柵を乗り越えた話 | 足から健康 櫻井寿美

足から健康 櫻井寿美

足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

この間家族には告白したのですが、このブログで報告しようかどうかは、随分悩みました。

 

でもまあここだけの話ということで、白状することにします。

 

先日、ある研修会で関東へ出かけた時のことです。その研修施設は一辺が300mぐらいある広い敷地。その敷地の真ん中に研修棟と宿泊棟が建てられています。そして、この施設の周りは住宅街となっており、少し足を延ばすと国道やJRの駅などもある、静かだけれど便利な立地です。

 

私は、未だかつて走ったことの無い道や場所を走るのが好きで、旅行へでかけたり、出張へでた際には、なるべくランニングウエアを持参し、早朝に走るようにしています。ただし、山奥の宿のように街灯も無く、真っ暗で、下手すればイノシシなどが出そうなところでは、さすがに自粛をしています。

 

今回は、早朝でも街灯でそこそこ明るく、道も分かりやすく、早朝ランにはうってつけの環境だったので、「よし、明日の朝は走ろう」と心に決めました。このような施設では、夜間の入退室が厳しいところもあるので、念のため、宿直室に居られるおじさんに、「早朝、表を散歩したいのですが、外へでられますか?」と尋ねたところ、「中から鍵を開けてでられますよ」というお答えでした。

 

次の日、朝5時過ぎに夜間出入口で鍵を開け、表へでました。敷地内は街灯がなく、真っ暗です。

 

施設を出て、敷地を横切り、敷地と表を隔てている大きな門の前に来てみると、なんと、門が締まっているではありませんか。その門の横にある通用門が開いているのかなと、通用門の前へ行ってみると、そこもチェーンがかかっていて、厳重に施錠されているではありませんか。

 

「当直のおじさんは、まさか施設の外へ出るとは思っておられなかったんだ」と、気づきました。

 

敷地はその大きな門とフェンスがめぐりはらしてあり、どこにも出られるすきまはありませんでした。

 

普通なら、ここらで走りに行くのは諦めるというものですが、走る気満々の私は「こうなったら、乗り越えられそうなフェンスを乗り越えるしかない」と決心し、なるべく低そうなフェンスを見つけ、それを乗り越えて表通りに出たのでした。

 

乗り越えながら、こんな姿を誰かに見られたら、きっと通報されるかも、あるいは乗り越えきれず、落下して、骨折して動けんようになるかも、などと思いながら、慎重に慎重を重ねて乗り越えたのでした。

 

そして、駅までの一本道を気持ちよくランし、戻ってきた時にはその大きな門は開かれており、無事に施設に入ることができたのでした。

 

部屋へ帰って、冷え切った体を湯船に付けながら、65歳のおばはんがすることではないなあと、反省したのでした。ほんまに誰にも見つからなくて良かったです。お歳の大きな人はこのようなことは止めましょう。

 

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