救急救護 | 目指せ!森林インストラクター。

目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。



いよいよ8月も末、森林インストラクターの試験も近づいてきました。



脳に詰め込まれた知識が、至るところでつい口をついて出ていることでしょう()





そのぐらいになれば、大丈夫。



血となり肉となって、成果を発揮されることと思います。





森林・林業・野外活動・安全教育と4分野について問われるわけですが、得意・不得意もあって苦労させられます。





以外に、安全教育や野外活動が落とし穴だったりするのですが…



受験者の方にも、この二つのうちどちらかを取りこぼした方が結構いました。





折も折、赤十字の救急法救急員養成講習を受講中なので、この辺に触れてみたと思います。





赤十字救急法とは、罹病・罹災から自分自身を守り、傷病者を正しく救助し、医師などに引き継ぐまでの救命・応急手当のことです。





救命手当…心肺蘇生法(気道確保・人工呼吸・心臓マッサージ)・気道異物の除去・AEDの使用応急手当…きず・骨折・急病の手当、搬送





あくまでも現状の悪化を食い止めるのが目的で、治療ではありません。



医師へ引き継ぐまでの一次処置なのです。





救護する際には、まず自分自身の安全の確保が重要になります。



安全の確保されていない場所へ、むやみに立ち入ることをしてはなりません。



二次災害を起こさない決意と、傷病者救護への信念。



この両方を併せ持つことが求められます。





手当てをした際は、必ず医師の診断を受けるようすすめてください。





当たり前のことですが、死亡の診断は医師がその資格において行うものなので、勝手に判断をしてはなりません。





手当の手順ですが、まず始めに観察をします。「手当ては観察に始まり、観察に終わる」と言われ、 重要な位置づけをされています。



傷病者の周囲の観察により、二次災害の危険を防止します。



同時に、傷病の発生状況・原因および証拠物もよく見る必要があります。





次に傷病者の全身を観察します。



ここで、ただちに手当すべき7つの傷病について挙げます。





意識障害・気道閉塞・呼吸停止・心停止・大出血・ひどい熱傷・中毒





どれも、一目で生命の危険を感じさせますね。



あわせて、生命の徴候もおさらいしておきましょう。





意識・呼吸・脈拍・顔色・皮膚の状態(汗・顔色・乾燥)・手足の反応





傷病者への飲食物ですが、基本的には与えないことです。



意識の無いとき、脳や内臓に損傷がある恐れがあるときや吐き気のあるときは、特に与えてはなりません。



手術の必要があるときもまた、同様です。





意識があり、傷病者が求める場合も口を湿す程度にし、嘔吐による二次事故を起こさないようにします。



ただし、下痢などによって物理的に水分を排出しているときや、ヘビ・ハチ等の毒を受けたり熱傷による水脹れで体の一部に水分が集まる状態では、水を与えます。







気をつけなければならないのが、ショック症状です。



血圧低下により、循環が滞ることで起こる様々な全身の症状をショックと呼びます。



ショックを起こすと、兆候が現れます。



覚えやすく、「ぐあいよそう」と語呂にしてしまうこともあります。結びつけて覚えましょう。





ぐったりしている・虚脱感



あせ(皮膚の状態)→皮膚が冷たく湿った感じ



いきぐるしい(呼吸)→呼吸が速く浅い



よわい脈拍→成人で1分間に60~80回程度が正常。



顔面蒼白(そう)





ショックには原因があります。



まずは適切で迅速な手当てによって原因を除去します。



その後、適切な体位と保温により、ショックの予防に努めましょう。





最近は、感染症による救護者への 危険を防ぐ為に、Qマスクや手袋(ビニール袋での代用可)の使用が奨励されています。





万が一救護をするようになったときは、記録も忘れずに取っておきましょう。



救急隊・医師への引継ぎに役立つだけでなく、二次処置(治療)の参考になることもあります。





救護する立場では、以上のことが心得として挙げられます。



常日頃から定期的なふりかえりや、場合によってはマニュアル化して手元に持つことも必要でしょう。





防災の日も近く、あちこちで講習が開かれることと思います。



ぜひ一度、足を運んでみてはどうでしょうか。







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