[小説]落ちた星を探すもの | まどろみの庭 R2

まどろみの庭 R2

PSO2の日記とかかいたり。最近心が折れそうな風太さんがお送りいたします。


作成日:2013/06/12

ファンタジーな文学作品に出来そうな歩みに見える。







1.
「周りの者全てを不幸にする」
生まれた時にそんな予言を授けられた青年。

彼はとある小さな旅団に所属していたが、ある時仲間との関係が悪くなってしまう。
この時を堺に仲間たちに相手にされなくなる青年。
青年の片想いの相手であり旅団のリーダーに相談するが、彼もまた青年を疎むものであったことが発覚する。




2.
失意のうちに青年は森を彷徨うが、その時魔物が彼を襲った。

もう戦う気力もない青年は「そのまま喰われるのもいいか」と思っていたが、
魔物は一瞬のうちに穴だらけとなって地面に倒れる。

見上げると銃使いの少女と幼い少年が立っていた。
旅団時代に街で出会い友人となっていた彼らは、実はとある王国の王とその騎士であったのだ。




3.
少女に見出され見習い騎士となった青年。
青年は勝手の違いや人との付き合い方、騎士ということに悩みを抱きつつ日々を生きる。

人々の優しさや強さ弱さに触れても尚、青年はトラウマを払拭する事ができずにいた。

ある日この地へやってきた旧き友人から旅団の居場所を聞き出した青年は、独断でそこへ乗り込もうとする。
それをすんでのところで止め、「共に行く」と言ったのは王と騎士の一人だった。
彼らは念入りな準備をして、旅に出ることにしたが……。




4.
復讐が何の意味もない事を知った青年は、王達と一緒に少しの土産を持って王国へと帰還した。
その中にあったいくつかの楽器で仲間の騎士と合奏することで、気持ちが和らいでいった青年だったが、
そんなある日、青年は自らに授けられた予言のことを思い出す。

「これは、周りの者全てを不幸にする星の元に生まれた子だ」。


仲間を何度も傷つけていること、自分の義を貫き通そうとしたこと。
謹慎中、様々なことを考え直した青年は騎士団から立ち去る決心をしたのだった。










半分以上実話だけど別に悪く書いてはいないしいいよね。
むしろ感謝も込めて書いた。