みどりの日 | 目指せ!森林インストラクター。

目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

なんの捻りもないタイトルですが…



世は大型連休。気候も良くなり、どこかに出かけるにはうってつけです。





私事ながら4月末に引越しがあり、休みとはいえ新居と手続きに掛かりっきりです。



別に罹災した訳ではなく、私情による引越しですのでご心配なく。





震災の余波は色濃くかげを落としていますが、今年は国際森林年であったりします。



これは国連総会によって決議されたもので、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的にするもので、各国に対し積極的な取組や国内委員会の設置が要請されています。



日本も例外ではなく、連休末には「みどりの感謝祭」が例年通り予定されていました。



今年は中止になりましたが…



他にも、様々な取り組みやイベントが予定されており、林野庁HPのイベントスケジュールよりご覧いただけます。



http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaigai/2011iyf.html#content_second





では、なぜ今森林なのでしょうか。



森を大切に、とはよく言われますが、実際よくわからないものです。



それは多分、あまりにも広範囲かつ複雑でおまけに目に見えづらいものだからでしょう。



私自身、知り得ることはまだまだ僅かですし、うまくお伝えできるのかわかりません。



ただ、説明するより、素直に感じ分かち合うことならできるのかもしれません。





森林の効用として、水源涵養や土砂流失防備等の機械的なものは良く知られています。



水源税の導入等も進み、直接的に生活の一部となっている例も見られます。





生物多様性に裏打ちされた自然の法則が人々の暮らしを支える生態系サービスという言葉も、徐々に市民権を得つつあります。



子供ですら二酸化炭素削減を口にする今、何が伝えられるのか。



生活から遠ざかってしまった自然との距離をどう取り戻すのか。





震災にあたり、私達は多くの難題を目の当たりにしています。



考えてみれば、あらゆる生物は与えられた条件の中でありのままに暮らし、そこにあるべき環境をあるがままに作り出しています。





自ずから然るから自然。





それ自体に意思はなく、また意味も持ちません。



不幸にして知恵を得た人間が、あれこれと理屈を捏ねているだけなのかもしれません。





食に関わらぬ殺生をするのも、人間くらいなものでしょう。



報復が報復を生む世界。命の繋がり=循環から離れると、同じ種の中でさえ無為な争いが絶えないのでしょうか。





随分話は大きくなりましたが…



ミクロな自宅の片づけから世界規模の問題まで、これまたどこかで繋がっています。



そう、複雑な網目のように。





いわば、自然のもたらす循環の恵みと、人の作り上げた擬似生態系とが複雑に絡み合う世界に、私達は暮らしているのでしょう。





それでも、人は森と共に生きていけると信じています。





戯言になってしまいました。今日はこの辺で。