昨日は鳩ノ巣での森林整備に参加しました。
とはいっても、参加者として指導を受ける立場ですが。。。
鳩ノ巣で毎月第三日曜日に行われる大自然塾というイベントがあります。
樹恩ネットワークを母体とした活動で、放置林の再生と林業体験を目的に行われています。
昨日は強風の影響で、倒木により鉄道・道路共に寸断されるアクシデントの中、到着できたメンバーでの活動となりました。
内容は、午前に雪起こし、午後から雪害木の除去を行いました。
まず雪起こしですが、これは今年の大雪で倒れてしまった幼樹を文字通り起こしてあげる作業で、樹高や状態によって紐で引っ張ったりポールを使った添え木を立てたりします。
斜面にへばりつきながら杭を打ち、杉・ヒノキの植林木を起こしていきます。
一度倒れてしまっても、根返り(根こそぎひっくり返る)さえしなければまたまっすぐ育つそうです。
仕立て方にも工夫がいるようで、ある程度の枝を払うひつようがあります。
下のほうに枝が多く付くと、その部分だけ幹の成長が大きくなり、養分が幹の上に伝わりにくくなります。
すると、枝が少なくなるあたりから急に幹が細くなります(これを梢殺「うらごけ」と呼びます)。
この細くなった部分から雪の重みに耐えられず折れてしまうものもあるのです。
将来的に、用材となったときにも末口・元口の径が違うと、使いづらさから価値が下がります。
午後からは、傾いてしまった雪害木の伐倒をしました。
架かり木になった難しいものでしたが、牽引ロープとコントロールロープにより伐倒方向に誘導しながら引き倒します。
受け口の向きや弦の残し方もコツがあるようです。これから経験していきたいと思います。
運搬もすべて人力です。ロープを使い息を合わせて動かしていきます。
いずれ詳しく書きたいと思います。
今日は高尾へ観察会の下見に行きます。
http://morinohito.cocolog-nifty.com/interpreter/2010/03/niche-8958.html
こちらも倒木の影響からコース変更があり、なかなか賑やかです(^^;)>