首相に「一定の監督権」 内閣府、18年に見解 学術会議任命拒否
毎日新聞2020年10月6日 11時28分(最終更新 10月6日 11時28分)
https://mainichi.jp/articles/20201006/k00/00m/010/077000c
菅義偉首相が科学者の代表機関「日本学術会議」から推薦された新会員候補6人を任命しなかった問題で、内閣府が2018年の文書で「推薦の通りに任命すべき義務があるとまでは言えない」とする見解をまとめていた。首相が会員の任命権者として人事を通じて「一定の監督権を行使することができる」とし、会員が公務員であることを踏まえ、首相が任命について国民や国会に責任を負う必要があると整理した。
退院のトランプ氏「コロナを恐れるな」強調 周辺では感染相次ぐ
毎日新聞2020年10月6日 10時26分(最終更新 10月6日 12時58分)
https://mainichi.jp/articles/20201006/k00/00m/030/063000c
新型コロナウイルスに感染したドナルド・トランプ米大統領(74)は5日夕(日本時間6日朝)、首都ワシントン近郊のウォルター・リード陸軍病院を退院し、大統領専用ヘリコプターでホワイトハウスに戻った。トランプ氏は2日未明にウイルス検査で陽性判定が出たと公表。その後、高熱と血中酸素濃度低下の症状がみられ同日夕から入院していた。
スーツ姿のトランプ氏は建物を出て階段を下りると、待機していた車列まで徒歩で向かった。記者団の問いかけには答えず「皆さん、ありがとう」とだけ語り、親指を立てた。病院敷地内で専用ヘリに乗り換え、約10分後にホワイトハウスに到着。2階バルコニーに上ると、着用していたマスクを外してヘリに敬礼した。
火論 大統領のコロナ感染=大治朋子
毎日新聞2020年10月6日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20201006/ddm/002/070/019000c
<ka-ron>
トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染した。一時は酸素吸入も受けていたようだが、現地時間の5日にも退院と伝えられている。いずれにせよ迅速な全快を祈りたい。
世界は11月3日の大統領選の行方に注目している。大統領の感染、そして入院は、選挙戦に少なからず影響を与えるだろう。
新型コロナ 世界の1割感染か 推計7億7000万人 WHO
毎日新聞2020年10月6日 東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20201006/dde/007/040/023000c
世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は5日、新型コロナウイルス感染症について「最新の推計によると、世界人口の約10%が感染した可能性がある」とWHOの執行理事会で述べた。新型コロナは依然拡大しているとして、感染防止策と国際協力の継続を呼び掛けた。
アメリカは変わってしまったのか 田中均・日本総合研究所国際戦略研究所理事長
毎日新聞 2020年10月6日
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20201002/pol/00m/010/006000c
今からおよそ20年前、サンフランシスコで日本国総領事をしていた頃に娘が通っていた私立女子高校のクラスで、女子生徒たちからいろいろな質問を受けた。「米国大統領による広島・長崎への原爆投下の決断をどう思うか?」が真っ先に受けた質問だった。
どう答えるべきか一瞬迷ったが、「数十万の市民を一瞬にして殺戮(さつりく)したわけで、戦争につながった日本の行動がどうあれ、今日の価値観で判断すれば人道にもとる許されない行為だったと思う。ただ、今の価値観で過去を断罪するわけにもいかない。当時の米国の大統領は、より大きな犠牲を出さないように戦争を早く終わらせるという考えだったように思う」と答えた。国民の意識と価値観を踏まえた判断だったのだろうが、米国大統領の決断は重い。
その米国大統領を選ぶ選挙が終盤に差し掛かり、トランプ大統領がコロナに感染し入院したことにより大統領選挙の見通しは著しく不透明となった。ただ、初回の大統領選テレビ討論会を見て慄然(りつぜん)とした。見るにたえない無頼の言い争いだった。米国大統領が討論のルールを無視し、事実に基づいたとは思われない非難を浴びせかけ、双方が口汚くののしる様は異様だった。
学術会議会員の任命「推薦通りの義務なし」内部文書公開
朝日新聞 2020年10月6日 12時33分
https://www.asahi.com/articles/ASNB63VZGNB6UTFK00D.html?iref=comtop_7_02
日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題で、内閣府は6日、首相が任命の拒否ができるかどうかについての見解をまとめた2018年の内部文書を、野党側に公開した。学術会議の会員が特別職の国家公務員であることを踏まえ、首相が「推薦のとおりに任命すべき義務があるとまでは言えないと考えられる」と結論づける内容だ。
内閣府にある学術会議の事務局と内閣法制局が同年、法解釈について協議していたことはすでに明らかになっており、野党側が協議内容を公表するよう求めていた。
トランプ氏が退院「選挙運動に戻る!コロナ恐れるな」
朝日新聞 2020年10月6日 7時59分
https://www.asahi.com/articles/ASNB62J98NB6UHBI004.html?iref=comtop_ThemeLeftS_01
新型コロナウイルスに感染し、入院していたトランプ米大統領が5日、退院した。主治医は「困難から完全に脱していないかもしれないが、病状から退院することに同意した」としている。トランプ氏はホワイトハウスに到着後、ツイッターに動画を投稿。「コロナに生活を支配されてはいけない。コロナを恐れるな」と話した。
5日午後6時半すぎ、入院していたワシントン近郊のウォルター・リード米軍医療センターからマスクをつけて姿を現し、拳を握りしめたり、親指を立てたりして健康状態をアピール。大統領専用ヘリに乗ってホワイトハウスに向かった。
生後1か月長女の虐待死、退院5日後から暴行…容疑の父親「泣きやまず、ストレス」
読売新聞 2020/10/06 12:29
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201006-OYT1T50141/
茨城県ひたちなか市の生後1か月の女児が父親に虐待されて死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された父親で同市田彦、会社員小沼勝容疑者(28)が、産後に女児が病院を出て自宅で暮らし始めた5日後から暴行を始めたとみられることが、捜査関係者などへの取材でわかった。小沼容疑者は「泣きやまず、ストレスがたまった」と供述しているといい、県警は暴行の経緯などを詳しく調べる。
発表によると、小沼容疑者は7月15~23日頃、自宅で長女・舞香ちゃんの頭をトイレのドアにたたきつけたり、胸や腹を殴ったりして殺害した疑い。調べに「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。
トランプ氏、完治しないまま退院…周囲に感染広げる懸念も
読売新聞 2020/10/06 12:57
https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident2020/20201006-OYT1T50101/
【ワシントン=海谷道隆】新型コロナウイルスに感染した米国のトランプ大統領(74)は5日夕(日本時間6日朝)、ワシントン郊外の「ウォルター・リード軍医療センター」から退院し、ホワイトハウスに戻った。入院から3日後の早期退院には、11月の大統領選に向けて復調ぶりをアピールする狙いがあるとみられる。完治はしておらず、体調が再び悪化したり、周囲に感染を広げたりする懸念は残されている。
トランプ氏は退院時、スーツにマスク姿で歩いて登場し、ガッツポーズを見せた。記者団の問いかけには「ありがとう」とだけ応じた。専用車で大統領専用ヘリコプターまで移動し、ホワイトハウス到着後は、マスクを外して敬礼する一幕もあった。
菅首相とポンペオ米国務長官、午後に会談…中国念頭に強固な日米同盟確認へ
読売新聞 2020/10/06 12:54
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201006-OYT1T50139/
菅首相は6日午後、同日未明に来日したポンペオ米国務長官と首相官邸で会談する。首相が就任後、対面で外国要人と会談するのは初めてで、海洋進出を強める中国を念頭に、強固な日米同盟の維持や、「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進などを確認する見通しだ。
会談では、新型コロナウイルス対策や北朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力についても協議するとみられる。
映画「フラガール」のハワイアンズ、経営悪化…震災超える「創業以来の試練」
読売新聞 2020/10/06 09:44
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201005-OYT1T50196/
福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営する常磐興産は5日、記者会見を開き、76年続いた東京本社(中央区東日本橋)を廃止し、いわき市に集約すると発表した。同施設は新型コロナウイルスの感染拡大で約3か月休館。再開後も利用客が戻らないなど経営が悪化しており、事実上の「撤退」となる。役員報酬の減額も行う。いずれも同日の取締役会で決定した。
創業以来の試練 いわきに集約へ
エアアジア・ジャパンが全路線廃止…コロナで利用客減り「苦渋の決断」
読売新聞 2020/10/05 23:26
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201005-OYT1T50152/?=tile
中部国際空港(愛知県常滑市)を拠点とする格安航空会社(LCC)の「エアアジア・ジャパン」は5日、事業の継続を断念すると正式に発表した。同日、国土交通省に12月5日付で全4路線を廃止すると届け出た。新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少が理由だ。コロナの影響で、国内の航空会社が事業を撤退するのは初めて。
10月1日から中部と新千歳、福岡、仙台、台北を結ぶ全4路線を運休しているが、このまま廃止する。路線の予約者には、電子メールで連絡する。
事業廃止に必要な要員を除き、11月4日付で社員を解雇する方針を伝えた。
はんこ廃止、104手続きで 住民票写し交付など―武田総務相
時事通信 2020年10月06日12時42分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600597&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
武田良太総務相は6日の閣議後記者会見で、行政手続きの押印の廃止について、住民票の写しの交付など104の手続きで実施する方向で調整していることを明らかにした。武田氏は「必要なものと、そうでないものをしっかり峻別(しゅんべつ)し、行政の効率化や国民の利便性の追求に努めたい」と述べた。
住民票の写しを市町村の窓口で受け取る場合、現在は本人の署名か押印が必要。総務省は今後、これらの廃止に伴い、本人確認を厳格化する新たな手法を検討する。一方、住民異動届に関する八つの手続きについては、本人の意思確認を徹底する観点から引き続き署名か押印は必要と判断した。
承認計画「あり得ない」 コロナ治療薬アビガン―田村厚労相
時事通信 2020年10月06日11時50分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600548&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
田村憲久厚生労働相は6日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンをめぐり、政府が審査を3週間で終えて11月に承認する方向で計画しているとの一部報道について、「申請前から承認時期が決まっていることはあり得ない」と否定した。厚労相は「有効性や安全性を確認した上で承認するか決める。時期が決まっていたら審査する意味がない」と述べた。
トランプ米大統領が退院 「コロナ恐れるな」と投稿―入院3日、完治まだ
時事通信 2020年10月06日09時52分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600133&g=int
5日、首都ワシントン近郊の軍医療センターを退院し、親指を立てるトランプ米大統領(AFP時事)
【ワシントン時事】トランプ米大統領(74)は5日夕(日本時間6日朝)、新型コロナウイルス感染のため治療を受けていた首都ワシントン近郊の軍医療センターを退院した。ホワイトハウスに戻り、執務と並行して療養する。
トランプ氏は紺色のスーツに身を包み、マスクを着用して病院を出ると、報道陣に向かってガッツポーズ。問い掛けに「ありがとう」とだけ応じた。ホワイトハウスに戻るとマスクを外し、搭乗した専用ヘリコプターに敬礼して謝意を示した。
【解説】米大統領選、候補者が死亡・撤退した後はどうなる?
時事通信 2020年10月06日12時55分
https://www.jiji.com/jc/article?k=20201006040654a&g=afp
【ワシントンAFP=時事】米大統領選の投票日がこれほど間近に迫った時期に候補者が死亡するか選挙戦からの撤退を余儀なくされたことは過去に例がないが、11月3日の投票日までちょうど1か月となった10月2日にドナルド・トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染して入院(5日に退院)したことを機に、万一、そうした事態が起きた場合はどうなるのかという疑問が改めて浮上した。(写真は米中西部オハイオ州クリーブランドで行われた第1回米大統領選候補討論会で論戦するドナルド・トランプ大統領<左>とジョー・バイデン前副大統領)
■選挙の延期は?
■候補者の交代は?
■これから立候補することは可能?
■選挙人団はどうなる?
北朝鮮「80日戦闘」へ 党政治局会議を開催
時事通信 2020年10月06日09時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600345&g=int
【ソウル時事】朝鮮中央通信は6日、北朝鮮の朝鮮労働党政治局会議が5日に平壌で開かれ、金正恩党委員長が出席したと報じた。会議では来年1月の党大会に向け、「年内に到達すべき闘争目標が手に余るほど残っている」として、党・国家を挙げた「80日戦闘」の実施を決定した。
10~11日に西・東日本接近か 台風14号、大荒れ注意―気象庁
時事通信 2020年10月06日11時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600306&g=soc
台風14号は6日午前、日本列島の南海上を北上した。気象庁によると、今後北西へ進んで8日に強い勢力で沖縄県・大東島地方に接近する見込み。9日は九州の南海上を北上し、10日から11日にかけては進路を北東に変えて西・東日本に接近する恐れがある。
気象庁は台風接近時には大荒れになるとし、注意を呼び掛けている。海上は高波に警戒が必要。
激しい競争社会が生んだ「顔面偏差値」 中国で広まる「美しい顔」願望【世界から】
共同通信 2020/10/6 10:30 (JST)
https://this.kiji.is/685721666706637921?c=39546741839462401
北京では1990年代末まで、お化粧をした女性を見ることはまずなかった。ところが、近年は顔を美しく見せる「美顔」への注目が急速に高まっている。2015年にインターネットを中心に流行した顔の美しさを表す「顔面偏差値」という造語もすっかり定着した。「学力偏差値」を上げるのはなかなか大変だが、顔面偏差値なら手っ取り早く手にできるということなのだろう。筆者の周囲でも、高校生からママ友まで整形手術をした人は珍しくない。「美顔」ブームから見える中国社会の実相をリポートする。(北京在住ジャーナリスト、共同通信特約=斎藤じゅん子)
▽強烈な広告
▽より若く、より地方へ
▽ソーシャルメディアが生んだ「憧れの顔」
▽ 巧みに誘導
▽成功への焦り
法解釈は変更せずと内閣法制局
共同通信 2020/10/6 11:59 (JST)10/6 12:17 (JST)updated
https://this.kiji.is/686045539942204513?c=39546741839462401
内閣法制局担当者は野党ヒアリングで、日本学術会議の会員人事を巡り、法律に基づく首相の任命は「形式的」とした1983年の国会答弁について解釈の変更はしていないと説明した。
<金口木舌>大舞台への飛翔
琉球新報 2020年10月6日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1202925.html
訓読みが同じ漢字の使い方に迷うことがある。例えば「生む」と「産む」。漢字の使い分けときあかし辞典(円満字二郎著)によると母親側に視点がある場合は「産」だという
▼名人や発見が世に出るの意味では「生」。新記録や優勝者が出たということにも使える。沖縄にとって50年ぶりの選手権者が生まれた。陸上日本選手権で男子走り幅跳びを制した津波響樹選手だ
▼県出身の日本選手権優勝は1937年から円盤投げ4連覇の宮城栄仁選手、70年の三段跳びの具志堅興清選手以来3人目。2006年に幅跳びの仲元紀清選手が2位に入るなど、近年はフィールドで2位入賞はあったが頂点には届いていなかった
▼新潟で行われた日本選手権で津波選手は7メートル99の跳躍で逆転優勝を決めた。ただ「満足していない」という。持ち記録は8メートル23で、まだベストにはほど遠いからだろう
▼開幕から徐々に上げていくところだが、今季は開幕が8月と遅れた。それでも初戦から7メートル76、7メートル88、7メートル92と着実に伸ばし最終戦で8メートルに迫った。シーズンがもう少し長ければと思わせる
▼陸上の種目には「跳ぶ」を使うが、同じ読みに「飛ぶ」「翔ぶ」がある。津波選手の目標は東京五輪。スポーツの祭典を目指す挑戦にこれから飛び立つ。五輪の舞台。天翔(あまかけ)るような大跳躍で世界のトップジャンパーと競い合う姿が見てみたい。