番外編 ロケットストーブ(仮)、やってみました。 | 目指せ!森林インストラクター。

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日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

お久しぶりです。
なんやかんやとやっているうちに、立秋も過ぎ…

とりあえず、残暑お見舞い申し上げます
何となくOFFをいただいたので、夏休みの自由研究。
前から気になっていた事を試してみました。

それは、最近話題のロケットストーブ
もどきの燃焼試験です。

正式名称を、ロケット・マスヒーター。
燃焼室とヒートライザという強い吸引力を持つ煙突からなり、焚口からの一次空気を強くひき込みながら燃える様子から、ロケットストーブと呼ばれます。
煙突部分は断熱材で覆い、内部を高温に保つことでドラフトと燃焼効率を高めています。
未燃ガスも二次燃焼させるので、煙が少ないのが特徴。
本格的なものは、横引きの煙突により暖房などで熱回収をするものもあるようです。

要は、燃焼室と煙突が一体になったもの。
基本形状は、L字型になります。

用意したのは、
U字溝×2 (120mm)
U字溝蓋×1 (120mm用)
ブロック×2

ホームセンターで、入手できます。
なんだか、土木工事のような


で、こうなりました。

ロケットストーブ?


置いただけです。
何の説明もありません…

こんな簡単なもので、本当に大丈夫なのか?
半信半疑で、いざ点火します

焚口に近い方が風が起きやすいとのことで新聞と小枝を突っ込んで着火。
しばらくくすぶっていましたが、ほどなく火が回ります。
焚き火よりは楽に着いたように感じます。

火が大きくなるにつれ、徐々にドラフトが増していくのがわかります。
炎が奥に引き込まれるようになります。

ドラフト

ロケットストーブの所以である燃焼音がするようになり、煙もずいぶん落ち着いてきました。

せっかくの火なので、鳥皮なんぞを炙ってみたり。
見てみると、煙突の方まで炎が引き込まれているのが分かります。

ヒートライザー


ただの焼き鳥 f^_^;

否、燃焼試験です。

実感をまとめてみます。

着火時に煙は出るが、安定燃焼するとさほどでもない。
少ない薪でも高火力
ストーブのように燠を作るというより、常に薪をくべ続ける印象。
炭よりも薪に向いている


焚き火とあまり変わらないような感想になってしまいましたが、燃焼効率は良いようで火の着きは早く楽です。
煙も出ますが、焚き火のそれと比べるとだいぶ少なく感じました。

ただ積み重ねただけでも、ロケットストーブの原理は体験できました。
今回は遠慮がちに燃していたので、どこか場所を変えて、フル燃焼での性能試験をやってみたいと思います。