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目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

七夕ですね。



織姫・彦星・天の川



はやぶさが小惑星から微粒子を持ち帰るように、宇宙の神秘が解明される現代においても、ついつい空を眺めて一夜の逢瀬を願わずにいられません。





今年の願いごとは、あながちインストラクター試験合格といったところでしょうか?





時間との戦いの中、考える暇は無いと思ってください。



量を書いて、字数感を掴んでおくことをお勧めします。



とにかく、要旨を自分の言葉で「書きなれる」ことが重要です。



短冊に、笹と竹の違いを150字でやめましょう()





恋を語らうのは人だけにあらず。



森の鳥たちのさえずりも、ぼちぼち落ち着きはじめる季節です。





日本で見られた鳥類は約550種。そのうち森林性のものが150種いるといわれています。



そのうち、季節性の移動=渡りをするものを、訪れるシーズンによって夏鳥・冬鳥と呼びます。



一年中見られるものは、留鳥です。





どの鳥にも共通するのは、子育ての期間を除き、単独(あるいは群れ)で行動する点です。



晩春から初夏の時期、鳥たちにとっての恋の季節が始まります。



甘いさえずりは求愛の声。つがいが生まれると交尾・営巣が行われ、巣作り後に産卵・抱卵、やがて羽化の時が訪れます。





生まれた時、すでにある程度羽毛に覆われており、巣から出ることのできる早成性のものと、羽毛が無く巣の中で保護されざるをえない晩成性のものがいます。





雛への給仕(育雛)を経て、やがて巣立ちを迎えます。



独り立ちまでかなりの時間を要する種や、幼鳥を援助しつつ次の繁殖を行う種もあります。





抱卵・育雛期間にも差があり、それに伴い繁殖期にも差があります。



さらに生活の場も樹洞営巣性・樹上営巣性・地上営巣性と様々です。



餌による棲み分けもおこります。





このように、野鳥が種を残し暮らしていくためには、





1つがいがいること



2営巣場所があること



3充分な餌があること





以上の三点が重要であり、それらを満たすには豊かな森林環境が必要であることがお分かりいただけたと思います。





では鳥類は森林内でどのような存在なのでしょうか?





生態系の位置づけでは消費者の立場であり、ピラミッドの上部を占めています。



国内で大型哺乳類の少なくなった今、猛禽類はまさに王者の風格を備えています。





小型の鳥はどうでしょうか?



時として花を啄ばんで落としたりもしますが、主には森林内の虫や木の実を食べています。



虫の多くは葉や幹を食害する森林害虫であり、鳥は天敵として虫の増えすぎを防ぎ、結果として森林を守る働きをしています。



鳥に飲まれた木の実はやがて排泄され、中の種子が糞として散布されます。



液果をつける植物の多くは、これを狙った鳥散布植物であることが多いようです。





キツツキ類は樹木の中に棲む虫を食べるとともに、一部は自ら穴を穿ち巣穴を作ります(一次樹洞営巣鳥類)。もちろん、すでに開いた穴を利用する種もいます(二次樹洞営巣鳥類)





このような巣穴は他の動物にとっても有用な住処であり、森林内の生態系を多様化させるのに役立っています。





キツツキの仲間のように、比較的少数でありながら有用な役割を持ち、生態系にとって影響の大きい種をキーストーンスピーシーズと呼びます。





愛くるしい姿で、大活躍の鳥類。



夏の野山で見かけたら、ちょこっと違う目線で観察してみてください。











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