『純と愛』その62 | 日本の未来を考える

日本の未来を考える

旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

今更ですが。。。

テレビや映画の脚本は、一人で全部やってるわけじゃないのね。


原作(小説やマンガ)がある場合、脚本家がテレビや映画向きにアレンジする。

「あれ?原作にはなかったのに」とか、「原作と違うぞ」というのはよくあるパターン。


同じ原作でも、監督や脚本家が違えば(別の解釈になって)別物になったりする。

『忠臣蔵』や信長・秀吉といった戦国モノでよく見られる。


朝ドラでは、『ゲゲゲの女房』もそうだった。

原作は水木しげるの奥さんで、脚本が山本むつみ氏だった。

『梅ドラ』はオリジナルだったが、脚本家・O崎と岩谷CPの共作だったことが明かされている。


「原作アリ」と「オリジナル」の違いは、途中であらすじを変更できること。

原作がある場合、当然ながら結末も決まっている。水木しげるが売れない作家のまま終わるとかあり得ない。

だが、オリジナルの場合、特に朝ドラは半年という長期スパンのため、途中でいくらでも変更が可能。つまり、結末すら自由に変えられるということ。


んで、今回の『純愛』。

これは、NHKドラマ制作部があらかじめ原作(以前紹介した)を用意して、後から脚本家、統括CP、監督らが手を加えたと考えられる。


原作の段階では、親しみやすいはつらつとしたヒロインだったのは周知の通り。

そこが、脚本家・YU川の癪にさわった。

「オレはこういう優等生が大っ嫌いなんだよ!」

「(誰もやったことがない)徹底的に嫌われるヒロインにしてやるよ!」と息巻いたに違いない。


脚本家に”丸投げ”した立場上、何も言えない制作統括山P。


ある日の打ち合わせ


「ヒロインの相手役にもひねりがほしいな・・・よし!”人の心が読める”ってーのはどうだ?」

「え?何ですかそれ?超能力ですか?」

「そうよ!斬新だろ?チョーおもしれーよこれ」

「ええ、確かに斬新かもしれませんね・・・朝ドラでは前代未聞でしょう」

「そんなのかんけーねぇよ!てか、オレ、朝ドラ嫌いだし」

「存じております。しかし、ドラマとして成り立つんでしょうか?超能力者ですよね?」

「なんだ?オレに文句があるのか?」

「いえ、ただ、超能力という荒唐無稽なものを入れるとドラマが破綻しないかと・・・」

「カーーー!てめー!オレ様を誰だと思ってるの?」

「YU川大先生です。。。」

「そう。オレは”視聴率の神様”なんだぜ?そのオレの言う事が聞けねーっての?」

「・・・・・承知しました」

「よし!決まりな!これでいくぜー!あはは」


”イトシの超能力”は、多分こんな感じで決まったのだと思う ( ̄▽ ̄;)!!



「先生!ご相談が・・・」

「なんだ?」

「実はうちの美術部の方で、ホテルのセットを組みたいと・・・」

「ホテル?別に作るのか?」

「ええ、予算消化の都合がありまして・・・」

「ふーん、そうなのか。NHKも大変だな(苦笑)」

「ええ、色々ありまして・・・」

「どれくらいのセットなんだ?」

「かなり規模の大きなものを考えておりますです、はい」

「ロビーとかもあるのか?」

「ですね。かなり広めの感じで・・・」

「仕方ねーな。やってみるか。ロビー使えばいいんだろ?」

「はい、よろしくお願いします」


あの「ロビーウエディング」がねじ込まれた経緯は、多分こんな感じ ( ̄▽ ̄;)!!


「ホテルサザンアイランド」や「里や」も、原作から大きく変更されているので、

上と似たような”大人の事情”があったのだと想像する。


他に、出演者の事情。

撮影が一年近くに及ぶ朝ドラ。大型俳優は、スケジュールの確保が難しい。

前半で退場となった、もしくは後半のみ顔を出す”スポット参戦的”俳優が多いのはこのため。

(つまり、吉田羊、城田優ら人気俳優の退場は必然だった)


ヒロイン・夏菜は、ともかく、相手役に風間俊介が起用された理由の一つに、

”スケジュールが空いていた”ことが考えられる。

もっとふさわしい関ジャニのメンバーは”売れっ子”で、グループ活動も忙しいから ( ̄▽ ̄;)!!


いろんな「大人の事情」があるんだろうね、朝ドラ ( ゚ ρ ゚ )