新型コロナ、世界の感染者が1000万人超える
東亜日報 June. 29, 2020 08:15,
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200629/2104979/1/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E8%80%85%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%EF%BC%90%E4%B8%87%E4%BA%BA%E8%B6%85%E3%81%88%E3%82%8B
イ・ミジ記者 ク・ガイン記者 image@donga.com
世界の新型コロナウイルスの感染者が28日で1000万人を超えた。昨年12月31日に中国が世界保健機関(WHO)に発生を報告して約6ヵ月が経った。
国際統計サイト「ワールドメーター」によると、28日午後2時(韓国時間)、新型コロナウイルスの感染者は1008万6926人。4月2日100万人、5月20日500万人、6月22日900万人とパンデミック(大流行)の速度はますます速くなっている。特に、最近の国内の感染拡大の傾向をみると、早くとも秋になると予想していた「第2波」が早まるムードだ。
米上院に続き下院も「在韓米軍削減」にブレーキ
東亜日報 June. 29, 2020 08:13,
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200629/2104976/1/%E7%B1%B3%E4%B8%8A%E9%99%A2%E3%81%AB%E7%B6%9A%E3%81%8D%E4%B8%8B%E9%99%A2%E3%82%82%E3%80%8C%E5%9C%A8%E9%9F%93%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E5%89%8A%E6%B8%9B%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD
ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com
米上院に続き下院も、2021年度の国防予算の大枠を定める国防権限法(NDAA)に在韓米軍の削減を制限する内容を明文化し、削減要件を厳しくする方針だ。韓米の在韓米軍駐留経費負担交渉が難航する中、トランプ政権が在韓米軍を削減する可能性が懸念される状況で、議会がこれにブレーキをかける狙いがある。
27日(現地時間)、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)によると、米下院の国防権限法には韓半島の駐留米軍を現在の2万8500人水準未満に削減するための予算使用を禁止する条項が含まれた。削減要件も前年度より厳しくなる。下院軍事委のある補佐官はVOAに、「削減のために議会に立証しなければならない要件を追加した」とし、「北朝鮮の脅威と直接的に関係のあるものがそのうちの一つ」と明らかにした。在韓米軍の削減が北朝鮮の脅威の減少に比例するということを政権が議会に立証しなければならないということだ。さらに、韓国が紛争を抑止する力を備えたということも立証しなければならない。下院軍事委は来月1日、このような内容が含まれた国防権限法を採決に付し、全文を公開する予定だ。
吉元玉ハルモニの口座に寄付金1億ウォン入金、1時間後に全額引き出し
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/29 11:19
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980089.html
チョ・ユジン記者
吉元玉さんが認知症になった2017年…国民の寄付1億ウォンが現金・小切手で引き出される
慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォノク)さん(92)が2017年に国民からの寄付として受け取った1億ウォン(約890万円)が、口座に入金されてからわずか1時間4分後に全額下ろされていたことが確認された。吉元玉さんは当時、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)のソウル市麻浦区内にある施設に滞在していた。
本紙が28日に確認した吉元玉さんの通帳明細によると、吉元玉さんの口座には2017年11月22日午前10時52分、1億ウォンが入金された。 2015年の韓日慰安婦問題合意に基づく日本からの拠出金受領を拒否した被害者たちのために、国民が寄付したものだった。寄付金を集めた正義連は「100万市民と共に女性人権賞」という名目で吉元玉さん、金福童(キム・ボクトン)さん、宋神道(ソン・シンド)さんらに渡した。
吉元玉さんの口座に入金された1億ウォンは1時間4分後の午前11時56分に4回にわたって全額出金された。500万ウォン(約45万円)は現金で、5000万ウォン(約450万円)・2000万ウォン(約180万円)・2500万ウォン(約220万円)はそれぞれ小切手にして引き出された。吉元玉さんはこのころ、認知症になっていた。
【独自】正義記憶連帯の怪しい資金の流れ…行事費に7億払って2億をバック
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/29 11:49
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980092.html
ファン・ジユン記者
慰安婦運動団体、正義記憶連帯(正義連)と韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の会計不正、寄付金流用などの疑惑を捜査している検察が公演企画会社との不審な資金の流れについて調べていることが28日までに分かった。検察は正義連、挺対協と金銭取引を行っていた相手方と正義連の会計担当者に出頭を求めて事情聴取し、捜査を急いでおり、両団体の代表を務めていた尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員(共に民主党)が近く出頭を求められるのではないかとする見方が浮上している。
ソウル西部地検は最近、公演企画会社A社の代表B氏から参考人として事情を聴いた。本紙の取材によると、正義連と挺対協、金福童(キム・ボクトン)の希望など正義連関連団体は2013年から最近までA社にさまざまな委託業務の代金として7億4000万ウォン(約6600万円)を支払った。A社は水曜集会や「慰安婦追悼の日」などの行事に際し、音響設備、ステージ設営などを支援し、代金を受け取っていた。代金は代表B氏名義の口座に振り込まれた。不審なのはB氏が受け取った代金のうち2億5000万ウォン余りを3団体の口座に送金していたことだ。
検察はそうした資金の流れが典型的なリベートではないかと疑っているもようだ。委託業務の代金を水増しし、その一部を還流させる手口で裏金をつくっていたのではないかとする見方だ。
日本メディア「中国、制裁受ける北朝鮮に船で数千万ドル送金」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/06/29 09:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980017.html
キム・ミョンソン記者
北朝鮮内閣、平壌市民の不満を抑えるため住宅補修や水道水など「生活保障」
北朝鮮内閣が全員会議の拡大会議を開き、平壌市民に良質の住居環境、生活用水、野菜などを提供するための「重大決定」を採択したという。内閣の機関紙「民主朝鮮」が27日に報じた。内閣が提示した特別対策は▲未完成住宅の年内完成と老朽化した住宅の補修▲清潔な生活用水の保障▲野菜の増産-などだ。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は今月7日に招集した労働党政治局会議で、異例にも「平壌住民の生活保障問題」について話し合ったのに続き、人民経済の責任者が内閣の次元でその後の対応を提示したのだ。韓国統一研究院の趙漢凡(チョ・ハンボム)先任研究員は「北朝鮮が平壌市民の住宅問題から食生活に至るまで、生活条件に細かく関心を持つ背景には、経済難が深刻化し民心が動揺するのを阻止する意図があるからだ」と指摘した。
このような中で日本の朝日新聞は28日、中朝国境の封鎖にもかかわらず、中国から巨額の民間資本が北朝鮮に流入していると報じた。対北朝鮮制裁とコロナ事態の長期化でドルが枯渇している北朝鮮が、制裁をかわし外貨を確保しようとする動きを示したものとみられる。
日本による輸出規制1年 韓国半導体材料メーカーの株価2倍に
朝鮮日報 2020/06/29 11:38
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980111.html
【ソウル聯合ニュース】日本政府が半導体などの製造に必要なフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材、フォトレジスト)の3品目の対韓輸出規制強化を発表してからの1年間で、東進セミケム、ソウルブレーンホールディングス、ラムテクノロジーなど韓国の一部半導体材料メーカーの株価が2倍以上に急騰したことが29日、韓国取引所や金融情報会社の資料で分かった。
昨年6月末時点では1万50ウォン(約900円)だった東進セミケムの株価は、今月26日には2万7000ウォンと168.7%急騰した。同社は今年初め、フッ化アルゴンレジスト工場の増設を決定。また、最先端の半導体向けに使う極端紫外線(EUV)用レジストを開発中とされる。今年1~3月期の営業利益は314億ウォンで、前年同期比33%増加した。
イ・ジェヨン、不起訴か、在宅起訴か…検察指揮部まもなく結論
ハンギョレ新聞 2020-06-28 21:41 修正:2020-06-29 11:34
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37061.html
キム・ジョンピル記者、ク・ボングォン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
起訴してもしなくても負担を感じる状況
捜査チーム「在宅起訴」意見優勢
経済改革連帯「揺るぎなく起訴すべき」
26日、最高検察庁捜査審議委員会からサムスン電子のイ・ジェヨン副会長に関して「捜査中止と不起訴」という予想外の決定内容を通報された検察は、週末を経て事件を処理する方向の検討に入った。捜査チームが近いうちに内部意見を集約し、ソウル中央地検指揮部に報告した後、ユン・ソクヨル検察総長とイ・ソンユン・ソウル中央地検長がイ・ジェヨン副会長の起訴について最終決定すると見られる。
この制度が導入された2018年以降に開催された合計8回の捜査審議委の勧告を検察がすべて受け入れた前例と、「捜査中止と不起訴」決定が10対3の圧倒的優勢を見せたことは、検察にとって負担要因として作用している。だが、捜査記録が20万ページに達するほどに複雑なイ副会長の事件は、そもそも捜査審議委の審議案件として適切でなかったという批判が提起されたうえに、イ副会長の拘束前被疑者尋問を進めた裁判所でも「基本的事実関係は疎明された」として、犯罪事実をある程度認めたため、捜査チームは在宅起訴することで結論を下す見方が優勢だ。最終決定はユン総長とイ地検長の議論の過程で整理される可能性が大きい。
二極化した労働市場は相変わらず…呼び水になれない公共部門の正規職化
ハンギョレ新聞 2020-06-29 01:33 修正:2020-06-29 06:43
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37063.html
ソン・ダムン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
[仁川空港正規職化をめぐる軋轢の背景]
政府、主要国政課題として推進したが
民間企業は変化が遅く、限界に突き当たる
正規と非正規への二極化は相変わらず
公共雇用の改善が“特権批判”に
専門家「民間企業採用の狭き門が問題
良質の正規雇用を増やすべき」
公共と民間を統合する政策の検討必要
「非正規使用制限」法改正の声
仁川国際空港公社の保安検査員の直接雇用化の発表をめぐり、「公正性」についての論争が続いているが、その背景には、正規労働者と非正規労働者の二極化に象徴される「労働市場の二重構造」問題が存在しているという診断が出ている。さらに、民間部門でこれといった改善がない中、政府が正規職化政策を展開してきた公共部門の雇用に注がれる関心ばかりが過度に高まっているという解釈が加えられている。
非正規労働者問題の解決は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の100大国政課題の一つ「差別のない良い職場作り」に当たる。政府は正規と非正規の格差を解消するため、「公共部門の非正規労働者の正規職化」や最低賃金の引き上げなどを通じた「賃金格差の是正」を主要政策として進めてきた。前者は政府が「使用者」である公共部門で非正規雇用を減らすことで民間企業の「雇用の質」の改善を誘導するという趣旨であり、後者は低賃金労働者の比重の縮小と正規・非正規の賃金格差の是正が目的だった。最低賃金は2018~2019年に10%以上引き上げた結果、正規職(従業員数300人以上の事業所)に対する非正規(300人未満の事業所)労働者の賃金(時給換算)は、2017年の40.3%から昨年は42.7%にまで改善するなどの効果が現れた。
韓国 けさのニュース(6月29日)
聯合ニュース 2020.06.29 10:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200629000300882?section=society-culture/index
◇首都圏の教会で集団感染相次ぐ 防疫指針強化へ
韓国で首都圏の教会を中心に新型コロナウイルスの集団感染が急速に広がっているなか、防疫当局が感染拡大防止のための「強化された防疫指針」を準備している。近ごろソウルと京畿道地域の教会で集団感染が相次いで発生している上、防疫当局の細かい管理・監督が行き届かない教会内での小規模な集まりによる感染者が絶えず、これに合わせた対策に乗り出す。
◇午後から全国で雨 最高気温23~29度
29日は朝に済州島から雨が降り始め、午後には全国に広がりそうだ。30日までの予想降水量は江原道東部で100~200ミリ(多いところで250ミリ以上)。その他の中部地域、慶尚北道北部、全羅南道南海岸、慶尚南道沿岸、済州島、鬱陵島では50~100ミリ前後の雨が降り、忠清道、南海岸、智異山付近、済州(南部、山間地方)、慶尚北道北東の山間地方、慶尚北道東海岸などの一部地域では150ミリ以上の雨が降る。最高気温は23~29度と予想される。
◇政府がビラ散布団体をきょう聴聞 法人認可の取り消しへ
韓国統一部は29日、北朝鮮体制を批判するビラの散布活動を行ってきた韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体に対する聴聞を行い、非営利法人設立認可の取り消し手続きに入る。統一部が15日に脱北者団体「クンセム(大きな泉の意味)」に送った通知書によると、同団体は今年に入って計8回にわたりコメやUSBメモリー、聖書などを入れたペットボトルを海に流して北朝鮮に送ったたとして、「当初の法人設立目的以外の事業を行った」と法人設立認可の取り消し理由を説明した。
◇日本の対韓輸出規制強化 WTOがパネル設置是非を議論
世界貿易機関(WTO)の紛争処理機関(DSB)は29日(現地時間)、日本の対韓輸出規制強化を取り扱う紛争処理小委員会(パネル)を設置するかどうかを議論する予定だ。パネルは裁判の一審に当たるもので、韓国政府が設置を要請していた。日本はパネル設置を拒むと予想される。そのため、1カ月後に開催されるDSBの次回会合で設置が決まる見通しだ。
韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(6月29日)
聯合ニュース 2020.06.29 08:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200629000100882?section=society-culture/index
<朝鮮日報>1000万人超えたコロナ感染者 終わり見えない戦争
<東亜日報>半年で世界のコロナ感染者1000万人 2次爆風到来
<中央日報>米 封鎖緩和ブーメラン…3日間で13万人感染
<ハンギョレ>サムスンバイオに違法性ないと主張していた教授 検察審議委のメンバー
<京郷新聞>捜査審議委の勧告にも…検察 サムスントップを起訴か
<毎日経済>55~64歳のベビーブーマー世代26万人 コロナで「強制引退」
<韓国経済>上昇続ける最低賃金 中小企業経営者が憤慨「労組が経営してみろ」
韓国の主な週間日程(29日~7月5日)
聯合ニュース 2020.06.29 05:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200628000700882?section=society-culture/index
◇29日(月)
▲統一部、定例会見(10:30)
▲文在寅(ムン・ジェイン)大統領、首席秘書官・補佐官会議(14:00)
▲韓中日の物流担当次官がテレビ会議
◇30日(火)
▲韓国・EU首脳がテレビ会談(16:00)
▲首相主宰の閣議(8:30)
▲外交部、定例会見(14:30)
▲聯合ニュース、統一部など主催の朝鮮半島平和シンポジウム(11:30)
▲板門店での米朝首脳会談から1年
◇7月1日(水)
▲首相、新型コロナ対応の中央対策本部会議(8:30)
▲統一部、定例会見(10:30)
▲国防部、韓米同盟フォーラム(11:30)
▲完成車メーカー5社の6月販売実績発表
◇2日(木)
▲首相、国政懸案点検調整会議(9:00)
▲外交部、定例会見(14:30)
◇3日(金)
▲首相、新型コロナ対応の中央対策本部会議(8:30)
▲統一部、定例会見(10:30)
◇4日(土)
▲特になし
◇5日(日)
▲特になし
<危機の韓日関係、連続診断18>過去問題のくびきから解放されてこそ歴史和解に向かうことができる=韓日ビジョンフォーラム
中央日報/中央日報日本語版 2020.06.29 08:31
https://japanese.joins.com/JArticle/267509
◆朴チョル熙(パク・チョルヒ)教授の発題文要約
「韓国の法院(裁判所)が強制徴用日本企業に対する資産差し押さえ公示送達に着手して現金化は時間の問題になった。現金化が現実化すれば、韓日葛藤は両国間「報復措置-正面対抗」の「やられたらやり返す」(tit for tat)のチキンゲームに陥る可能性が高い。このようになれば韓日は「ルーズ・ルーズ(lose・lose)」状況になるが、両国政府は各自の算法で大きな誤判断を犯している。
韓国は「日本が報復してもこれに耐えうる力はある」と自信を持っている。しかし、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)状況に韓日葛藤まで加われば、後半期に深刻な経済危機を迎えることになりかねない。日本はまだ「水道の蛇口」を最後までひねりきったわけではない。韓国内の投資回収、在日僑胞(海外在住韓国人)・企業に対する報復、金融制裁などに続くおそれがある。世界貿易機関(WTO)提訴手続きは判定まで数年かかり、日本は輸出規制を維持しようとするため韓国にも実益がない。
日本も「報復措置をきっちりやれば韓国経済はグロッキー状態に陥る」とみている。しかし、報復措置を講じても短期的な影響を与えるだけで、長期的に韓国企業の「脱日本化」を加速させるだけだ。韓国は戦略物資の輸出統制システムを徹底して整備した。日本は強制徴用イシューのためだと認めない限り、輸出規制を持続する名分がない。
◆日本は韓国内最大の外国人投資家
◆8月4日までに必ず政府間交渉すべき
【コラム】北朝鮮要員の痛哭、金正恩委員長に向けた文在寅大統領の苦言
中央日報/中央日報日本語版 2020.06.29 11:32
https://japanese.joins.com/JArticle/267528
李夏慶(イ・ハギョン)/主筆
北朝鮮は外部の世界をあまりにも知らない。それが韓半島(朝鮮半島)現代史の悲劇を招いたアルファでありオメガだ。大韓民国の資産である開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破し、「南北平和の妖精」金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が猛獣に豹変して毒舌爆弾を飛ばしたのは国際規範を無視した悪行だ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2018年のシンガポール米朝首脳会談を控え、トランプ大統領との電話会談で「奇跡のような成果を出せるよう韓国国民は祈る」と伝えた。「ネオコン」ボルトン前大統領補佐官は回顧録で通話内容を聴いた印象を「死に近い経験」と表現した。平和主義者の善意はタカ派には嫌悪の対象だった。「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけだ」と言ったニーチェのアフォリズムを痛感する。
文大統領は国内外の保守の抵抗と嘲弄に黙々と耐えてきた。とはいえ、成果が出ていないからといって「恥じ知らずの詭弁」「卑屈と屈従の表出」と北朝鮮が非難したのは倫理に背く。予告された軍事行動は金正恩(イム・ジョンウン)委員長が保留させた。感泣でもしろということなのか。
世界の航空業界は生死の岐路に立っているのに…韓国だけ支援は「スズメの涙」?
中央日報/中央日報日本語版2020.06.29 09:49
https://japanese.joins.com/JArticle/267520
韓国政府の航空産業支援規模が主要国に比べ過度に小さいという分析が出てきた。
航空業界は新型コロナウイルスの流行により内外への空の道が閉ざされ生態系全般が生死の岐路に立たされている。
◇国際線旅客、5月は98.2%減
◇主要国20兆~30兆ウォン「大胆な支援」