今朝の出来事です。
通勤電車の中で、私は座席に座って本を読んでいました。
すると、目の前の女性が気分が悪くなったのか急にしゃがみこんでしまいました。
4人連れだったと思いますが、他のメンバーは話に夢中で気付きそうにありません。
持ち物から察するに、これから旅行に行く様子です。
とりあえず席を立ち、その方に譲りました。
周囲の方も席を空けて、何とか鞄に横たわっていました。
朝でもありましたので、女性特有の貧血かな…と思い、様子を見ていました。
折角の旅行気分に水を差すのも、悪いようにも思いました。
2・3駅で私は電車を降りましたが、その女性は相変わらずの様子。
見兼ねた他の乗客の方が車掌さんに声を欠けた所までは分かりましたが、逆に安心のためその場を後にしました。
良くある日常の光景。
ですが、深い反省をさせられる出来事でした。
「備えよ常に」ですね。
常にインストラクターとして責任ある行動が取れるよう、不測の事態に対する準備の必要性を実感しました。
氏名等の身元確認は重要で、意識レベルを知ると共に、いざとなった時の連絡先の手掛かりとなります。
4連絡等、周囲の協力を仰ぐ
3救護の必要の有無をグループと協議(基本的に重病化防止の方向で)
2グループの責任者に今後の予定を確認
→周囲の観察(二次被害の予防)氏名・容態・心当たり等
1まず席に休ませると共に、状況確認
で、理想的対応を考えてみました。
そのどちらもできなかった事実をしっかりと認識したいと思います。
そして、とっさの対応ができることです。
重要なのは、これ他人事でなく自身の案内中にも「ありうること。
意識・呼吸はあったでしょうか。脈拍の確認も必要でしょう。
まず、適切な処置が取れていたのか。
もし重篤化していたらと思うと冷や汗ものです。