してやったり!NHK | 日本の未来を考える

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アベ内閣支持率 51% 不支持33%

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140811/k10013736511000.html

安倍内閣を、「支持する」と答えた人は、51%(先月比+4ポイント)、
一方、「支持しない」と答えた人は、33%(同-5ポイント)でした。

NHKにすれば、まさに、「してやったり」と言ったところでしょう。

先月初め、「集団的自衛権」を憲法解釈変更で認めるという暴挙が国民の反発を生み、支持率を落としました
ところが、「サッカーW杯」、「猛暑」、「台風」、「殺人・誘拐事件」、「飛行機墜落事件」、などを過剰に垂れ流すことで、

政治」から国民の目を逸らしました。

もちろん「アベ外交」についてはきっちり流し、「アベ頑張ってる~」はアピールしましたね(バラマキ外交の総額、50兆円と言われてますが・・・)

この1ヶ月の積み重ねが奏を効し、支持率51%になりました (´▽`) ホッ
(”大本営発表”を鵜呑みにするわけにはいきませんけどね)


首相官邸も、よくやった
と、NHKの編成局長の頭をなでなでしたい気分でしょう。

気になったのは、中国とロシアに関する設問。

NHKは、中国とロシアを”極悪国家”として、視聴者に刷り込んできました。
「対中外交が必要か?」と「アベの対中姿勢を評価するか?」は、NHK自身がその効果を確認したかったのではないかと思います。
「対ロシア制裁の評価は?」の質問は、”ロシア=悪”とする西側(米国)の立場に基づくものですが、いまだ「真相は未解明」という点に注意が必要です。

NHKと歩調を同じくする読売、産経、いわゆる”アベ応援団”ですが、
特に読売系の、『ネトウヨホイホイ大喜利』(別名:たかじんの何でも言って委員会)には、すさまじい悪意を感じます。
この番組を観て、もし真に受ける視聴者がいるなら(多分いるでしょう)、

米国による”日本人愚民化”政策が、現在進行形なのかと思わざるを得ません。


その読売新聞が、不敬にも端折ったとされる、昨年12月、天皇陛下の誕生日(80歳)のお言葉を、全文転載します(問1のみ)。

宮内庁HPより
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h25e.html

問1 陛下は傘寿を迎えられ,平成の時代になってまもなく四半世紀が刻まれます。昭和の時代から平成のいままでを顧みると,戦争とその後の復興,多くの災害や厳しい経済情勢などがあり,陛下ご自身の2度の大きな手術もありました。80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事や,傘寿を迎えられたご感想,そしてこれからの人生をどのように歩もうとされているのかお聞かせ下さい。

天皇陛下

80年の道のりを振り返って,特に印象に残っている出来事という質問ですが,やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており,その翌年の12月8日から,中国のほかに新たに米国,英国,オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が,若くして命を失ったことを思うと,本当に痛ましい限りです。

戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。戦後60年を超す歳月を経,今日,日本には東日本大震災のような大きな災害に対しても,人と人とのきずなを大切にし,冷静に事に対処し,復興に向かって尽力する人々が育っていることを,本当に心強く思っています。

傘寿を迎える私が,これまでに日本を支え,今も各地で様々に我が国の向上,発展に尽くしている人々に日々感謝の気持ちを持って過ごせることを幸せなことと思っています。既に80年の人生を歩み,これからの歩みという問いにやや戸惑っていますが,年齢による制約を受け入れつつ,できる限り役割を果たしていきたいと思っています。

80年にわたる私の人生には,昭和天皇を始めとし,多くの人々とのつながりや出会いがあり,直接間接に,様々な教えを受けました。宮内庁,皇宮警察という組織の世話にもなり,大勢の誠意ある人々がこれまで支えてくれたことに感謝しています。

天皇という立場にあることは,孤独とも思えるものですが,私は結婚により,私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました。皇后が常に私の立場を尊重しつつ寄り添ってくれたことに安らぎを覚え,これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています。

これからも日々国民の幸せを祈りつつ,努めていきたいと思います。


~以上 転載終わり


天皇陛下のお優しさがにじみでる会見です。
先の大戦で亡くなった大勢の人々、東北震災の犠牲者を悼み、戦後の平和憲法や民主主義を「守るべき大切なもの」と訴えておられます。
また、皇后陛下への感謝のお言葉にも心を打たれます。


昨今、「平和憲法」を侮蔑したり、「民主主義」を否定するような政治家が増えました。
それに同調する言論人やメディアに、国民が煽られているのを私は危惧します。

歴史に学ばない国家は、必ず滅びる と言われます。

他国を槍玉に挙げて嘲笑したり、偏見や嫌悪感で差別するのは、
本来の日本人の姿だとは思いません(いや、思いたくありません)。

「どうすれば、この先、日本が国際社会で名誉ある地位を占めながら、生き残ることが出来るのか」

それが最も重要だと考えます。

かばさわ洋平ブログより

日本に必要なのは軍拡ではなく、アジア・太平洋の不戦条約構築です!


ASEANが提唱 「アジア太平洋地域に不戦条約」

東南アジア諸国連合(ASEAN)は武力行使を放棄した東南アジア友好協力条約(TAC)型の「不戦条約」を、ASEANが中心となってアジア・太平洋地域でつくり上げることを呼び掛けました。


軍備拡大よりも、こちら(外交)の方がはるかに平和的、効果的です。
記事によると、インドネシアが提案したそうです。

本来なら、日本が先頭に立ってやるべき事案でした。


なぜできなかったのでしょう?
過剰なナショナリズムや偏見・差別感情は、「外交の選択肢」を減らしてしまうのです。

私たち日本人には、本来、冷静な判断力と知性があります。
デマゴーグやミスリードする人間に、騙されてはなりません。