豊岡の名品、カバン産業のルーツは円山川流域の湿地?! | 美味しく、楽しく、生物多様性ブログ!~NPO法人森の都研究所

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生態系の専門家である前に一人の平凡な父親として、豊かな自然を子や孫に伝えたいから、処方箋を皆さんと一緒に考えていきたいと思います・・・

昨日の記事の続きで、ふと記憶に留めておきたい小さな記事をご紹介しようと思います


(⇒ 昨日の記事「祝!里地の湿地、国際評価!~ラムサール条約に豊岡・円山川流域登録 」 )



それが、こちら・・・


  神戸新聞ニュースで、豊岡市の円山川流域についての解説記事(2012年7月3日)なのですが、


    下の方まで読み進んでいただくと、小さく、


     「■かばん■ 豊岡の地場産業、かばん製造。・・・」 という記事があります。 ↓↓↓


     これが、さりげなく、とても注目すべき記事だと感じるのです



森からの贈り物 ~森の都研究所・丹波 ~楽しく暮らして生物多様性保全&地域再生?!-120703神戸新聞豊岡特集
  出典記事URL: http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005185438.shtml



豊岡の地場産業といえば、新顔の「コウノトリを育むお米」を脇に置くと、まず、かばん産業が有名です。

今見る豊岡のカバンといえば、革製品や機能性の高い合成繊維などがほとんどですが、そうした産業


の土台が、実は、豊かな低湿地環境を生かしたコリヤナギの栽培と「柳行李」づくりにあった、というのは、


なかなか結び付きませんでした。



コリヤナギ自体は朝鮮半島から持ち込まれたといわれる優れた素材植物ですが、もともと湿地でよく育


つ植物であることから、円山川流域の氾濫をかぶりやすい湿り気の多い土地が適していたのでしょう。



千年、二千年と地域の自然と対話し、創意工夫してきた先人たちの知恵の上に、現在の暮らし


の姿、まちの姿、あるいは産業の姿がある、ということを強く感じさせてくれる記事です。




☆ ☆ ☆


今夜も、皆さんに素敵な夢がたくさん訪れますように。。。
 

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