Disneyland Resort - 38 (Paradise Pier) | The Wonderful World of Disney


Paradise Pier



Pierとは英語で桟橋という意味で、エリアの入り口の桟橋から広がる古き遊園地をテーマにしたエリア、パラダイスピアです。DCAのメインターゲット層である若者以上を狙ったジェットコースター「カリフォルニアスクリーミン」をはじめ、遊園地でおなじみの観覧車や回転ブランコがあります。個人的に、世界のディズニーパークのテーマランドの中で最も気に入っている場所です。



2009年にエリア全体がリニューアルされ、夜の「World of Color」の演出に合わせて湖が大改造されました。また、そのテーマに合わせて、既存のアトラクションのバックグラウンドストーリーを刷新するなど、ここ10年で雰囲気ががらりと変わってしまいました。残念ながらフリーフォール型のアトラクション「マリブーマー」はリニューアルに伴い撤去されてしまいました。


昼間は古き遊園地、夜はまた違った姿を見せてくれます。


リニューアルに伴い、オープン当初から流れていたSurifing U.S.AなどをテーマにしたBGMが廃止され、TDLのワールドバザールやTDSのトイビルトロリーパークで流れているようなBGMに変わってしまいました。個人的にも気に入っていたBGMなのでちょっと残念ですね。気になる方は、YouTubeで「Paradise Pier Music」などで検索してみてください。



夜のショー「World of Color」開催に伴い、一部アトラクションは夕方過ぎにクローズしたり、ショー時間帯のみ運営を見合わせる場合があります。日によって運営方法が変わるため、アトラクション入口に立つ看板を見るか、ゲストリレーション(インフォメーションセンター)にて確認する必要があります。


DCAがオープンした当初、このパラダイスピアに合わせて、ディズニーの直営ホテルになったホテルがあります。パーク内からもその存在を確認できる「Disney's Paradise Pier Hotel」です。



このホテルはもともと「Emerald of Anaheim」という名のホテルで、日本の東急グループが出資して建てられたホテルです。その後、「Pan Pacific Hotel」という名に変わり、DCAオープンに合わせて今の名前に変わりました。私が子供のころ訪れるたびに名前が変わっていたことを覚えています。


一部客室は、道路を挟んでパーク内が見えることからパークビューという形で部屋が用意されています。パークの真横に位置しているため、ホテルの客室からパーク内の風景は見えるものの、夜のショーに関しては雰囲気だけ味わえるのかなと思います。


こちらのホテルは、宿泊者だけが専用の通路を使ってパラダイスピアの専用ゲートからこのエリアに入園することができました。どういう理由かは分かりませんが、この通路とゲートは廃止され、「Disney's Grand Californian Hotel」の専用ゲートから入園するルールに変わりました。



California Screamin



カリフォルニアスクリーミンは、DCAおよびパラダイスピアを代表するアトラクションで、DCA建設当時から注目を集めていたコースターライドです。パラダイスピアの3割近い敷地にこのアトラクションのレールが敷かれています。ここDCAがDLよりも高い年齢層をターゲットにしており、このアトラクションの身長制限も122cmとリゾート内で最も高く設定されています。



見ての通りジェットコースターで、急降下はもちろん1回転します。オープン当初から最先端のリニアモーター技術が採用されており、スタートはわずか数秒で89km/hに達します。リフトチェーンはなく、最も高い地点にもリニアの力で登ります。ディズニーパーク内のアトラクションながら、パークの外側の景色が見えます。



ライドは全部で6色(紫・青・緑・黄・橙・赤)あり、1編成6両、計24人まで乗車できます。乗り場の司令塔には、下の写真のようなカードが表示されており、次にどの編成がくるかが分かるようになっています。




レーンは左右の2か所にあり、例えば右のレーンに乗客を誘導するキャストがいたとすると、GR06に案内したら、次にくるのはOR03、その次はYR02という見かたです。これは緑の編成に1人分座れない座席がある関係で、乗客を割り振るキャストへの合図と、一部常連客への合図にもなっています。車いすなどの対応により、到着パターンがずれるたびにカードが入れ替わります。




座席中央にスピーカーが用意されていて、音楽と連動して走る仕掛けになっていて、自然とScream(悲鳴)をあげてしまいます、ここに来たら乗らないと損する、そんなアトラクションです。ファストパス・シングルライダー対象のアトラクションで、今も若い層を中心に人気があるアトラクションです。最前列は希望すれば乗車できます。あっさり乗れることもあれば、何台か待たされることもあります。視界を遮るものがないため、昼夜問わずおすすめの座席です。


最後に写真撮影があり、やや左上を見るとカメラ目線になります。カメラの場所は分かりやすい位置にあるので比較的カメラ目線を狙いやすいです。



夜の「World of Color」の時間帯は運休となります。ショー終了後も運営を再開することが多いようです。この影響で、夜遅くの時間帯のファストパスは発券されません。