軍紀の緩み…迫撃砲を誤射、弾着点から1キロ離れる
東亜日報 May. 19, 2020 08:17,
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200519/2066812/1/%E8%BB%8D%E7%B4%80%E3%81%AE%E7%B7%A9%E3%81%BF-%E8%BF%AB%E6%92%83%E7%A0%B2%E3%82%92%E8%AA%A4%E5%B0%84%E3%80%81%E5%BC%BE%E7%9D%80%E7%82%B9%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%91%E3%82%AD%E3%83%AD%E9%9B%A2%E3%82%8C%E3%82%8B
申圭鎭 newjin@donga.com
主力の4.2インチ(107ミリ)迫撃砲の実射撃訓練で、砲弾が弾着点より1キロも離れた所に落下する誤射事故が発生していたことが明らかになった。北朝鮮軍の銃撃を受けた監視所(GP)に配備されたK-6機関銃の故障放置に続き、軍の主力迫撃砲の訓練でも軍紀の緩みが露呈したと批判が起こっている。
軍消息筋によると、14日に京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)の陸軍部隊で4.2インチ(107ミリ)迫撃砲の実射撃訓練をしていた時、高爆弾1発が落下予想地点から1キロ以上離れた所に落ちた。砲弾が落下した所は、山林庁所有の野山で、爆発にともなう人命・財産の被害はなかったという。軍は、事故直後に訓練を中止し、指揮官と部隊員に訓練の手続きを順守したかどうかについて事故の経緯を調査している。軍関係者は、「砲弾が落下した地域に人や危険施設があった場合、大事故につながり恐れもあったことから、厳重な事案と見ている」と話した。
挺対協でも毎年多額のカネが消えた…5年間で2億6000万ウォン「蒸発」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/05/19 11:00
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980077.html
キム・ジョンファン記者
慰安婦被害者を支援するという目的で作られた公益法人「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)とその前身の「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の公示資料に関する疑問が日に日に膨らんでいる。これらはさまざまな税制上の優遇下で寄付金や国庫補助金を受け取る団体で、常識から言っても透明な会計処理が原則だ。それにもかかわらず、つじつまが合わない点が相次いで見つかり、一部では「横領」の可能性まで取りざたされている状況だ。
■「消えた2億6000万ウォン…捜査で明らかにすべき」
■寄付金収益・支出も相次いで問題に
『帝国の慰安婦』著者「正義連疑惑、韓国社会を変えるきっかけに」
NEWSIS/朝鮮日報日本語版 2020/05/19 11:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980081.html
パク・ヨンファン記者
【ソウル=NEWSIS】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の活動方式を著書『帝国の慰安婦』で批判してきた朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授が18日、「今回の件はもしかしたら韓国社会を劇的に変えられるきっかけになるかもしれないと思う」と評価した。
これは、朴教授が同日午後、フェイスブックに「チョ国(チョ・グク=前法務部長官)疑惑はきっかけにはなったが、役割を果たせなかった。だから、遅ればせながらできることをすることにした」とした上で、投稿したものだ。
朴教授はまた、「この事態が大きくなることを懸念している人々もいる。しかし、そう言う人々が忘れているものがある。慰安婦問題に関心を持って関与してきた10代・20代の若者たちの存在だ。私は今回の事態で最も傷ついているのは彼らだろうと思っている」とも書いた。
さらに、「この事態が大きくなると日本や右翼が喜ぶだろうという発想は、自分自身のことを見つめなければならない時に他人の視線を気にする人の発想だ」と批判し、「そうした人々は、まさにそれ(その発想)のためにいつまでも前に進めない。とても胸が痛むかもしれないが、耐えなければならないのは、次の世代により良い社会を引き渡すためだ」と述べた。
尹美香氏「深く謝罪…当選人辞退は考慮していない」
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/05/19 11:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980079.html
チュ・ヒヨン記者
膨らむ尹美香疑惑
4月の総選挙で与党「共に民主党」の比例政党から当選した尹美香(ユン・ミヒャン)氏は18日、自身をめぐるさまざまな疑惑について、「このような状況に至ったことについて、深く謝罪申し上げる」と述べた。だがその一方で、去就に関しては「(当選人辞退は)考慮していない。今後の議会活動を通じて見守っていただきたい」と語った。共に民主党指導部では「尹氏の事案を厳重に受け止めている」と言っているが、これは退く考えがないという意味だ。
慰安婦団体巡る疑惑で質疑も 国会行政委が午後に全体会議=韓国
朝鮮日報 2020/05/19 09:18
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980019.html
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会行政安全委員会は19日午後、全体会議を開き、与野党が合意した日本による植民地時代から軍事政権時代に行われた人権侵害の真相究明に向けた「真実・和解のための過去史整理基本法」の改正案などを議決する。
韓国の国内航空旅客、4月は過去最低135万人
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/05/19 09:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980012.html
金康漢(キム・ガンハン)記者
韓国では4月の国内航空旅客数が過去最低の135万人に落ち込んだ。3月に記録した最低値を再び更新した。
韓国航空協会が運営するエアポータルによると、4月の国内航空旅客は前月比22%減の135万3747人で、統計作成を開始した1997年1月以降で月次ベースの最低を記録した。それに先立ち、3月には174万1692人で初めて200万人の大台を割り込んでいた。
韓国航空業界が活路模索 大手は来月から国際線運航を一部再開
朝鮮日報 2020/05/19 11:11
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/19/2020051980097.html
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運休や減便が続き1~3月期の業績が大幅に悪化した韓国の航空各社が、立て直しに向け動き出す。フルサービスキャリア(FSC)は貨物輸送に力を入れる一方、国際旅客便の運航を一部再開する構えだ。
大韓航空は来月、米ワシントンとシアトル、カナダのバンクーバー、トロントの各路線の運航を50日ぶりに再開する。これで110の国際線のうち32路線(週146往復)を運航することになる。アシアナ航空も来月から国際線13路線の運航を再開する予定。全73路線のうち実際に運航する路線は27路線(週110往復)に増える。
「正義連『ユン・ミヒャン1人体制』が問題を大きくした」
ハンギョレ新聞 2020-05-19 07:24 修正:2020-05-19 08:11
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/36677.html
ペ・ジヒョン、オム・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
正義連を巡る議論の背景
挺対協初期の唯一の常勤スタッフとして30年献身
組織が大きくなっても情報を独占、どんぶり勘定式運営
他の過去事件の被害者団体とも連携が不足
正義記憶連帯(正義連)とその前進である挺身隊問題対策協議会(挺対協)を巡る議論の中心には、過去30年間、挺対協を1人で率いてきたかのようなユン・ミヒャン共に市民党当選者(比例代表)がいる。挺対協の初期から唯一の常勤スタッフとして団体を率いてきたユン氏は、これまで「ユン・ミヒャンがすなわち挺隊協」と呼ばれるほど、挺対協の対内外活動を全て引き受けてきた。
ハンギョレの取材に応じた多くの市民社会や学界の関係者は「挺隊協は事実上、ユン・ミヒャン1人が率いてきた体制だった」と口をそろえる。ユン氏の強大な影響力はコインの両面と同じだった。1991年、故キム・ハクスンさんの最初の慰安婦被害証言が出た後、30年間ユン氏は厳しい慰安婦問題の運動を率いて献身した。「私も慰安婦だった」という申告の電話が入ってくれば奥地でも訪ねて証言を録音し、団体の劣悪な運営を補うために自身が受け取った講演料もはたいて運営してきたことはよく知られている。
しかし、そのような「献身」は毒杯になり得るという説明が出てくる。数億ウォンの寄付金と国庫補助金を支援されるほど組織が大きくなったのに、ユン氏が実務者を育てずに情報を独占したまま、事実上どんぶり勘定式で運営してきたということだ。実際に挺対協の安城(アンソン)のヒーリングセンターの「拙速運営」に関する報道が出た後、正義連の関係者の中からは当時の内情を詳細に知る活動家を探すのが難しかった。10億ウォン(約8800万円)の企業寄付金を得て被害者のための空間を作る大型事業なのに「当時の状況は正確には知らない」という答えが帰ってきた。ユン氏だけが地域社会の知人を通じて建物を推薦された状況を正確に記憶していた。
正義連の内部事情をよく知るある関係者は「ユン前代表の1人体制は20年以上続いた。他の人たちをあまり信頼せず、情報を共有しない。ボランティアもセキュリティー覚書を書いたこともある。だから実務者たちは(運営に関する)内容はあまり知らなかったはずだ」と伝えた。一部では、ユン氏の夫で水原(スウォン)市民新聞代表のキム・サムソク氏が過去の保守政権で公安当局の監視に苦しんだために、ユン氏が極度の保安意識を持つようになったとの分析もある。常に公安当局に揚げ足を取られることがあり得る状況で、身の安全を守るしかなかったとのことだ。
ユン氏のこのような態度は、正義連を越えて「慰安婦」被害者の人権運動でも連携不足の議論を引き起こした。慰安婦被害者運動団体の関係者は「挺対協は他の過去事件の被害者団体と連携しないまま、過剰な代表性を持ってきた」と指摘した。これに先立ち、被害生存者であり女性人権活動家であるイ・ヨンスさんが「これまで約30年間、真実を明らかにするための闘争過程で現れた事業方式の誤りや過ちを克服するための過程が必要だ」と叱咤したことも、そのような流れから出たということだ。
韓国 けさのニュース(5月19日)
聯合ニュース 2020.05.19 10:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200519000700882?section=society-culture/index
◇WHO総会 新型コロナ拡大の責任巡り米中が神経戦
世界保健機関(WHO)の年次総会が、18日午後(現地時間)開幕した。194の加盟国とオブザーバーなどが参加した今回の総会は、新型コロナウイルスの影響により初めてテレビ会議で行われた。通常、総会は予算や政策などを審議、承認する場だが、今回は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の責任を巡って米国と中国の間で神経戦が展開された。
◇ワーキングマザー 52%がストレス高危険群
育児をしながら働く20~40代の女性の半数近くが新型コロナウイルスの影響で深刻なストレスを感じているという調査結果が発表された。ソウル市東部圏ワーキングマザー支援センターが3月25日から4月15日まで行ったオンラインストレス自己診断の結果、女性回答者247人のうち45%(112人)が「ストレス高危険群」と診断された。特に20~40代の女性(196人)のうち52%(101人)が高危険群、42%(83人)が「ストレス潜在群」だった。
◇国会行政安全委 慰安婦団体巡り論争予想
国会行政安全委員会は19日午後に会議を開き、与野党が合意した日本による植民地支配期から軍事政権時代に起こった人権侵害の真相を究明するための「真実・和解のための過去史整理基本法」改正案などを議決する。陳永(チン・ヨン)行政安全部長官が出席することから、4月の総選挙で与党「共に民主党」の比例政党から当選した尹美香(ユン・ミヒャン)氏が理事長を務めた旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の不透明な会計を巡る論争などに議員らの質疑が集中すると予想される。また、先月末に38人の死者を出した京畿道利川市の物流倉庫工事現場での火災も議題となる見通しだ。
◇与党 きょうから国会議長候補登録
与党「共に民主党」は19日から2日間、25日に実施される国会議長団選出の候補登録を行う。議長候補を巡っては、同党最多の6選を果たした朴炳錫(パク・ビョンソク)議員と5選の金振杓(キム・ジンピョ)議員の一騎打ちの構図が固まった状態だ。同じ期間に共に民主党の国会副議長候補登録も行われる。
◇高3あすから登校再開 新型コロナで5回延期の末
教育部は、高3の登校を20日から予定通り行うことを決めた。登校しての授業開始は新型コロナウイルスの感染拡大によりこれまで5回延期された。感染の懸念が完全に消えていないにもかかわらず教育部が登校再開を進めるのは、新型コロナウイルスの収束時期が読めず、登校をこれ以上遅らせれば大学入試の日程に影響が出る点を考慮したためだ。
韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(5月19日)
聯合ニュース 2020.05.19 08:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200519000100882?section=society-culture/index
<朝鮮日報>文大統領 光州事件の記念式典で「今でも真実を告白すれば許される」
<東亜日報>慰安婦被害者支援団体の憩いの場 会計評価「落第点」だった
<中央日報>文大統領 光州事件「真実告白すれば、許しと和解の道が開かれる」
<ハンギョレ>民主化運動の中心地で「真実の告白を」 文大統領
<京郷新聞>文大統領 光州事件の真相究明へ「支援惜しまず」…与党は強制調査のための法案推進
<毎日経済>データ3法 緩和されたが…厳しい施行令が「足かせ」に
<韓国経済>半導体「新冷戦」の中 中国訪問したサムスン経営トップ
「慰安婦支援団体挺対協は悪党」シム・ミジャさんを被害者名簿から外した挺対協
中央日報/中央日報日本語版 2020.05.19 08:50
https://japanese.joins.com/JArticle/266075
2004年、韓国挺身隊問題対策協議会〔挺対協、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)の前身〕を「悪党」と呼んで批判した慰安婦被害者の故シム・ミジャさん(2008年死亡)の名前が南山(ナムサン)の「記憶の場」にある被害者名簿にはないことが確認された。当時、名簿は挺対協が作成した。
記憶の場に作られた造形物「大地の目」には「被害者ハルモニ(おばあさん)247人」の名前がカナダ順で刻まれている。原則どおりなら、シムさんの名前は左から6列目の中間に刻まれているべきだが、名簿は「シムOO」さんからすぐに「アンOO」さんに続いている。
記憶の場は挺対協や女性界など市民団体を中心に構成された推進委員会が国民の寄付を集めてソウル市とともに作った。2016年8月に除幕式が行われた。推進委とソウル市関係者は「247人の名簿は挺対協から受け取った」と確認した。
推進委やソウル市で別途名簿を確認する手順は踏まずに、挺対協が作成を完了して提出した被害者名簿をそのまま造形物に刻んだという説明だった。当時の挺対協代表は尹美香(ユン・ミヒャン)共に民主党比例代表当選人だった。
◆搭載希望しない被害者の名前は勝手に入れて…
◆シムさん、挺対協に「悪党、門閉めろ」
◆意図的排除なら被害者中心主義に真っ向から背反
【時論】慰安婦被害者・李容洙さんの「良心宣言」に込められた気持ち
中央日報/中央日報日本語版 2020.05.19 12:08
https://japanese.joins.com/JArticle/266095
キム・キョジョン/大邱2・28民主運動記念事業会広報委員長
「慰安婦を利用した水曜集会と正義記憶連帯(正義連)の活動にはもう参加しない」と宣言した李容洙(イ・ヨンス)さんの7日の記者会見を見た瞬間、「起こり得ることが起こった」と思った。
筆者にとって2015年は特に記憶に残る年だった。同年、米国から1本の電話がかかってきた。「安倍晋三首相の米国議会の演説で李容洙さんを一番前の席に迎えたい」という提案だった。それをきっかけに筆者は有志と共に大邱(テグ)に初めて「平和の少女像」を設置することになり、足りない部分は多いが李容洙(イ・ヨンス)さんをそばで見守っている。
筆者がおばあさんを数年間見守りながら、よく口にする言葉を碑石に刻んだものがある。1つ目は「愛しています」。2つ目は「歴史は書き直すことができるが真実は書き直せない」。3つ目は「日本は私が死ぬ日まで待たず、一日も早く謝罪しなければいけない」。そうしてこそ韓日両国が共存して暮らすことができる。このような言葉には慰安婦が生存している間に慰安婦問題を解決するのが優先というおばあさんの認識が反映されている。また、慰安婦団体所属活動家の政治的な位置づけ強化や国会進出などは慰安婦問題の解決後でも遅くないというおばあさんの強い思いが込められている。