気持ち良いお天気の真昼間、
ぼんやりとサニーサイドアップのことを考えてたら、
ホワイトバンドを思い出して、気分がムカムカしてきた。
あれって、最近見かけないけど、一体どこに行ったんでしょう?
ホワイトバンドプロジェクトの活動の趣旨自体は悪くないと思うのよ。
売り上げの一部がNGOの活動資金に使われるのよね。
集まった金が貧困国の援助に使われないことを知ったときは、
「騙されたっ!」と思ったけど、
それは俺が勝手に勘違いしただけだからね。
そこは問題視しない。
俺が腹立つのは、こういう貧困撲滅のための運動って続けることに意義があると思うんだよ。
たしかにまだホームページはあるし、細々と中国やマレーシアで生産してるんだろうけど、
あれだけ大々的にテレビCMをやって、大仰に宣伝したわりには、
最近さっぱり露出をしないじゃん。
サニーサイドアップ的に、ホワイトバンドプロジェクトは商売にならないと判断したんだろうね。
貧困撲滅運動とか、こういうのって、ブームで終わらせるのが一番怖いと思う。
はっきり言ってホワイトバンドっていまもう完全に過去のものになってしまってるよ。
続けなければ意味がない活動が、世間に「過去のもの」とされるのってすげえ怖いよ。
いまホワイトバンドしてる奴とか、ちょっとダサいとか思っちゃうもん。
あそこまで、世間を煽っておいて、自社のメリットにならないと分かると
急に規模を縮小する。
これってもうほんとに情けないし、悔しいし、腹が立つ。
別に俺は、貧困撲滅のために頑張ってるわけでも何でもないんだけど、
サニーサイドアップのこういうやり方って、無責任じゃね?
あれだけ派手に社会に展開したことに対する責任っつうもんがあると思う。
あのキャッチコピーがむなしく響くわね。
「ほっとけない、世界の貧しさ」
3秒に1人飢餓で亡くなってるのは分かったよ。
でもそれを散々煽ったお前らは、いま何してるの?
けっきょく、ほっとけるんだろうね。
久しぶりに、義憤というものを感じました。