インストラクターの一年 | 目指せ!森林インストラクター。

目指せ!森林インストラクター。

日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

いよいよ暮れも押し迫ってきました。
昨日は仕事納めという方も、多いことと思います。



年賀状に大掃除・・・野山を駆け回る間に、もうこんな時期になりました。
―月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり―
毎年ながら、ワサワサとした気分ですね。



森林インストラクターとなって一年、様々なことがありました。



右も左もわからないままに、インストラクター東京会(FIT)へ入会。
新入会員の登竜門である親子観察会の企画からスタートしました。



各地域におあるインストラクター会の中でも、活発な部類に入るであろうFITでは、一年を通じ様々な経験を積むことができました。



まったくの門外漢であった植物観察、まるで携わったことのない森林施行、そしてネイチャークラフト。



この三本柱を支える為の、安全管理・企画・運営。
充実した各種研修は、とても勉強になりました。



あまり、自分自身フィールドに身を置くことが少なかったので、全てが新鮮です。
自然界のつながりの中で、個々に淡々と続いてきた営みを垣間見ることができ、自然の奥深さを改めて感じることができました。



先日の日曜は、竹を切り出して門松を作るイベントをサポートしてきました。



これはまだ私がインストラクターになる以前の話、自然学習施設でボランティアをしていました。
雑木と草原、湿地を持つ公園で、その中の竹林管理の一環として毎年行われているものです。



一家族に一本竹を伐り出して、枝払い・斜めに長さ決めをしたあと、縛って飾り付けをします。
サブリーダーとして入り、伐倒や鋸の使用を指導し、安全管理を行いました。



Photo こちらの施設での体験は、ある意味では原点であるのだと思います。
ボランティアとしての参加ではありますが、よい勉強になります。



何より、こちらの狙いが伝わる喜びや参加者の笑顔を体験できるのが良いですね。



これから森林インストラクターを目指される方にも、スタッフに入ることのできるよい機会になりますので、こういった活動をぜひお勧めします。
 
今年は、インストラクターとして一年どっぷり漬かるつもりでしたので、なかなか行く機会がつかめませんでした。
結局、ボランティア登録こそしているものの今年初参加にして最後の行事という結果にはなりましたが・・・



午後からの別イベント、竹でMy箸作りもお手伝いしたので、良しとしましょう(笑)



今年はFITでインストラクターの方にも多くお会いしましたが、それぞれの思いとスタンスでそれぞれに活動されていることを実感しました。
私も、自分としてのスタンスを自分の思いと擦り合わせながら考えて行きたいと思いました。



もうすぐ1シーズンを終えるわけですが(実は、冬季はこれからが初体験です)、季節ごとのイベントであったり旬であったりをある程度は経験できたように思います。



そして、観察・施行・クラフトそれぞれに狙いがあり、伝え方があることを知りました。
来年は実践の年として、表舞台に立つ機会を少しずつ増やしていきたいと思ます。



一つの目標として、来年度に高尾で行われる通年企画の中に、私が代表として一つのイベントを挙げることになりました。
内容は、高尾山で間伐体験をしていただくものです。



場所・時間はだいたい決まっていますが、そもそもまだエントリーしただけですので、開催が決まりましたら改めて報告したいと思います。



もちろん、宣伝を兼ねて!



大きなプレッシャーではありますが、楽しんで企画・運営していきたいと思います。



もう一つ報告。
今年、FIT内で森林施行の研修を受けていました。
来年度は、施行研修事業に補佐としてスタッフ入りすることになりました。



どう転げるかはわかりませんが、参加者の方と一緒に一から勉強するつもりで、サポートしていきたいと思います。



森林インストラクターは、資格こそあれ何を証明するものでもありません。
能力・得意分野・経験もまちまち。私より遥かに博識な方が、一般には山のようにいらっしゃるのも事実です。



そのなかで、森林インストラクターとして自分は何を考え何を伝えていけるのか。
答えは森の中にあり、私の中にあります。



インストラクターとしての成長は、まさに自分探しの旅です。
来年は一歩踏み込んだ視点から、このblogもお届けしたいと思います。



今年一年、拙い文章にお付き合い下さいありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。



皆様、良い年をお迎え下さい。



管理人 デクノボー











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