ヤフみん感などで、「公共放送」の意味を知らない視聴者が多いことに驚かされる。
いまだに、「観なければいい」、「好きな人がいるのだから打ち切り主張はエゴだ」などと言い放つ輩には、呆れる他はない。
お前ら、これを100回読め！！
「NHK放送ガイドライン2011」より抜粋。
・公共放送であるNHKは、視聴者によって支えられており、視聴者との結びつきが極めて大切である。
・番組に対する意見、苦情などには誠意を持ってできるだけ迅速に対応する。
・批判や苦情も含め、視聴者の声は「豊かで良い放送」を実現するための糧である。
・番組の企画、制作や編成にあたっては、視聴者の要望や反響に加え、NHKが行う各種の調査の結果なども考慮しながら検討する。
NHK自身が、視聴者の意見・批判を、「”糧”である」と言っているのに、視聴者側が、「観なければいい」だ、「エゴだ」と卑下するのは見当違い。
また、番組編成には、視聴者の要望が反映されると書いてあるので、「打ち切り」も十分範疇に入ると考える。
NHK・放送倫理の確立に向けて
http://www9.nhk.or.jp/pr/keiei/rinri/rinri.htm
【抜粋】
公共放送であるＮＨＫは、国民の受信料によって成り立っていることから、その存立には視聴者との信頼関係が不可欠であり、とりわけ高い放送倫理が求められる。
・事実関係の誤りは、調査のうえ明らかになれば、直近の機会に訂正する。
・放送は、暴力、俗悪、差別などを排除し、社会に受け入れられる倫理や価値を反映していなくてはならない。あわせて、常に品位 と節度を心がけ、視聴者に不快感や苦痛を与える内容・場面は排除する必要がある。
NHKは、民放以上に厳しい倫理基準を求められるのは当然、というか自らそう述べている。
次に、NHKと民放各社が共同で制定した「放送倫理基本綱領」は、内容が抽象的なので、より具体的な「放送基準」から該当箇所を抜粋する。
民間放送連盟・「放送基準」第８章 表現上の配慮
http://www.mro.co.jp/mro-info/8hyogenjo.html
【抜粋】
(43)放送はあらゆる人々の生活に密着しているので、生活時間に応じた感情や心理を考え、不快な感じを与えないよう、放送時間と放送内容との関連について十分な配慮がなされるべきである。
(46) 人心に動揺や不安を与えるおそれのある内容のものは慎重に取り扱う。
フィクションまたは仮説として、この種の内容を取り上げる場合にも、事実と混同されないよう十分に配慮する。
(48) 不快な感じを与えるような下品、卑わいな表現は避ける。
視聴者に不快な感じを与えるような下品、卑わいな表現、公序良俗に反するような表現は避ける。
(49) 心中・自殺は、古典または芸術作品であっても取り扱いを慎重にする。
人命尊重は現代社会の基本理念である。いかなる場合でも、これを否定的に扱ってはならない。
(54)現代人の良識から見て非科学的な迷信や、これに類する人相、手相、骨相、印相、家相、墓相、風水、運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない。
(55) 病的、残虐、悲惨、虐待などの情景を表現する時は、視聴者に嫌悪感を与えないようにする。
これらの表現は視聴効果を上げるための一手段ではあろうが、嫌悪感を与える可能性が強いので、視聴者の感情を十分に配慮して取り扱う必要がある。
(56) 精神的・肉体的障害に触れる時は、同じ障害に悩む人々の感情に配慮しなければならない。
心身に障害を持つ人々、または固有の特徴を持つ人々、ならびにこれらに関する問題を取り扱う場合は、同じ障害や特徴に悩む人々およびその家族や関係者の立場を十分考慮し、その感情を害さないように注意しなければならない。
57) 医療や薬品の知識および健康情報に関しては、いたずらに不安・焦燥・恐怖・楽観などを与えないように注意する。
健康問題は極めて社会的関心が高く、その人の置かれている状態に応じて反応は様々である。放送にあたってはこの点を十分注意し、大げさな表現になっていないか、期待や不安を煽っていないかなど、表現に配慮しなければならない。
最後に、「放送法」を紹介する。
放送法 第27条（苦情処理）
・協会は、その業務に関して申し出のあった苦情その他の意見については、
適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。
視聴者は、堂々と自分の意見を言うべきなのですよ！
◆NHKふれあいセンターはこちら⇒http://www.nhk.or.jp/css/
視聴者の本当の声を伝えましょう！(｀・ω・´)
『梅ドラ』時代から何度同じことを書けばいいのだろう。。。(´･ω･`)