ブルーサイプレスの安全性 | forestwalkingのブログ

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2013年の暮れに、突然この世を去られた、理学博士 藤田忠男先生の研究を掲載していくブログです。

ブルーサイプレスの安全性
■ブルーサイプレスの1日投与量

ブルーサイプレスはオーストラリア産の精油だ。

ブルーサイプレス LD50 2,000 mg/kg 以上
これは急性経口および皮膚吸収毒性 (Brook 1996 による)
LD 50 は、その量で動物が半数死ぬ量。

体重60kgの人間では、120,000 mg に対応する。
通常、この量の1/600で服用できる。
120,000/600 = 200 mg
つまり、1日 200mg 服用しても安全だ。比重を0.95(25度、室温)(MSDS) 。
200/0.95=211mL

結論
精油ドロッパー1滴は0.05mLなので、
211/0.05=4211 滴以上 
これを1日に服用しても安全なことになる。 ブルーサイプレスは皮膚塗布、経口摂取でも安全な精油だ。


■文献

No. NA/507, National Industrial Chemicals Notification and Assessment Scheme, 1997 and therein.



■ブルーサイプレス施術での安全性

アロマテラピー施術でマッサージオイル20mLを調整し、濃度10%にすると考える。 このときの精油使用量は、20*0.1=2mLになる。
1日投与量は211mLなので、施術における精油使用量は2/211=0.9%にすぎない。 濃度20%に調整しても安全だ。

気体暴露による安全データは報告されていない。経口摂取や皮膚塗布から見積もってもよいが、 肺胞からの吸収もあり注意することは必要だ。揮発させる精油の濃度を適切に保つこと。

原液塗布による皮膚や目にヒリヒリする毒性は知られている。施術では原液ではなく植物油に希釈して使用することを勧める。