U20ワールドカップ、日本vsスコットランドを見た。
素晴らしいゲームだったと思う。
まず立ち上がりが素晴らしかった。
こういう大きな大会の場合、初戦の最初15分までは非常に重要である。
ガチガチに緊張して本来のプレーを出せない事態も珍しいことではないので、
まずリラックスしてプレーして、ボールを落ち着かせることが最低限やらなければならないことである。
それがこの試合に関してはそんな心配などいらない最高の入り方をした。
中盤からサイドバックまで、スコットランド陣内の空いたスペースにどんどん人が侵入していき
面白い様にパスがつながる。
プレーに躍動感と自信がみなぎっていた。
決定機をいくつも作り、河原と森島が惜しいシュートを何本も放っていた。
決めてくれよ、と思うシーンも多かったが、
チームが上手く機能していたのは河原のポジション取りの巧みさと、
森島のポストプレー(かなり頼もしい)による部分が大きいので
あまり彼らを責められない。
サイドバックの内田と安田もかなり強力である。
ようやく日本に4バックに耐えうるサイドバックが誕生したといえるのではないか。
この二人は大会終了後、A代表に招集してもらいたい。
梅崎のこの大会に懸ける意気込みの強さを感じさせる力強いプレーが多々見られた。
ドリブルもランニングも積極的で、効果的だった。
このチームには森本も、乾も、伊藤も招集されなくて
一体どうなってしまうのかと思ってたけど、
けっこうやるじゃん、すごいじゃん。
というのが俺の率直な感想です。
素早いパス交換とどんどん後ろから追い越すサッカーって
A代表とつながってると思うし、これからの展開も非常に楽しみである。
一つだけ俺が不安に思ったのは、エースナンバー10を背負う柏木陽介である。
1人だけ地に足が付いていないように見えた。
ピンチを招くパスミス、攻撃にブレーキをかけるパスミス、判断ミスがやけに目に付いた。
大丈夫か?柏木。
こういう大会って、監督の期待が高い選手が奮わなくて敗退しちゃう場合も多いのよね。
前回大会では大熊さんが、兵藤の起用にこだわって1勝もできなかった。
昇り調子だった水野を先発で使えば良かったのに。。。
今回も柏木に固執するあまり、リズムを崩してしまわないようにしてもらいたい。
でも柏木を外して代わりに誰を使えばいいのか正直俺には分からん。
乾も伊藤もいないことが敗因なんてことにならないように祈るばかりだ。