私にとっての魂の形は
大きく小さく固まった
光の粒の集合体
アナタの魂と、
ワタシの魂と
知らない誰かの魂と
話したり
遊んだり
歌ったり
空の雲から
吹きゆく風から
大海原から
ラジオから
テレビから
…ただすれ違っただけでも
少しずつ
少しずつ
光の粒を
誰か何かと交換しては
その人や物の魂の
色を取り込む
10年
20年…
袖摺り合った
魂たちと
魂の粒を交換し続け
色んな人に自分の色を渡し
色んな人からその色をもらって
七色に輝く
私にとっての魂の形は
大きく小さく固まった
光の粒の集合体
この体が灰になれば
七色の光は
依代を失い霧散し
あるいは誰かに吸収され
その人の色を変え
その人の色に染まり
あるいは空に散り
あるいは水に溶け
あるいは大地に根付き
私が私であった面影なく
人に
自然に
還っていく
誰の記憶になくなろうとも
かつて私だった欠片は
どこかの誰か何かに
あるいは吸収され
あるいはふわふわと漂い
私で亡くなって逝く
ただ、
星の巡りとともに混ざり続け
ただ
星の巡りに還るのみ
そして
もしかしたら
何かどこかの依代にたどり着き
また形を作るかもしれない
でも
それはもう
私じゃないんだね…
いま
ほら
これを読んでるアナタにも
ワタシの欠片をあげるよ。
アナタの欠片をもらうよ。
めぐる
めぐる
めぐる光は
星の光…
七色に輝く