『純と愛』その48 | 日本の未来を考える

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『純愛』のツッコミは、えみりーさんにお任せします m(_ _;)m 「純と愛」愛の役立たず。


さっきBS再放送を観ましたが、やはり酷い。設定ブレブレ。

”連続モノ”として捉えている視聴者は、「???」のオンパレードになる。


最後のシーンだけ触れる。


那覇の市役所で離婚手続きを終えたマリヤは、失意の余り、赤子を抱えて道路に飛び出す。

トラックがすぐ目の前に迫る。場面が変わり、里やで、クルマのおもちゃが床に転がる。

映画やドラマでよく使われる暗示法。トラック事故の直接的な悲惨な描写を避けるためだ。


母から純に連絡が入る。「マリヤさんが・・」。

純が里やの扉を開け、悲壮な表情で駆け出す。画面が止まり、ここで終了。


視聴者は明日の病院の場面を想像する。

マリヤは死んだのか?なら、赤ちゃんも無事では済まないだろう。ああ、何ということだ!

里やの女将の言った「電話をすれば自殺を思いとどまる」は、ただの皮肉だった。


このドラマ、「自殺」ネタが本当に多い。

もしや、隠しテーマが「自殺」とかか?(・∀・;)


我が国では、年間自殺者が3万人を越える異常事態が十年以上続き、社会問題化しているというのに、

まさか公共放送が、

自殺を助長するような番組を作るとは、思いもよらなかった (´・ω・`);;


NHKオンライン「自殺と向き合う」

http://www.nhk.or.jp/heart-net/mukiau/


同じ局が、このようなものを作っても白々しく感じてしまう (´・ω・`)



番組開始からの自殺者(未遂者、狂言自殺、台詞を含む)


・純(クリスマスの夜、泥酔して死に掛け)

・イトシ(川に身投げ)

・鉄矢(宮古島の海岸で入水)

・マリヤ(正と離婚後、道路でトラックにはねられる)

・天野巌(部屋で首吊り、電車に身投げ)

・比嘉愛子(正と別れるなら自殺すると言う)

・灰田(ホテルの部屋で睡眠薬を飲む)

・花婿の父親(会社が倒産し、自殺未遂)

・サトが観たドラマのヒロイン(離婚後自殺)


この他、「殺人、死」を連想させる台詞。


・鉄矢:(純に)「お前なんか生まれてこなければ良かった」

・イトシ:「他人を見るとぶっ殺したくなる」

・純母:(マリヤに)「お腹の子堕ろして」

・愛母:(純に)「(ストーカーに)殺されたのかと思った」

・純:「お父ちゃんが死んでも悲しいとは思わない」

・サト:(救急車を呼んだ老婆が死亡後に)「こんなことは日常茶飯事」

・幼少期の純:「兄が死んでくれたら、私がホテルの後を継げる」


また、純が自室で包丁を持って寝ている場面も、「リストカット自殺」を連想させるものだった。


これだけ必要もない自殺(死)シーンを並べれば、「放送倫理」違反なのは確実。

脚本家、演出家、山本CPは、全員キチガイなの?自殺ネタがそんなに面白いの?


「朝ドラをぶっ壊す」意図は、もう十分分かった。

しかし、法や社会倫理を犯すのは、「公共電波」である限り許されない。

自主制作、あるいは、Vシネマなど、個人の嗜好の範囲でとどめなければならない。


もはや”必然性のあるギリギリの表現”という言い訳は一切通用しない。

これは、「好き嫌い」というドラマ評価のレベルではない。


ダメなものはダメ!

あかんもんはあかん!

ならぬことはならぬものです!


NHK朝ドラ制作班よ!

自ら謳いあげた、「放送倫理」をいちから読み直せ!


制作責任者は、早急にパブリックコメントを出すべきだ。