富士山登頂。 | 目指せ!森林インストラクター。

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日本の山を元気にしたい!
そんな思いから、森の案内人「森林インストラクター」の資格を取りました。

自然は私達に、たくさんのメッセージを投げかけています。
その声は、あまりにも小さく儚いものです。

そんな「森の囁き」を、お伝えします。

秋分を過ぎても、秋の気配はまだ遠く。



暑さ続きの毎日に、今日の雨は打ち水のようです。



連日の山疲れには、ちょうど良い小休止。



お休みがてら、引き続き、富士登山顛末記をお届けします。





吉田ルートの頂上、久須志神社で朝食を取ります。



珍しく、食欲がいまいち。そして、偏頭痛。



9合目を過ぎたころから、典型的な高山病の症状が出始めました。



まさに山酔い、二日酔いの感じにそっくりです。しばらく仮眠を取りました。





6:00、山頂出発。真の頂、剣が峰を目指します。



ここまでくると、気圧の低さを実感します。



水筒・飴の包装…見かけの負圧により、内部の空気が膨張するのが分かります。



何より、本当に息が切れる。ちょっと急に動こうものならクラッときます。



こんな環境でも、みやげ物を売る山小屋の主人は元気です。



もう馴化しているんでしょうね。頭が下がります。





ダイナミックな火口を見ながらのお鉢巡りは、壮観です。



下を見れば、どこまでも続く雲の平原。まさに別世界。



登頂記念にピンバッチを購入し、開けた場所で一休み。遅めの朝食を軽くとります。



カロリーメイトにゼリー状の栄養食品。



手軽に取れるものが楽だし、すんなり入ります。





H1





剣が峰への急登は、砂礫に足をとられ本当に辛いです。



何でここまで来て、まだ登るのか…半分やけくそです。



止まることもできないので、一気に登りきります。



その先には、日本の最高地点が待っています。





9:00、登頂。3776m 雲上の楼閣。



これ以上、上は無い…達成感と共に、一抹の寂しさを感じる瞬間。





H2





天候もよく風も穏やか。なかなか日ごろの行いが良いようです。



記念撮影に、順番待ちで2030分。これには参りました





H3





ここからは下山。ひたすら高度を落とします。



お鉢巡り後半でついペースを上げてしまい、頭痛に加え吐き気もおきました。



後は下るだけ、そんな油断が招いた結果だと思います。





何せ高度を下げないと症状も良くならないので、ひたすら下ります。



久須志神社に戻り、休憩の後下山路を取ります。



吉田ルートの下山路は砂礫にやや大きめの石が混じり、歩きづらいと感じました。



用意したダブル・ストックを使って、膝への負担を軽くしながら滑るように降りていきます。スパッツもあると、靴に砂が入らずに便利です。





正直見るものも無く、休憩を挟みながら一気に下ります。2700mを切ると、ガスがかかり始めました。



先程頂上で見ていた、雲の中を歩いているのでしょう。





公衆トイレを過ぎれば、程なく緩やかな道に出ます。ゴールは間もなくです。





13:00下山。5合目の雑踏で、急に日常へ引き戻されます。





文明。





これを求めて下山してきたのも、また事実ですが。





吉田口ルートは混雑が当たり前。承知のはずでも、やはり複雑な思いがあります。





Over Use



日本の山が抱える大きな問題を、まざまざと見せ付けられる山行でした。









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