伯父の告別式に参列した。
伯父の棺の中に花を添え、伯父の頬をなでる。
長年、伯父を自宅介護し、今年に入ってから3カ月も病院に泊まり込んだりして、面倒を看てきた伯母が「Yちゃん(父)の時を思い出すでしょう?」
その一言に、父の棺の中の姿を思い出し、涙がこみ上げる。
父と伯父は一回りも年齢が違うが、棺の中の顔は、そっくりで兄弟だということが誰の目にもわかる。
集まった親戚一同は、初めて会う人も多く、家系図がないとどういう関係なのかがさっぱりわからないが、何も言わなくても、参列者の中でこの人は血縁に違いないとか、あの人とこの人は兄弟かも…とか、おぼろげながらわかる。やっぱり顔立ち、声、しぐさ、雰囲気などが似ているのだ。
これって、とても面白い!
火葬場から戻るバスの中は、まるで修学旅行のバスかと思うほど、あちこちでワイワイガヤガヤ、笑い声に包まれ、とても葬儀帰りとは思えないほど賑やか。精進落としの席も、なぜか盛り上がる。
実際には血が直接はつながっていない関係の人でも、不思議な親近感を感じる。
ある70代の上品な女性から「あなたはHさん(伯父)と、どういう関係?」と声をかけられ、
「Y(父)の娘です」と答えると、
「えっ? ちょっと、A子ちゃん、この娘さん、Yちゃんの娘さんだって!」
「よかったわね~。Yちゃんに似なくて。ああ、Yちゃんは、とっても楽しい人だったわ~。Yちゃんはねえ~………」と、父を知る親戚が口ぐちに父のエピソードを語ってくれる。
なかには「Yちゃんとはウマが合わなかったけど…」と正直に語って下さる方もいて、それがまた面白い。
若い頃の父の破天荒でユニークなエピソードも、昔は腹が立ったものだが、今は笑える。
そのなかの一人が「僕ら兄弟はみんなB型なんだよ」と言う。
そこで、納得。そっか~~。それで賑やかなのね。
みんな言いたいことを言って。
父もB型…。
道理で、みなさんも奇想天外なエピソードが多いわけだ。
血のつながりを感じずにはいられない。
類は友を呼ぶというが、血は争えないというか…。
みんな同じようなタイプなのね。
だから、この場の席も心地よいのか…。
伯父の死は淋しく、悲しいが、親族や地縁の人たちとのつながりに親近感や温かさを感じて、
それが妙に楽しく、嬉しい一日だった。
伯父がつないでくれた、新たなご縁に心から感謝する。
本日の教訓:人とのつながりを大切にして、感謝する