大垂水から城山を経て山頂まで縦走、一号路を取ってゴミを拾いつつ下山しました。
城山は恥ずかしながら初体験。思いのほか、静かな山旅でした。
もうじき化粧も終わるマタタビを見送り、山に踏み入ります。
徐々に夏の植物も増え、季節の移り変わりを感じさせます。
林床のあちこちにハエドクソウが見られました。
全草に有毒成分が含まれ、煮出し汁が蛆の駆除に使われたそうです。
蒸し暑い中に一服の涼を添える、ヤマハッカです。
といっても、匂いは無いのですが…
十字対生と葉の翼が特徴です。
ハクウンボクが実を付けていました。
あの白い雲のような花が、こんな感じになるんですね。
道の脇にノアザミが咲いています。花の下がべたつきます。
数あるアザミの中で、春に咲くのはノアザミだけ。似ているノハラアザミは秋に咲きます。
ヤブレガサに虫こぶがついています。住処にお邪魔すると…
小さくて見づらいのですが、住人が3匹いました。
植物の話で「複葉」というものがあり、葉の出方で呼び方を変えています。
このチダケサシですが、3回羽状複葉でしょうか。
似ているアカショウウマが3回3出複葉、イヌショウマは2回3出複葉だそうです。
今度じっくり見てみたいと思います。
葉のつき方のついでで、輪生の代表、キヌタソウもありました。
4枚の葉が輪生しています。
織物の仕上げで、ごわごわした布を叩くための台を砧(キヌタ)と呼び、実が砧に似ているのでその名がついたそうです。
どんな実なのかは、お楽しみですね。
オカトラノオもそろそろ見ごろです。
なんとも涼しげな花ですね。
あちこち引っかかりながら城山山頂で昼食。
高尾山へ向けゴミ拾いに出発。
マナー向上か、割合に今回の量は少なかった印象をうけました。
ビアガーデンもオープンし、高尾も夏山ムードが高まっています。