Shanghai Disneyland - 02 (ANA) | The Wonderful World of Disney

ANA (NH919 / NH968)

 

 

上海ディズニーランドに行くにあたり、往復はANAを使いました。羽田や成田から格安航空会社LCCも就航はしていますが、初めて行く地であることと、値段があまり変わらなかったのも決め手でした。行きはNH919便(成田空港9:50発、中国浦東空港11:50着)、帰りはNH968便(中国浦東空港1:45発、羽田空港5:40着)でした。行きの便は、午前中に到着後、市内およびDisney Townの視察、帰りの便は夜遅くまで遊んでからそのまま帰るという計画でした。帰りの便はさており、オープン前日に寄った上海市内の様子と上海ディズニーランドまでの経路を簡単に紹介していきます。


今回は行きが成田空港からの出発でした。羽田空港国際化に伴い、成田空港がかなり遠いイメージとなっています。値段を気にしなければスカイライナーや成田エクスプレスが速くて快適ですが、それだと味気ないので、今回は格安で成田空港へ行ってみました。それは、東京駅から高速バスに乗るという手段です。お値段も1000円と手ごろです。

 

 

JR東京駅八重洲北口から徒歩3分の位置から出発している「Tokyo Shuttle」という高速バスを利用しました。JR東京駅から成田空港までは約75分、お値段は事前予約・前払いで900円、当日利用で乗車時の支払いで1000円です。当日支払いの場合、SuicaやPasmoでも精算可能です。スカイライナーが日暮里~成田空港間2470円と比較してもかなり安いです。

 

東京駅のバス乗り場は、ヤマダ電機の「Concept LAVI TOKYO」店の近くです。乗り場は3レーン用意されていて、道路側から先発・後発・後々発に分かれていました。出発時間の10分前までは事前予約者のみが先に通され、空いた座席に当日利用のお客さんを乗せていました。今回は事前予約をしていたので、乗り場の係員と運転手に名前と人数を告げるだけでOKでした。

 

座席は45席とジャンプシート10席のMAX55人まで乗れます。ただ、手荷物で一座席分埋めている人が半数いました。スーツケースなどの大きな荷物は、貨物室へと預け、代わりに引換券を受け取って乗車します。東京シャトルは、JR東京駅を出て、首都高宝町料金所から入り、木場から湾岸線を通って成田空港へと向かいます。途中、東京ディズニーリゾートの横を通過します。

 

 

参考までに各ポイントの通過時間をメモしておきます。

6:00 JR東京駅(八重洲北口) 出発
6:05 首都高宝町料金所 通過
6:12 新木場(湾岸線) 通過
6:15 東京ディズニーリゾート 通過
6:28 海浜幕張(湾岸習志野料金所) 通過
6:38 四街道 通過
6:51 空港(高速道路出口) 通過
6:55 成田空港第2旅客ターミナル北棟 到着
6:57 成田空港第2旅客ターミナル南棟 到着
7:03 成田空港第1旅客ターミナル 到着 ←ここで下車

 

といった流れでした。成田空港第2旅客ターミナルの北棟と南棟は、ターミナルの端から端に移動しているだけです。第2から第1へは途中信号に引っかかったため、6分かかっています。東京シャトルの終着はLCCが入る第3ターミナルです。朝と夕方は、高速道路の通勤ラッシュに当たるため、所要時間が最大30分遅れることもあるそうです。順調に行けば、東京駅から成田エクスプレスを使うのとあまり差がないため、今後もこの東京シャトルを利用します。

 

成田空港を朝出発する便を利用する場合に一つ注意点があります。それは、一部保険会社のカウンターや飲食店を除いて、7:30からオープンします。これは、出国審査場や外貨両替所、WiFiの引換カウンターも同じです。

 

空港でWiFiのレンタルをするのもすっかりおなじみのやりとりになりましたが、中国への渡航へは一つ注意しないといけないことがあります。それは、中国・国営のファイアウォールの存在です。ホテルで有線・無線LANに接続できても、閲覧できるサイトや利用できるSNSは限られています。これは、中国共産党が自分たちに都合の悪い情報を外部からアクセスされないように国をあげてブロックしているからです。

 

簡単に言うと、通信規制によって中国本土でWiFi(インターネット)につないでも、LINEやTwitterが見れないということです。これは特定の会社が提供しているWiFiルータを除いて、この通信規制を回避することができなくなっています。これを唯一回避する方法が「VPN」という技術です。ここから先はITの技術知識になってくるので詳細は割愛します。要はVPNという技術を利用すれば、中国にいても日本のサイトやSNSが利用できるということです。期間中Twitterに現地の様子をツイートできたのも、このVPNを使ったからこそできたことです。香港も同じ中国ですが、こちらは規制が一切ありません。上海ディズニーランドへの渡航の際は、このことを理解した上で、事前の準備が必要となってきます。

 

 

さて話をANAに戻します。

 

 

あいにくの曇り空の下で出発しましたが、雲の上は美しい青空が広がっていました。そんなことはさておき、ANAでは期間限定で「Zootopia」が上映されていました。

 

 

映画館でまだ見ていなかったので、ちょっと得した気分でした。ディズニー映画らしい要素や主人公の思いが強く伝わるストーリーに感動しました。

 

成田空港から上海(浦東)空港までは約3時間のフライトですが、途中機内食のサービスがありました。

 

 

メニューは、「とろとろ玉子の鰻玉丼」の1種類のみでした。見た目通りの味です。個人的には、機内食独自の味付けが好きで、忘れた頃に食べたくなってくるんです。

 

帰りに乗った便は深夜2時ごろに機内食のサービスがありました(笑)

 

 

メニューが中国語で書かれていたので正確な名前は分かりませんが、温野菜が入ったメニューでした。こちらもメニューは選べない1種類の提供でした。さすがに、深夜2時に食べたら気持ち悪くなりますよ(笑)

 

中国への入国には、入国カードの提出が義務付けられています。

 

 

DEPARTUREとARRIVALでカードが切り離せるようになっていて、入国時はARRIVALのCARDを回収され、中国出国時にDEPARTUREのCARDが回収されます。書いてある項目の通りに書けば問題ないでしょう。

 

 

フライトマップを見ても東京から上海(浦東)まで行くのと、東京から那覇に行くにはさほど距離が変わらないことが分かります。香港と同様、時差も日本と1時間しか変わりません。

 

上海(浦東)空港に到着すると、とある看板が出迎えてくれました。

 

 

グランドオープンを前日に控えた今回の旅の目的地です。

 

 

ここから先は、一度市内のホテルまで無料のシャトルバスを使い、一旦荷物を預けて、もう一度空港に逆戻りしました。というのもプチ市内観光をするためです。ブログを見ている人にはそんな情報はいらないと思いますので割愛します。

 

ANAは上海(浦東)空港のTerminal2に到着します。2016年6月現在は、空港からメトロもしくはタクシーを利用するかの二択しかありません。タクシーで向かうのが妥当です。

 

メトロやリニアは、Terminal1とTerminal2の間に位置しています。

 

 

 

リニア(現地では、Maglev)とメトロとセットになった一日乗車券がありました。水色がリニア片道利用+メトロ一日券、ピンク色がリニア往復利用+メトロ一日券です。せっかく上海に行ったので、記念にと思い乗車しました。

 

 

 

改札の横にチケットセンターがありましたが、英語は一切通じませんでした。たまたまパンフレットを持っていたので、指差しで購入できました。JCBは使えました。改札の前にX線検査機が用意されていて手荷物はすべて機械に通すよう指示されます。一部メトロの駅でも同様の検査機を通す必要がありました。リニアは4両編成で、席は自由席でした。

 

 

 

一応、運転席は見えます。

 

 

車内には速度計の表示がありましたが、Maxスピードでも0km/h表示でした。実際何km/h出てたかも不明です。進行方向左側に座ると数秒間ではありますが、上海ディズニーリゾートが見えます。気付いたときにはシャッターチャンスを逃しましたが...。

 

 

 

ものの5分ほどで、リニアの終着駅Longyang駅に到着します。この先は、建物で塞がれているため、市内への延伸はなさそうです。場所的にもかなり不便な場所です。

 

 

 

この駅は浦東(プートン)空港から出ているメトロ2号線と接続しています。メトロの場合はここまでに10駅あり、途中駅で対面の列車に乗り換えないといけないという魔のトラップがあります。路線図上は一本の線ですが、空港から8駅目の「Guanglan Rd.」で空港までの路線と市内からの路線が分断されています。正確には対面に停車している列車に乗り換える必要があります。これを知らないで乗ると、途中で進行方向が変わり、再び空港へと戻ってしまうので注意してください。ちなみに私は市内からホテルの最寄り駅に行こうとした際にこのトラップに引っかかって、市内まで戻ってしまいました(笑)

 

メトロで上海ディズニーランドへ行くときは、Longyang駅からメトロ16号線に乗り、「Luoshan Rd.」駅でメトロ11号線に乗り換えると目的地にたどり着けます。

 

ここからはプチ市内観光です。Longyang駅からメトロ2号線で5駅行ったLuziazui駅には有名な建物があります。

 

 

言わずと知れた上海を代表するテレビ塔ですね。私の目的地はここではなく...

 

 

 

ここです。

昨年オープンし、今年で1周年を迎えたアジア最大級のディズニーストアです。写真で見たときは、ここが上海ディズニーランドの最寄駅かと思いこんでいました(笑)

 

 

テレビ塔のすぐ脇に位置しています。時計台になっている塔は、クロックタワーと言って、一定の時間になると、イッツアスモールワールドみたいに音楽に合わせて人形が出てくる仕掛けになっています。

 

 

 

お店の前には1周年の記念モニュメントがありました。

店内に入ればそこはもうディズニーの世界です。

 

 

 

 

 

 

ディズニーストア 東京ディズニーリゾート店に比べてもあまり広いとは感じませんでした。子供~大人の女性向けのグッズが多く、私が欲しいものは特にありませんでした。

 

 

店内には、上海ディズニーリゾートのグランドオープンまでのカウントダウンが表示されていました。現地の人からしたら待ち遠しかったでしょうね。

 

 

先ほどのクロックタワーのもとには、ミニー、ドナルド、プルート、グーフィーのブロンズ像が飾られていました。

 

 

 

 

 

市内観光と言っても、ここしか寄りませんでしたけどね(笑)

 

 

さて、ここからは、メトロを乗り継ぎ、今回の旅の目的地に向かいました。前乗りというか、事前チェックですね。

 

 

Luziazui駅からメトロ2号線でLongyang駅に向かい、そこからメトロ16号線でLuoshan Rd.駅まで行きました。するとこの駅で乗り換える11号線の行き先方面に「Disney Resort」の文字があります。将来的には延伸するため、この表示が見れるのは今だけです。

 

 

Disney Resort駅までは2駅です。

 

 

 

到着すると、駅にはディズニーらしいデザインが!

 

 

11号線はこの駅が終着駅なので、列車は乗客を降ろすと引き込み線へと回送され、そこから折り返して反対側の乗車ホームへ入り、乗客を乗せて市内方面へ向かいます。

 

 

ホームドアにはディズニーキャラクターのシルエットが描かれており、列車がホームからいなくなると...

 

 

ホームの反対側の壁に描かれた背景と合わさると、上海の有名な街並みが浮かび上がる仕掛けになっています。ドナルドの他に...

 

 

 

 

 

通称ビック5と呼ばれている5匹のキャラクターが描かれています。

 

 

 

反対側の乗車用ホームは、市内の一般的な駅と同様、ディズニーキャラクターは描かれていない普通のホームドアになっています。

 

 

 

改札階へと向かう階段、エスカレーターにもさきほどのキャラクターのシルエットが描かれています。

 

 

改札を出ると、そこは上海ディズニーリゾートです。

写真にも写っていますが、ファミマがあります(笑)

 

 

困ったときはここを利用しましょう。ファミマTカードは使えません(笑)

 

 

11号線は将来的に上海(浦東)空港へ延伸する計画となっています。地図を見ても、空港からそう離れていないことが分かります。写真の「2号*」と書かれている場所が空港で、「11号*」と書かれた文字の右上が上海ディズニーリゾートです。

 

 

 

出口は4方向あり、1番出口が上海ディズニーランド側です。ただし、1番出口は入口専用となっているため、中から外には出れませんでした。なので、4番出口から出て左に行く必要があります。

 

 

 

外に出れば看板が立っているので、迷わないかと思います。

 

 

後は道なりに進むだけです。

 

 

 

蒸気船ウィーリーの噴水が見えたら、目の前は上海ディズニーランドです。

このエリアを横切ると、商業施設「ディズニータウン」があります。

次回の記事で、ディズニータウンをご紹介します。

 

上海市内へ行く、戻る、帰るときは、来た道を戻るだけです。

 

 

特にディズニー感のある駅ではないですね(笑)

 

 

メトロを利用する際に注意しておきたいことがあります。スリが多いというのは海外あるあるとして知られていますが、中国のお国柄な部分です。それは、「降りる人を先に通す」という考えがありません。「我先に」の精神が根強いお国柄ですので、降りるときはもの凄い勢いで乗ってきます。接触・ぶつかり合いも日常茶飯事です。特に怖いのが終着・始発駅で、同一ホームで乗り降りがある場合、降りる人よりも乗る人が先に乗ってくるので、降りるのに一苦労です。これが通勤時間帯と重なると面白い地獄絵図となります(笑)

 

特にスーツケースを持っているときは注意しないと、乗る人の勢いに負けてスーツケースや荷物が持っていかれるので注意してください。また、上海ディズニーランドの園内放送でも流れますが、市内へのメトロの終電が早い傾向にあります。閉園時間の22時を過ぎると、戻れなくなる可能性があるので、事前に調べて乗り遅れにならないようにしてください。


また、上海市内のメトロはダイヤ通り動いていますが、発車ブザーが鳴ったと同時に車両のドアとホームドアが閉まります。よほどのことがない限り再開閉はしないので、駆け込み乗車はある意味危険です。そうそう、上海のエスカレーターは右側が立ち止まる側で、左側が歩く側になっています。基本的には両側ともに立ち止まる人が多いですが、左側から押してくる人を見かけたので、あえてここに書いておきます。

 

こういうこともあるので、結果的には空港からタクシーを使った方が速くて便利です。今回は、到着した6/15にディズニー直営ホテルが稼働していなかった(プレス向けのため一般ゲストの宿泊不可でした)ので、やむなくメトロを利用しました。次行く機会があれば、間違いなくメトロは利用しないです(笑)