2つあります。そのうちの一つ、「トイストーリーホテル」に、6/16から6/18まで2泊3日滞在しました。

 

 

トイストーリーホテルは、言うまでもなくPIXAR映画「Toy Story」シリーズがテーマとなったホテルで、閑散期は一部屋1万円台で宿泊できる価格設定になっています。現在はオープン後ということもあり繁忙期設定で一部屋2~3万円台の客室が一般的となっています。ホテル内にはフードコートのようなレストランが一つあるだけで、宴会場は用意されていません。先月オープンした東京ディズニーセレブレーションホテルのトイストーリー版と思っていただければと思います。

 

外観はおもちゃの持ち主ANDYの部屋に描かれている空と雲の模様のデザインとなっています。建物の壁のほとんどが客室の窓ガラスになっていて、当然ながら外から中は見えないようになっています。

 

 

6/16の朝、荷物を預けにホテルに行ったところ、入口でキャストが出迎えてくれました。手厚い歓迎ってやつですね。この日だけでしたけど。上海ディズニーリゾート内のキャストは、コミュニケーションの一環で「Have a magical day!」と声をかけてきます。そのまま訳せば「魔法のような一日を!」ってことです。アメリカのディズニーランド・ディズニーワールドでも同様にキャストがゲストに声をかけるきっかけをつくる魔法の言葉として使われます。もしも現地に行かれる方、声をかけられたら、「Yoo too!」(あなたもね!)って返すとお互いが笑顔になれますよ!

 

 

ホテルのチェックインは15時から、チェックアウトは11時までとなっています。多くの宿泊者がパークで遊んでからチェックインしようとするため、夜のショー終わり21時から23時はチェックインカウンターが混む傾向にありました。

 

 

先ほどの通路を横からみると、おもちゃの箱のようです。

 

 

 

ホテルの入口左にはロッツォの名前がついたショップがあり、トイストーリーのグッズをはじめ、ディズニーピクサーやパークで扱うメジャーなグッズまで置いてありました。ホテルのロビーともつながっています。

 

 

 

そして、チェックインしにホテルに一度戻ったところ...

 

 

ウッディとジェシーが出迎えてくれました!東京ディズニーリゾートではまず考えられない感動体験ですね。後日Twitterで分かったのですが、天気が良ければ中庭でグリーティングしているようです。チェックインした6/16はあいにくの小雨でした。

 

 

中庭にはウッディやバズの巨大モニュメントが飾られています。

 

 

 

 

館内には、映画「トイストーリー」シリーズ(1・2・3)で流れる名曲が流れるほか、東京ディズニーシーのトイストーリーマニアでも使われているBGMが流れていました。トイストーリー好きにはたまらないでしょうね。

 

そして、宿泊した客室がこちら。

 

 

二人部屋で最も安いタイプです。今回の旅では、パーク滞在がメインなので寝泊まりできればいいレベルだったので、これくらいのキャパシティで十分でした。

 

 

 

 

湯沸かし器とコーヒー・紅茶・緑茶、ミネラルウォーター4本がついています。中国の水道水を飲みたくないという人はミネラルウォーターを沸騰させればOKです。現地の方々でも中国の水道水を好んで飲む人はいないに等しく、一定ランク以上のホテルであれば、ミネラルウォーターが無料で提供されているところがほとんどです。

 

夏場は特に、ミネラルウォーターをパークに持っていくことを強くお勧めします。というのも、そもそも普段ミネラルウォーターすら飲まない私ですら水分補給を求めたくらい喉が渇きます。こんなに水がおいしいのかと思う一面も出ていますから、カバンに1本は水を確保しておきましょう。パーク内外問わず、ミネラルウォーターはどこでも売っています。

 

写真に少し写っているので、触れておくと、トイストーリーホテルの客室にあるコンセントは3種類のタイプに対応しています。日本やアメリカと同じAタイプ、フランスと同じCタイプ、そして三口が特徴のOタイプです。電圧は220Vで、携帯電話やノートPC等の海外電圧に対応した電子機器であれば、そのまま差して充電できます。一番安いタイプの部屋に宿泊しましたが、客室内には5カ所にコンセントがありました。

 

 

スリッパとショッピングバック(麻袋)は持ち帰りOKです。スリッパはTDRのディズニーホテルよりも厚めでしっかりしたつくりでした。

 

 

シャンプー類のアメニティーはH2Oブランドでした。小瓶なので、すぐ使いきってしまいますね。アメニティーは一部屋一式ずつしか置いてないのでグループで宿泊される際は取り合いにならないよう注意したいですね。

 

 

当然ながら客室に電話が置いてあるのですが、フロント呼び出しすら分からず、マニュアルも置いてなかったので、アメニティーの追加発注はしませんでした。中国語に自信にある方は要求してみてください。普通のホテルであれば、シャンプーくらい余計にくれるでしょう。香港ディズニーランドのホテルでは追加アメニティを注文すると追加料金が発生することは確かです。

 

 

客室によって電波状況の良し悪しがありますが、WiFiが完備されています。

 

 

こちらはノートPCから接続を試みたときのスクリーンショットで、部屋番号(Room Numbe)と苗字(Last Name)を入力して、下の同意(I have read and agree to the Shanghai Disney resort WiFi service statement)の欄のチェックボックスにチェックを入れて「Connect」をクリックして、インターネットに接続する形になります。スマホでも同じです。ただし、中国の通信規制があることに変わりはないため、ここからVPNの接続を行わないとTwitterや日本のサイトに接続することができません。通常のポケットWiFiと違うのは、VPN接続がなくてもFacebookは見れました。

 

 

客室は5Fから8Fの4フロアです。中国では、4という数字が「死」を連想させる縁起の悪い風習があるため、ここ上海ディズニーリゾートでも「4F」が存在しません。

 


上海ディズニーランドならびにディズニータウンへは、10~15分間隔で運行されているシャトルバスを利用します。

 

 

中国(上海)は、右側通行なので、バスの扉は右側に設置されています。左側通行の日本とは逆です。青いカラーリングが特徴ですが、ミッキーは左側にしかプリントされていません。

 

 

 

滞在した6/16から6/18の期間は、パークとホテルを直通で結んでおり、ディズニーランドホテルには立ち寄りませんでした。また、滞在期間中は朝の7時からの運行でした。朝8時に開園するには、かなり遅めの設定であり、少なくとも6時30分までにはセキュリティーゲートには辿り着いていないと開園に出遅れます。

 

 

そこで、トイストーリーホテルから上海ディズニーランドまで歩くことで、宿泊組よりも先にパークに向かうことにしました。トイストーリーホテルは上海ディズニーランドのトゥモローランドの裏に位置しています。別に難しいルートではなく、バスと同じルートを辿れば、ディズニータウンの端からパークエントランスまで行くことができます。参考までに、上海ディズニーランドのエントランスまでを載せておきます。

 

 

トイストーリーホテルのバス乗り場の右手に歩道があり、これを道なりにまっすぐ進みます。

車道には、高級車が止まっています。

 

 

 

私が乗ることはまずないでしょう(笑)

ホテルを左目にホテルの入口(玄関口)を目指します。

 

 

 

ず~っと歩くと、守衛さんが立っているゲートが見えてきます。逆から入るときは宿泊証明がないと通してくれません。道なりに進むと目の前に横断歩道があるので、ここを渡って右に進みます。信号の先に見えるのは、トゥモローランドの裏側です。

 

 

 

あとはこの道をまっすぐ進むだけです。

 

 

途中、横断歩道が見えてきます。ここはバス・タクシーターミナルの入口で、歩道がないため、歩きの場合はここを横目にまっすぐ進みます。

 

 

横断歩道を渡ると看板があります。道なりにまっすぐです。

 

 

 

すると、目の前に歩道橋が見えてきます。歩道橋の右手に一般ゲストの駐車場が、左手が上海ディズニーランドのエントランスです。

 

 

歩道橋の真下に左へと続く道があるので、ここを左に進みます。

入ってすぐ左にお手洗いとバスターミナルDがあります。

 

 

 

トイストーリーホテル行きのバスはバスターミナルAに到着し、同じバス停から出発します。

 

 

その先に進むと駐車場からの歩道橋と合流するので、左奥へと進みます。

 

 

 

左手に見える看板の先(白い帽子の女性の左側)にスタバがあります。

道なりにまっすぐ進むとパークのセキュリティゲートが見えてきます。

 

 

 

8時開園で、蒸気船ウィーリーの噴水は7時に水が噴き出しました。8時開園の際、セキュリティゲートは7時過ぎにオープンします。6時半よりも前はほぼ全員が駐車場からのゲストのようです。メトロの駅からゲストがやってきたのは7時を過ぎてからでした。なので、8時開園の際はホテルを6時過ぎに出て、6時半前までには到着しておきたいところです。ホテルからセキュリティゲートまではAKIRAの足で徒歩15分でした。歩くのが遅い方は20分くらいを目安に捉えて頂ければと思います。

 

 

さて、次回はいよいよパーク内に入ります!

 

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各国のディズニーホテルの中でも1点だけ注意したいポイントがあります。それは、ホテルのレセプションでは「外貨両替(通貨)」ができません。ホテル内にATMが設置されており、そこから引き下ろすことはできますが、対応したカードでないと現金を引き下ろすことができませんでした。私の操作が誤っていた可能性もありますが、ホテルでそのまま両替ができないケースはこちらが初めてでした。また、上海ディズニーランド園内でも外貨両替(通貨)には対応しておらず、同様にATMから引き下ろせとだけ言われます。

 

最寄の空港である上海浦東空港にも両替所がありますが、手数料で700~800円ほど取られてしまうため、おすすめできません。パーク内の一部ワゴンや現地までのタクシーでは現金が必要となるため、日本を出発する前か、上海市内の両替所で少し多めの両替をすることをおすすめします。

 

これになんで気づいたかというと、6/17の夜にディズニータウンのスターバックスに寄った際、システムエラーでレジが使えず、クレジットカードも使用できないトラブルがありました。また、市内で買い物をした際も同様にレジ関係のシステムトラブルに遭遇していました。現金はある程度持っていたのでそこで支払ったまでは良かったのですが、調べてみると帰りのタクシーの料金が足りない状況に陥ってしまいました。また、現地からタクシーで帰った人の情報だと、運転手によって遠回りのルートで行ったり、中には倍以上の金額でぼったくられたりと、時間が過ぎるにつれて不安感が溜まっていきました。レジのトラブルだと、レシートも発券されないので、言葉で説明するしかありません。

 

6/18の帰る日に両替できないことが発覚し、ダメもとでディズニータウンのスターバックスに事情を説明しに行きました。基本的に英語が通じず、唯一Christmasさん(←ニックネーム?)という女性の店員さんが英語を話せたので、昨日のシステムエラーの件と近くで両替ができない事情を説明しました。マネージャーや店長とも根強く交渉をしていただき、出た答えが153元のグッズ(折り畳み傘)をカードで支払う代わりにその分の現金を渡してくれるということでした。店長と話をしているときも隙をみて「Don't worry,it's OK.」と声をかけていただき、喉が渇いているだろうと水まで出してもらいました。無事カードで会計して、現金を受け取ることができました。後から写真を撮っておけばよかったと後悔していますが、このChristmasさんがいなければ、今回の旅が悲劇で終わっていたでしょう。お店を出るときにはディズニーキャストと同様「Have a Magical Day!」と言ってくれたあの笑顔は忘れられません。

 

今まで中国人に対してはマイナスイメージでしか接してこなかった自分に深く反省したと同時に、こうした心優しく、他人のピンチに真摯に事を受け止めてくれる人がいたことに物凄く感謝しています。もちろん、スターバックスコーヒーが、ただコーヒーを売るだけのお店でなかったことは今回の旅で証明できたエピソードです。世界は違えど、これからもスターバックスを応援するとともに、いつかまた上海に行く機会があれば、もう一度Christmasさんに会って御礼を言いたいです。届かぬ思いだと分かっていますが、些細なトラブルを救っていただいた感謝だけはしてもしきれません。是非このブログを読んだ方の中で上海ディズニーリゾートのスターバックスに足を運ぶ機会のある方は、お店の方にこの出来事をお伝えいただけたらと幸いです。もちろん、自分も何かしらの形で恩返しができるよう、このことは忘れずにいたいですし、そういう意味でもブログに書き残しておきます。

 

 

※トイストーリーホテルの内容とは関係がありませんが、差し込む場所がここしかなかったので、この場に記載しました。要するに上海ディズニーリゾート内での通貨両替はできないよ!ってことをお伝えしたかっただけです。ちなみにトイストーリーホテルから最短ルートで浦東第一ターミナルまでは約80元です。この最短ルートはできたばかりで、地元のタクシー運転手でも知らないで少し遠回りのルートを通ってしまうそうです。中には確信犯もいるみたいですが...。また、浦東空港はANAなどが発着する第2ターミナルは、空港内をぐるりと1周するため、少しだけ値段が上がります。私が帰るときに利用したタクシーは、上述した少し遠回りのルートを通り、第2ターミナルで下車して116元でした。高速道路の地図を印刷して、この道を通って行ってくれ!とオーダーしたり、荷物が少なければ第1ターミナルで下車して、そこから歩いて向かうだけでもかなり値段に響くはずです。時間が許されるなら地下鉄で空港に向かった方がお安いんですけどね。

 

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