Disneyland Resort - 20 (Disneyland Monorail) | The Wonderful World of Disney

 

Disneyland Monorail System


ディズニーランドモノレールシステム(以下、モノレール)は、ここディズニーランドとダウンタウンディズニーステーションを結ぶアトラクションです。パーク内からパーク内に戻ってくれば、アトラクションとして利用でき、パーク内からパーク外であれば移動手段として利用できます。

 

もともと、パーク内のスペースが足りないこともあり、パーク内を飛び出します。世界のディズニーパークで現実世界に飛び出すのはこのモノレールだけです(笑)


個人的に昔から「フロントキャップ」と呼んでいるのですが、4名だけ運転席にある展望席に乗車することが可能です。利用する際は一度キャストに声をかけて確認する必要があります。

パークの外側を通るため、バックステージが丸見えな部分もありますが、モノレールからでないと見えないディズニーランド・リゾートの景色が楽しめるため、初めてディズニーランドを訪れる方にはおすすめのアトラクションです。上の写真のように「フロントバック」といって進行方向の逆の展望席に乗車することも可能です。


今回乗車したのは、このモノレール・オレンジ。

モノレールは全部で3色、レッド、オレンジ、ブルーです。

 

操縦席は、こんな感じ↓



 




では、フロントキャップから見える景色を、写真とともにご案内します。

 

トゥモローランドステーションを出ると、ロケットロッズとオートピアをくぐり抜けるように、すぐパークの外へと飛び出します。



パークを出ると直線が続き、最高速度まで速度を上げます。

左を見れば周辺ホテル群、右を見ればバスターミナルが見えます。

 

 

 


カーブを曲がると、ディズニーカリフォルニアアドベンチャーの敷地内を通過します。駅は設置されていないので、猛スピードで通過するだけです。




ほんの一瞬だけ、DCAのブエナビスタストリートが見えます。

その先は、コンコルドフラッド周辺を通過します。



茶色の建物は「ディズニーグランドカリフォルニアンホテル」です。

TDRのホテルミラコスタに相当するホテルで、パーク直結型です。

客室棟を突き抜けるため、ここでモノレールは速度を落とします。




正面にはディズニーランドホテル、左にはパラダイスピアホテル、右にはダウンタウンディズニーが広がります。



大きくカーブするとダウンタウンディズニーステーションに到着します。

下の写真左下にはパークへの入園ゲートが写っています。



信号の上にはどこかで見たことあるキャラクターが...(笑)

ダウンタウンディズニーステーションでは数分間停車します。

ここで降りても良し、乗ったままでも良しです。

また、操縦するキャストもここで交代します。

 

この駅からフロントキャップに乗車することもできますが、乗っている人次第です。この駅でもキャストに一声かけて確認する必要があります。




バックステージ横を通過し、エントランスエリアに差し掛かります。



左を見ればディズニーランド、右を見ればディズニーカリフォルニアアドベンチャーです。ここでも最高速度で通過するのであっという間に過ぎてしまいます。





モノレールはバックステージ上を通過します。

バックステージが見える数少ないアトラクションの一つです(笑)



ここで、行きのレールと合流します。

モノレールは速度を落とし、再びディズニーランドに入ります。




レールをくぐりぬけると、ファインディングニモ・サブマリンヴォヤッジの上を通過します。



目の前にはマッターホルンが見え、右に曲がって直進するとイッツアスモールワールドが見えてきます。





ここで分岐点です。左が本線、右が車庫につながる支線です。ディズニーランド鉄道車庫の2階部分がモノレールの車庫になっています。

 

モノレールの架線はレールの右側にだけ張られています。

これはモノレールの左側からしかゲストが乗り降りしないため、ホーム上の安全を確保する関係で右側にしか張られていません。ちょっとだけ違和感を感じますが、ちゃんと「安全」が考えられているんですね。



ここで直進し、右手にマッドティーパーティーやアリスインワンダーランドが見えてきます。


マッターホルンに沿って左に大きくカーブすると、トゥモローランドステーションに到着します。



モノレールの右に走るのはロケットロッズの跡線です。

現在は使われていません。

 

到着後、続けて乗車することはできないため、すべての乗客が降ろされます。続けて乗るには、並び直さないといけません。

 

復路の操縦はDIANEさん。好意で撮影に応じてくれました。

当初3両編成だったモノレールは、次第に人気と注目を集め、輸送力を上げるため、今の5両編成となりました。現在は、開業当時のデザインに復刻されています。

 

最高速度は48km/hで、DLのスペースマウンテンの最高速度と同等のスピードが出ます。ある意味スリルライド(笑)

 

原則二編成の運用で、7・8分間隔で運行されています。

滞在した期間はブルーがメンテナンスのためお休みしていました。

車庫はディズニーランド鉄道の車庫の真上(2階部分)に位置しています。入線は、ダウンタウンディズニーステーションから回送されます。

 

このアトラクションがオープンしたのは1959年6月14日。

当時の副大統領リチャード・ニクソンとその家族が、開通式でテープカットを行い、最初の乗客としてこのモノレールに乗車しました。


アトラクションの導入エピソードに関しては、東京ディズニーリゾートを走るディズニーリゾートラインの各ステーション構内にパネルで展示されています。

 

ディズニーリゾートラインでは3/20までアナとエルサのフローズンファンタジーライナーが運行されています。



運行当初から東京ディズニーシーのイメージカラーを背負ってきたこのブルーの編成が、初のラッピングライナーとなりました。