9月26日、静岡地方裁判所で「袴田事件」の無罪判決が言い渡され、10月8日、検察側が上訴を放棄し、無罪判決が確定しました。ご存知のように、1966年に逮捕されてから58年2カ月、死刑判決が確定してから43年10カ月という、気の遠くなるような年月が過ぎていました。
「やくざがばくちに勝つ理論」というのを以前耳にしたことがありますが、それは「勝つまで続ける」というもの。
当たり前やんと思うのですが、負けても負けても勝つまで延々と続けるなんて、普通の精神力ではとうていできません。
少し前から、頭のトレーニングのためにと、とある国家資格の勉強をしています。膨大なテキストを前にして「こんなん何年かかっても無理」と思いながらも、袴田巌氏のことを思うと、ちょっとやそっとでへこたれてしまうなんてと思います。
「あきらめない」ことがいかに大切であるかを思い知らされた記事があります。
9月頃に発行された「THE BIG ISSUE」
この中の「35年かけ止めた珠洲原発、廃炉をめざす志賀原発」という記事です。
記事をかいつまんで紹介すると、今年元旦に大きな地震にみまわれた能登半島。この珠洲市高屋地区、寺家地区はかつて原発が計画された地区であったのが、地元の激しい反対運動の末、2003年計画を凍結するに至ったというものです。
地元でも全ての人が反対という訳ではなく、反対派賛成派が対立し、賛成派が優位であったものの、粘り強い活動を続け、ついに計画を撤退させたというのです。
もし能登に原発が設置されていたらどのような事態になっていたか。
考えるだけでも恐ろしくなります。
気持ちが折れそうになってもなっても、あきらめることなく自分の信じる道を行く。
私も見習いたいと思っています。