下請けという立場 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

今日は終日雨の予報。

 

まとまった雨の恵で、蒔いたばかりの畑の作物たちも、順調に芽を出してくれることでしょう。

 

 

先月、カルディというお店が、公正取引委員会から勧告を受けました。カルディは、全国のショッピングモールなどに店舗があり、コーヒー豆や輸入食品などの商品を販売しています。ここへ商品を納入する業者に対して、難癖をつけて商品代金を減額したり、一旦納入した商品を返品したりを繰り返していたことがその理由です。

 

昨日は、ダイコクというドラッグストアでも同様に、納入業者に正当な理由なく、一旦収めた商品を返品したり、人員の派遣を要請したということで、以前公正取引委員会から調査を受け、それに基づいた是正計画が認定されたというニュースも流れていました。

 

いずれも、優位に立った立場のものが、その権力を利用して、立場の弱いものに無理難題を押し付けるという構図です。

 

フットクリエイトは個人のお客様が対象で、基本、どこかの会社から理不尽な要求を受けることはありませんが、たまに経済産業省から、調査目的のアンケートが送られてくることがあります。

 

その中に、どこか大手から理不尽な要求を受けた事は無いか?不当な要求は無いかという質問があり、前述した事件でも、このような書面を元に、調査が行われ、明るみになったものだと思われます。

 

うちは、基本は個人のお客様ですが、一部、法人のお客様もおられます。

 

有難いことに、ほとんどの取引先とは、対等で良好な関係を構築できていますが、ごくまれに、こちらへ無理を押し付けようとする会社もあり、そのほとんどが大企業。

 

中小同士では、お互いに事業を継続していく大変さが理解できているからでしょう、一方だけに無理難題を押し付けるような、破廉恥なことをする会社はありませんが、大企業に属する一社員の立場では、商売もしたことが無いだけに、その大変さも理解できず、所属する会社の威光を盾に、平気で無理難題を押し付けることができるのでしょう。

 

商売は資本の大小や取引の大小にかかわらず、常に対等であるべきです。

 

「下請けかけこみ寺」といったこのような窓口が、いつか不要となる世の中になりますように!!

 

歩きたくなる靴はフットクリエイト。ご相談はTEL075-365-3748、またはこちらよりご予約ください。