本 「盗聴(とうちょう)された情事(じょうじ)」エド マクベイン (Ed McBain)著 田村 隆一訳 新潮文庫 
アマゾンも、一応、リンクしておきます (^^;)
盗聴された情事 (新潮文庫)
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本の紹介文 *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
34歳の英語教師サラは、恋に落ちた。
理想的な家族とやり甲斐のある仕事に恵まれ、
夫以外の男性など考えもしなかったのに。
魅力と謎で溢れたアンドリューの強引なキスで始まった情事に、
彼女はのめり込んだ。
彼が、実はマフィアの若きボスであり、
地区検事補の夫が、起訴しようと捜査中であることも知らず・・・。
ベストセラー作家が技巧を凝らして描く、迫力満点のサスペンス。
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感想文 *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
映画史に残る、あの有名なヒッチコック作品の脚本を書いたり、
ミステリー界で人気の地位を保つ作家の本です。
興味なかった不倫、でも世の中でよく騒がれるので・・・
「どんなもの?」
「どういうきっかけで始まる?」
「どう始まる?」・・・と、”不倫にしぼって” 数冊、
家にあった本を読んでみました。(^^;)
それに、人生X十年も生きていると、実際、そういう話を聞いたり、
渦中(かちゅう)の人物と会うこともあるのです・・・。
小説といえども、良い作家が書いたものは、洞察力

優れるものです。
良い小説家ほど、現実に近いものが書けます。

人物像

状況設定

話の流れ
・・を読みとり、不倫をパターン化しようと思いました。
不倫とか浮気とか、そういう類に走る人が、
ど~しても分からなかったので・・・・社会勉強です

アメリカメディアを見ていると、アメリカ人は、不倫や浮気生活を
「
嘘をついていた」
という表現をつかいます。
確かに、

、と思います。
月並みだけど、不倫は、人物像以外に、
状況設定等が大切なように思います

不倫関係の男女は、独身同士ならあり得ない関係だけど、
”不倫だからこそ” 親密になった、と思えます。
別の角度から見ると、不倫物語にぴったりな

設定、というのがある、という事です。

が、状況等におぼれているだけで、
ほんとうの、まともな状況なら始まらない関係に
酔っているだけ、ということです。
たとえば、日本のように、「禁断の恋」と
さわぐ程でもないなあ、と思います。
「まともな恋愛ではない」ことは事実ですが、
だからといって、「すごい」わけでも「良い」わけでもありません。
ましてや、結婚か人生の一大事(いちだいじ)を
前提とした「恋愛」でもありません。
さらに、周りの人を幸せにするものでもないですし、

さえあれば、結末がハッピー☆ などと信じている者は、
ただの世間知らずか、頭の

が一本外れていると疑われます。
第一、自らの活動が充実して、忙しい人に、
または社会的使命に燃えている人に、
こういうことはあり得ないような気がします。
結局、

だったから、時間があったから-。
心が満たされていなかったから、隙があったから-。
でも・・・
例えそうでなくても、Foosierなら「ムリ」ですね。
もともと、まめな方でもないし、第一、そんなに疲れることしたくありません-

人間関係が多ければ多いほど、気もつかいます・・・・(^^;)
恋愛うんぬんは、ストレス的要素もあるんですよ、みなさん!
・・・・なんちゃって (--;)>
さて・・・・・
大したことがない情事?恋愛? ですが、
ベストセラー作家だけに、ある一定の重さをもって、
読者に語りかけてきます。
結論は-
「
不倫って、救いがないなあ・・
」 でした
なぜ不倫が一般的に、救いがないかというと、ほとんどの場合、
男性にとっては、「
長続きするセクハラ」ぐらいにしか
思っていないことが多いからです。
結婚のように・・・
何かを誓うわけでも、
家族や生活を築いていくわけでも、
「一生を付き合っていく」という、
ある程度の覚悟か忍耐が必要とされる社会的活動ではありません。親密な関係を結ぶ理由は-
「肉体欲に駆られているだけ-。」おそらく、女性もそうでしょう。
まあ、配偶者がつまらないとか、満たされないとか、
そういうのはあるかもしれませんが・・・。
つまり-
「
人生がつまらなかった!」
とも言えるかもしれません。
抑圧されたものがあり、それが一気にあふれでて、
情事にのめりこんでいった感があります。
そして、それを恋愛か何かのように美化することができたのです。
そういうもののように思えます。
正直、「
愛」という概念は西洋概念で、「
愛」や「
恋愛」等は
なにぞや、という話になるとややこしいので、ここの
「まともな恋愛」「社会的にゆるされた愛」は、
とりあえず、「性欲
だけにかられた
以外のもの」と定義しておきます(^^;)>
それにしても、女性は、
押しに弱いものなんだな、と
不倫の始まりを読み、思いました。
女好きというのは、
押しの強さが強みの一つ

のようです。
何かのための時に、覚えておこうっと (^^;)
え?誰かに迫られたとき?
いやいや、そんなことは、ありません (^^;)>
自分に酔いがちな

に注意するためです。
なんちゃって

(--;)>
だって、こういう人物は、世間に、実際にいるのです・・・・。
とにかく・・・・
二回か三回のノー(No)ではへこたれず、
刺激的で女性が忘れられなさそうなことを最初の段階でし、
関係性のトーンを整え-つまり「おともだち」はあり得ないこと-、
そして、熱心さに女性は、ほだされてしまうのでした。
「熱心=好きな度合い」ではないです。ただの執着心の表れです。
でも・・・
恋愛とか何とかの類は、つい、そうとられがちです。
ただ単に、反応がおもしろくてやっている時だってあるでしょう。
プレイボーイ、プレイガール系は、その系統です。
そうすることによって、自分が人をコントロールし、
自分に力があるように思えるフシがあります。
つまり・・・
「もてあそぶ」 ということです。
とくに、浮気か不倫の場合、
「熱心=性欲か、不適切に処理された自己顕示欲の度合い」
が確実的に大きいでしょう。
こんな世界に生きていないぞ-
枠にはまらないぞ-
みたいな顕示欲ですね。
正直、性欲と顕示欲がからまったような感じがしなくもありません。
また、顕示欲があるのは、劣等感があるからこそ、
と感じられます。
男女

のどちらか一人は、必ずそうだと思われます。
というより、両方ともそうでしょうか

でも、どっちもどっちかな~?
小説の

共、そんなフシがあります。
小説で、「巣という罠にはまってしまった感じ」
という表現が、情事をおこなう女性が、学校で教える詩、
として表現されています。
ここででてくる詩は、情事をする女性の心理を
さり気なく表しています。
一言でいえば、安定感であり、贅沢な感情といえば、贅沢な感情ですが、
人って、こういうものなのかもしれません・・・。
安定を求めつつ、一度、安定したら退屈、というような感じ、
分からなくなくはありません。
スポーツ好きなFoosierは、スポーツにたとえると
理解できることが多いので、つまり-
スポーツでいえば、ライバルがいない感じです。
あっ、人は、いつも敵を求めている?・・・・と、ここらへんでやめておきます・・・。
なんだか、茶化している感じになってきたので・・・・

さて、本題にもどり-
性欲か顕示欲がからまっただけの、情事好き人間はいると思われますが、
それに加えて、その他の要素もあると思われます。
自分のことをすごいと思いつつ、
どこかで隙がある人間、かな

別の言葉で言い換えれば、
「現実を受け止められない人」 かな

情事は、現実のつらさから目をそむける良い場所でもあるフシがあります。
「
不倫する人たちは弱い人たち」
と言う人もいて、もっともな意見だとも思います。
まあ、弱くならざるを得ない設定を考えるのが、
作家の力量で、ここで人物・状況設定が大切な所以(ゆえん)です。
そして、もう一つの要素が、
「世間知らず」。これは、情事でもてあそばれる結果になることが多い女性に、
よくある要因だと思われます。
情事自体、その結末がどういうものか、少しでも頭に入っていれば、
こんなことはしないでしょう。
でも、男性も同じですかね・・・・・。
やはり、どっちもどっち、かな??
自分の身を大切に思うなら、絶対にしない、無茶な賭け事のようです。

で、
「不倫」という言葉をつかいますが、
ほんとうは、
「浮気」 がほとんどと推定されます。
そういう意味では、
「情事」 が、一番適する言葉かな~、と思います。
いやらしい感じ。ですが、実際、いやらしいだけでしょう。
社会的約束や、生き方で合意したわけではありませんから (_ _ ;)
・・・・ということは、 ”肉体関係だけ” です。
その現実性を無視して、購読数か視聴率を上げるために、
へんにさわぎたてるところに、ジャーナリストの使命感ないな、
と思います。アメリカのメディアでも、そういうのはありますが。
人に対する洞察力も、社会に対する観察力もない、
情報を得たとしても何も得るところがない、
近所のおばちゃん的ゴシップ報道になり下がります

正直、
無視が一番良いと思います-。
「自分たちの住んでいる世界は、そうではない」とか
「さわぎたてるに値しない世界」ということで-。
不倫に走っている人たちには、こういう反応が
一番効くと思われます。
そんな世界、大したことじゃない、それよりもっと
大切なことがある、というメッセージは、
自己陶酔か何かを、一気に追い払ってくれるかもしれません。
そして、さすが

ベストセラー作家です。
筆者は、麻薬と不倫を同じようにとられて書いています。
麻薬がはこびる、かわいそうな環境で育つ女の子のある台詞が示唆で、
ある種のメッセージになっています。
「でも、じつをいうと誘惑にかられるわ。いつでもあるから。簡単に手にはいって、ただみたいに安いの。ちょっとやってみたくもなるでしょ?だれもがやってるから、みんな、自分にこういいきかせるのよ。“おれがやってもいいじゃないか。ほかのやつらといっしょに飛んだっていいじゃないか”。」たしかに、その通りで、世間の一部は、不倫など日常茶飯事。
そして、いったん手をつけると、また、その刺激におぼれると、
また、待っているのは、
堕落と破滅。築いてきたものすべてが壊れます。
経験ないので分かりませんが
麻薬的な依存症もあるのでしょうか。
よく言い当ててるなあ
と感心しました。
そして、この台詞の後、
救いとなる言葉が続きます。
「でもね、あの人(芸術家)の作品を観にいけば、ハイになるにはクラックなんていらないってことがわかる、そうでしょ?彼は自分に必要なハイな状態を、自分自身のなかに見つけたのよ。まさにここに。」と、固めたこぶしで胸をぽんとたたいた。
「(この芸術家は、)一生涯いろいろあらたな道を模索していた、そのやりかた。年とってからでも、彼はずっといってたでしょ。“おれを見ろ!おれは生きているぞ!”ってね。」存在感を示すのに、麻薬とか不倫とか、そういう快楽系もあり得ます。
ですが-
なんともお手軽で、どこでも手に入るものです。
反対に、安っぽくないのは、
この小説の女性の夫のような生き方でしょうか。
自分が生きる意義と、社会的に活動する意義が、
どこかで合致していました。それから、男性的、つまり、社会的要素が強かったような気がします。
自制心、または、ある種の強さ です。
この小説で、情事におぼれる女性は、
女性的要素が非常に強い設定でしたので、男性的要素・社会的要素がもっとあれば、
こうはならなかったと思います。
平たくいえば、「感情的にならず、もっと社会的に見る・生きる。」
ということだと思われます。
あ、だから、「社会的地位をもたない主婦の浮気」
というのも、情事小説の定番なのですね。
いま、合点

(^^;)
ですが、この女性の気が沈むようなことがいくつもあり、
最後に、決定的に動転することがいくつもおき、
普段の状態から心理的に突き落とされて、
冷静になれなかった、という事情も書いてあります。
また、この本の題名は、
「犯罪的会話(盗聴)」と
「姦通(かんつう)」をかけています。
くわしくは、本をお読み下さい。
普通の生活ならあり得ない盗聴により、
ある女性の秘密を知ってしまった、という感じでしょうか。
「ある女性の秘密」とは、この小説の女性だけでなく、
すべての女性に関する秘密のような気もしなくありません。
この女性の妹が、そのヒントになります。
また、頭の良い女の子に魅せられて、快楽を覚えていく
この女性の娘も、ヒントだと思われます。
または、変な方法で、社会を知ってしまった、
という感じでしょうか。
ある面、「女性は悪」とか「女性は怖い」という、
男性群の定番メッセージにもなりえます-。
「しかし、

というものは・・・まったく・・・

」と、
呟(なげ)きたくなる程の重さをもつ、洞察力あふれる物語でした。
その点、やはり、ベストセラー作家です。
合計、三冊の不倫関連の本を読みましたが、これが一番、
ある程度の重さをもって、洞察を与えてくれました。
あと、ヒントとしては、
「男女の二十代後半、三十代前半が注意です。」また、Foosier的に、周りを見てて、
アラフォーも付け加えていいと思います。
二十代後半は、仕事がおもしろくなってくる頃ですし、
どんどん突き進む残酷さももっていると思います。
こつこつ積み上げてきたものが開花し始め、

に乗る時期です。

すべてが自分のために回っているような
万能感がどこかであります。
人を容赦なく巻き込む勢いもあります。
そして、反対に、
厄年の三十代前半や四十代近くは、
社会的にも安定し、

も何となく見えてくる人が多く、
へたをすれば、倦怠感(けんたいかん)におそわれる人も
いるのではないでしょうか。
このまま一生、ずっと変わりなく、こうなのだろうか、と。
脳科学者によると、人の

は、何かに慣れてしまうのがだめなようですし-。
日本の企業では-
「守るべき家族がない独身男性のアラフォーは、
不祥事(ふしょうじ)をおこす可能性があるので気をつけろ。」
というお達しがあるようですし、差別的といえば差別的ですが、
Foosier的には、納得いかない話ではありません。
では・・・どうすればよいかというと・・・さきほどの女の子の救いの示唆の、
芸術どうのこうのにかけていえば-
「創造的になる」ことも必要。というメッセージでもある、と思いました。
つまり、刺激的・退廃的なものに刺激を求めることなく-
人生は、自分で楽しくするもの、自分で創造するもの。というメッセージです。
Foosierには、そう思えました

でも、恋愛、結婚、不倫等の男女関係は、
人物・状況環境設定が非常に大切と、改めて理解ができた小説でした。
色々なケースを見ていけば、ある一定のパターンも見えてきそうです。
また、これがよく見えるのが、良い作家なのでしょう。
ところで・・・・最後に一つ・・・

この表紙は、編集者の失敗のような気がします・・・。
人物像もしっかりしていて、物語的にもしっかりした内容で、
色々なメッセージも含まれて、中々良いのですが、
この表紙一つで、安っぽく、どうでもよい小説に思えるし、
引いてしまう人が多いのでは
しかし・・・・ど~しても、一つ

納得いかないのが・・・・
社会的地位等などの生活を確立した一般女性が、
一般人と違う雰囲気を持つと思われるギャングに惹かれるのか?
という事です。
いくら頭がよくて、魅力的な男性でも・・・。
そして、いくら、非現実的か世間知らずの女性設定にしても・・・。
展開としてはおもしろく、情事小説に終わらない、
読者にとっては、引き込まれる物語になりましたが・・・・・。
こういうの、現実にあるのでしょうか


一方、結末は、ベストセラー作家の名にふさわしい、
見事なエンディングああだからこそ、エンターテイメント的でした。
反対に、あのエンディング

でなければ-
あの物語展開でなければ-
情事をする男女のまぬけさばかりが目立ったでしょう。あれでなければ、

が魅力的ではありません。
はっきり書くと-
あれがなければ、ただの「まぬけ」になり下がります (-_-;)
「天才と馬鹿は紙一重」くらいの、微妙な一線を、
非常にバランスよく書いたと思います。
そして、
色々な伏線(ふくせん)、メッセージ性、物語の展開。どれを見ても、語り部の魅力満載です。
ほんとうに、作家というのは、すごいです。
色々と膨らませていくのが作家の仕事なので、
当たり前といえば当たり前ですが。
また、

の推理小説やサスペンス等は、
社会的メッセージが盛り込まれており、色々と示唆されることが多いです。

のように、ただ単に、犯罪テクニックや展開テクニックに
終始しがちな日本の小説よりおもしろいと感じることが多いです。
お国柄が表れているといえば、表れています (^^;)
社会的意義になる国と、テクニック系になる国と-。
ある意味、非常に辛辣(しんらつ)な感想かもしれませんが-人間事情を、これほどまでにおもしろく、
魅力的に書いてしまうのは、
さすが、作家ならではの力量です 

反対にいえば、合理的・論理的で、話を大きくできない人ならば、
「結局、性欲にあふれていた男女だった!」と、一ページでまとめて終わってしまいそうなところを

なんだか、いやに辛辣(しんらつ)ですみません・・・・

(ー_-;)>
ある意味、美化しつつも、物語的に魅力的にしつつも、
あの結末によって、正当なメッセージにもなっているので、
社会的にも妥当だと思いますが・・・・
ここまで、よく引っ張れるものだ・・・という感想も、なきしもあらずです・・・

(_ _ ;)
いかんですね~

やたらと論理的で、非常にドライ系思考になりつつあるFoosierです・・・。
ぜったい、理系の主人の影響と思われます。
ま、決して悪い影響だとも思っていませんが。
正直、今のFoosierにとっては、人でも何でも
科学的に見たほうが、非常におもしろく感じられます。
事実や客観性にもとづいた、もっと確実に物事が見られる唯物論です。
たくさんの示唆をあたえてくれるような気がします。
そのせいか-
最近は、小説が長ったらしくて、思い切らないと読む気になれません。
「一言でまとめてくれ

」みたいな・・・。

が昔ほどないという事情もありますが-。
潤いとか、情感がなくて、いけません・・・。(_ _ ;)
人の気持ちとか状況とか、もっと、共感性なるものをもたないといけないかな~

あ、でも、主人は、共感性ない、冷たい人間ではありません

Foosierは、つらい立場に追い込まれていないせいもあると思います。
恵まれているのですね。
文学や芸術は、どこか傷ついたものを癒してくれる力がありますから。
この小説の、不倫男性も、芸術に関して詳しく話しをする場面があり、
また、傷ついた状況を説明するシーンや社会的説明があります。
状況的には、当たり前ですが-。
はっきり書くと、

共に、傷ついているフシがあります。
男性の方が、その度合いが大きいので、だからこそ、
それをうめるように、今まで生活をしてきたようです。
ただ、女性の方は-
ここででてくる「泥棒猫」という表現により、
「状況による女性の気まぐれさ」
も示唆されているかな?という感じもします。
確信はもてませんが-。
Foosierは、情事に追い込まれるほど、弱い立場に
追い込まれたことがないので、その点、幸運

だと思います。
そして・・・・・
こういう情事をしている人を、実際に身近で見ると、
かわいそうすぎて、何もいえないのが実情です
そんな、自分の身を捨てるようなことが、どうしてできるのか・・・また、住んでいる世界もちがっているような気がして、
何か言っても分かってもらえないような気もしました・・・(><;)
それでも・・・・・それでも・・・・・・やはり、マフィアと検事側のように、
ロミオとジュリエットごとく、
「情事」以外の、その他の衝撃的な設定がない場合-
「情事」ごとは、いやらしいだけです。 ロミ&ジュリの要素があったからこそ、
おもしろい小説になりえました。
あの要素がなければ、ただ単に、ポルノ小説に
毛がはえたもの程度で終わったでしょう。
また、情事は-
麻薬のような役割も果たします。ま-、刺激的といえば刺激的です

つらい現実ですが、

とも、
ある程度、向き合った方がよい現実だと思われます。
破滅に向かいたい方、専用分野です。道を外すって、この事です。
やはり、
正当に、まっとうに生きるのが正解、と思いました。
清く、正しく、強く-。
どんなにつらくても、近道はない、ということ。
どんな事も、正面から向かっていかなくては、と思いました。
やはり、「まとも」が一番です。以上、感想文でした。
長文のお付き合い、おつかれさまでした m(--)m
ここまで読んでくれた方は、きっと、
ある程度の賢明さか、人生経験豊富な方だと思います。
そうでなければ、上記の文章は、わけ分からないものでしょう (^^;)
わけ分からなくても読んでくれた方々には、
「日常生活の落とし穴に気をつけて下さい。」というメッセージと思って下されば嬉しいです

コメント等があれば、遠慮なく、ぜひ、残して下さいませ m(--)m