Finding Nemo Submarine Voyage inspired by Disney Pixer's Finding Nemo
「ファインディングニモ・サブマリンヴォヤッジ」は、ディズニーランドがオープンしてから付け足された「サブマリンヴォヤッジ」をリニューアルして、映画「ファインディングニモ」の世界観を全面に出したアトラクションです。「サブマリンヴォヤッジ」とは、推進力に原子力を使用した潜水艦(原子力潜水艦)に乗って海の世界を見ていくという、当時最先端の技術が使われたアトラクションでした。その名残から今のアトラクション名にも「サブマリンヴォヤッジ」がつけられているのでしょう。
私が最後にインした10年前はまだ工事中だったので、初乗車のアトラクションです。ひときわ目立つ黄色の潜水艦に乗ると、窓に広がるのは海の世界です。潜水艦とはいえ、航路は決まったルートでしか動きませんが、一隻ずつキャストによって操縦されています。
上の写真では、手前が乗り場、奥の洞窟内部がニモたちが登場する海の世界です。
潜水艦の丸い窓からキャストが目視で操縦しています。
潜水艦の前後にパカッて開くフタがあり、中には乗り降りできる階段が用意されていて、そこから乗船・降船します。
潜水艦はジョイスティックによる操作で動く模様です。その他計器類はすべてボタン操作で行われるようです。到着前はジョイスティック横のマイクを使ってアナウンスします。
潜水艦の内部、進行方向向かって左の列が前から乗船、右の列が後ろから乗船します。中は狭いため、折り畳みいすが用意されそこに着席します。キャストは中央のコックピットに立って操縦します。
↑乗ってからすぐ窓の外を見ると...壁です(笑)
↓途中潜水艦の外からバブルの演出があります
バブルのトンネルを抜けると、視界が開けます。日中は太陽の光が、夜はライトアップされ、幻想的な空間が広がります。
窓は一席一窓なので、ゆったりと海の世界を楽しめます。船内にはスピーカーがあり、ファインディングニモにちなんだBGMが流れています。洞窟の中に入ると、ニモたちが遊ぶ海の世界へと入っていきます。
海の中にあるサンゴなどの造形の奥にスクリーンがあってそこにニモやクラッシュが投影されています。映画の物語に沿って展開していき、ニモの学校からクラッシュやスクワートと一緒に海流に乗るなどのシーンがありました。見るのに夢中で写真撮るの忘れてました(笑)
それくらい見ごたえのあるアトラクションだったということです。
アトラクションの最後(洞窟の出口通過時)もバブルのトンネルがあり、無事帰還することになります。このアトラクションに乗ってしまうと、もうTDSの海底2万マイルには乗れませんね(笑)
ファストパスは用意されておらず、日中でもスタンバイが40分越えでした。子連れに人気があったという印象です。マジックモーニング対象アトラクションなので、マッターホルンやファンタジーランドのアトラクションを一通り乗り終わったあとに並ぶのがベストかもしれません。
ちなみにこのアトラクションがオープンしたことにより、モノレールへの入り口が変わりました。
Autopia
TDLでいう「グランドサーキットレースウェイ」で、いわゆるゴーカートです。ゴーカートというくくりでみると世界5か所のディズニーランドに存在します。上海ディズニーランドには建設される予定はないとのことです。
ディズニーランドのゴーカートは、「オートピア」という名前です。
映画「カーズ」が公開されるずっと前から車に命が吹き込まれ、3種類のオリジナルキャラクターに扮したライド(車)に乗車します。TDLがカーレースを背景にしているのに対し、DLはドライビングという印象が強いです。
コースは、「ファインディングニモ・サブマリンヴォヤッジ」の洞窟部分の上を大きく周遊します。上空にはディズニーランドモノレールシステムやロケットロッズのコースが入り混じっています。
トゥモローランドのアトラクションですが、ファンタジーランドのマッターホルンが見えます。狭い敷地にいくつものアトラクションがあるディズニーランドならではの光景ともいえます。
コースは日本よりも気持ち長いです。また、サーキットではないため、一部デコボコ道(ダート)が存在します。
ファストパス対象アトラクションですが、空いていれば30分後に使えるファストパスが発券できます。ディズニーランドの中でも分かりにくく、行きにくい場所にあるせいか、15年ほど前から夜18時近くまでファストパスを発券しています。意外な穴場です。
ディズニーランドのオートピアに限り、あるカードが配られます。写真を貼ればオリジナルの免許証になります。日によって、キャストによって配布されるときとされないときがあります。
このアトラクションの原型は、ウォルト・ディズニーが手掛けています。また、オープン当初から「ゴーカート」は存在します。まだ車を運転できない子供や若者にも気軽に運転できる体験をしてほしいという思いからこのアトラクションができたと言われています。子供のころは親と乗り、やがてペダルに足が届き、一人で運転できるなど、子供の成長を見届けることができる唯一のアトラクションのように思えます。これもウォルト・ディズニーが子供たちに残した「夢」なのかもしれません。
東京ディズニーランドのグランドサーキットレースウェイは、ファンタジーランド拡張計画および決算説明会においてクローズする可能性が浮上しています。敷地面積に対して、収容できる人数が少ないため、よりキャパシティを確保したい運営会社にとってもいらない存在とも言えます。未だ人力でさばく必要があり、人が来なければ運営上稼働できない点もあり、オープン後、悪天候時、閑散期シーズンでは運営するキャストにとっても厳しいアトラクションかもしれません。
TDRでは、子供の成長を見守るアトラクション近々大人たちの手によってつぶれてしまうんでしょうね...