夜半に短い雷雨があったものの
その後はずっと曇り
ここの所ずっと曇り空
鴇色の空に会いたい
朝焼けの中
一日で一番綺麗な空気を吸いながら
オシイレに帰ろう
何も無いあの空間で
朝焼けの凛と冷えた温もりに潜り込んで
眠りにつきたい
鴇色の雲を纏って
眠りに着きたい
愛する朝の日よ
狂おしく動揺した
私の心を温め
せめて時が来るまで
私に待ち受けた
断罪の時刻が訪れるまで
せめて安らかな温もりと眠りを
なんて
灰色の空を眺め
ぼんやりと家路につくの
私がこれ以上おかしくならないよう
しっかりと
愛するこの手を握りながら