目指せ!森林インストラクター。 -2ページ目

目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

今宵は、この歌を。

お正月もそろそろ…
三ヶ日も今日まで。
グータラと寝正月を過ごしてしまいました

さすがに、今日あたりからぼちぼちと動き始めていますが、未だ缶詰。
昨年の残務処理のため、PCに張り付いております。

本来は自然の中にあるべきなのですが、情けない新年を迎えております。
逆説的に捉えるならば、この時期しか家にいないというか
まとまった時間が取れないのも、また事実です。

今年の段取りと思い、もうしばらくは大人しくしています。

前回の記事では、三本柱について書きました。
具体的な関わりについて、今回は触れてみようと思います。

まず、自然体験・観察というところでは、月一回の定例活動としてボランティア的に関わっているものがあります。
「高尾山 Green Clean 作戦」 (11月の活動報告です)
参加できる月・できない月はあるものの、定例的にお手伝いさせていただいております。

こちらにもUPしておりましたが、ついつい忙しさにかまけてサボり気味になっていました。
FIT(森林インストラクター東京会)のHPには活動の様子が挙がっておりますので、ご参考までに。

森を育む活動は、「多摩の森大自然塾・鳩ノ巣フィールド」にて、スタッフとして学ばせていただいております。
月一回のイベントに加え、作業研修や新たなインストラクターの養成講座等、指導しながらも「実践・復習する良き場」として関わらせていただいております。
全てではありませんが、こちらからご覧いただけます
今月は年初めの山ノ神神事に立ち会う機会もいただけ、新年を迎えるに当たり気持ちも新たに安全を祈念したいと思います。

木材利用については、会を離れて個人として動き始めました。
形だけながら工房を名乗り、間伐材を使ったものづくりの試みを行っています。

夢工房 ポラーノ

アプローチは違えど、木のものをお届けすることで、下流から上流への橋渡しをできればと思っています。

インストラクターとして、山からの呼びかけを。
工人として、利用側からの働きかけを。

この両者が出会う所に、何か面白いことが生まれるんじゃないか。

そんな妄想に、心躍らせる年になればと思います。

本年も、よろしくお願いします。




ご覧いただき、ありがとうございます。

こちらをクリックしていただけると、励みになります。



これからも、応援よろしくお願いします!



とうとう、大晦日。
完全に忙殺された一年、スケジューリングの難しさを痛感しています。

楽しく有意義に過ごせた反面、自信で予定をコントロールしていくことも必要だと体感しました。

と言いながら、来年も2月まで既にギッシリ…
嬉しい悲鳴を上げております^^;

忙しさは、個人の活動に起因するもの。
まずはやってみること、そして認知していただくこと。
ようやく芽が出始め、オファーも少しずつながらいただけるようになりました。
ありがたい限りです。

森林インストラクターとして活動してきて、5年の更新時期を迎えています。
恥ずかしながら、かなり際どい時期に手続きはしたものの、無事更新できるのか不安です。

自身の経験では、二度と受けたくない資格No1です
それ程に難儀なものなのだと、改めて感じています。

そんな資格を得て、見合うだけのものがあったのか?
正直、実力の世界ですので、自分次第というのが答えだと思っています。

この5年は修行の期間。
経験を積み、何かを掴もうとやってきました。

次の5年はどうするか。
来年は、その試金石になるのかもしれません。

この活動の中で、私の思う三つの柱があります。

①自然の魅力を伝え、森へと導く
②人と森の繋がり=利用と保全の在り方を模索し、実現していく
③木材利用についての理解を深め、普及・促進していく合板

①は、公園などの身近な自然からトレッキングなども含め、その美しさや不思議さといったものを楽しさとしてお伝えしていくこと。

②は、さらに踏み込んで人が森と共にどう生きてきたのか、時代がどう変化して来たのか。
その明暗と、これからを考えていくこと。
人為による自然への干渉と、遷移による植生ステージとの関わり。
伐るべき森、守られるべき自然。その緩衝の在り様。
森の物語を紐解きつつ、人との関わりを考え実践の中で学んでいくこと。

③は、国産木材、延いては間伐材の利用啓発・促進に向けた取り組み。
製品化や利用実績において、実利として山へ貢献していくこと。

観察スキルにおいて、①ではまだまだ不安が残ります。
動植物の同定は必須のものながら、知らないことも多々あります。

それでも、なぜそれがそこに生き、あるようにそこに在るのか。
名前の先にある自然の不可思議を、共に考えることはできると思います。

②では実際の山作業を通じて、体験しまた指導させていただく中でお伝えできるものもあるのかと思います。
技術的な面だけではない、その歴史であり植生のなりたちであり、遷移と人の干渉との狭間で、小さくされどダイナミックに動いていく自然のありさま。
メタとマクロの視野を持って、フィールドに関わりシェアしていくことを目指していきます。

③の利用では、生産者の方とつながりができ、徐々にながら実績も作られつつあります。
とはいえ、僅かな製作活動で、膨大な木材消費を補うことはナンセンスだと分かっています。
焼き石に水かもしれません。

それでも、今できることを、続ける事。
ハチドリの一滴を注ぎ、見せていきたい。

石清水が集まり、河をなし海へ注ぐように。
目にした方が、消費の選択に何かを感じていただけたら。

木を使い山を元気にしていくことが、ライフワークになればと思います。

自ら伐りだした樹を使い、木製品を届け森へと還元していく。
人と森が繋がり、また新たな苗木を育てる。

青臭い理想論かもしれません。
森林インストラクターとして、一人の工人として。

人と森との「結び目」の役割を、果たしていきたいと強く願います。

更新が滞り、久々に書きこんでみたものの、実の無い演説になってしまいました。
来年こそは、何か持ち帰っていただけるモノを、提供できるよう努めたいと思います。
お久しぶりです。
なんやかんやとやっているうちに、立秋も過ぎ…

とりあえず、残暑お見舞い申し上げます
何となくOFFをいただいたので、夏休みの自由研究。
前から気になっていた事を試してみました。

それは、最近話題のロケットストーブ
もどきの燃焼試験です。

正式名称を、ロケット・マスヒーター。
燃焼室とヒートライザという強い吸引力を持つ煙突からなり、焚口からの一次空気を強くひき込みながら燃える様子から、ロケットストーブと呼ばれます。
煙突部分は断熱材で覆い、内部を高温に保つことでドラフトと燃焼効率を高めています。
未燃ガスも二次燃焼させるので、煙が少ないのが特徴。
本格的なものは、横引きの煙突により暖房などで熱回収をするものもあるようです。

要は、燃焼室と煙突が一体になったもの。
基本形状は、L字型になります。

用意したのは、
U字溝×2 (120mm)
U字溝蓋×1 (120mm用)
ブロック×2

ホームセンターで、入手できます。
なんだか、土木工事のような


で、こうなりました。

ロケットストーブ?


置いただけです。
何の説明もありません…

こんな簡単なもので、本当に大丈夫なのか?
半信半疑で、いざ点火します

焚口に近い方が風が起きやすいとのことで新聞と小枝を突っ込んで着火。
しばらくくすぶっていましたが、ほどなく火が回ります。
焚き火よりは楽に着いたように感じます。

火が大きくなるにつれ、徐々にドラフトが増していくのがわかります。
炎が奥に引き込まれるようになります。

ドラフト

ロケットストーブの所以である燃焼音がするようになり、煙もずいぶん落ち着いてきました。

せっかくの火なので、鳥皮なんぞを炙ってみたり。
見てみると、煙突の方まで炎が引き込まれているのが分かります。

ヒートライザー


ただの焼き鳥 f^_^;

否、燃焼試験です。

実感をまとめてみます。

着火時に煙は出るが、安定燃焼するとさほどでもない。
少ない薪でも高火力
ストーブのように燠を作るというより、常に薪をくべ続ける印象。
炭よりも薪に向いている


焚き火とあまり変わらないような感想になってしまいましたが、燃焼効率は良いようで火の着きは早く楽です。
煙も出ますが、焚き火のそれと比べるとだいぶ少なく感じました。

ただ積み重ねただけでも、ロケットストーブの原理は体験できました。
今回は遠慮がちに燃していたので、どこか場所を変えて、フル燃焼での性能試験をやってみたいと思います。

オカノタツナミ



幾重にも打ち寄せる波頭
飛沫と砕け届かぬ声
なお鳴り止むことを知らず
結実の刻を待つ

花は枯れ
土に伏すとも
種は引き継がれ
新たな芽を育む

咲き誇れ
謳歌せよ

霞野に萌ゆ
丘つ白波






ご覧いただき、ありがとうございます。

こちらをクリックしていただけると、励みになります。



これからも、応援よろしくお願いします!