薄暑の石川県でキスの投げ釣り&チヌを狙ってフカセ釣り❗️

　気がつけば5月も終わってしまい6月初旬の週末が近づいた頃、そろそろキスもシーズンインしてくる頃合いかと思い、久しぶりに投げ釣りタックルを用意して堤防で投げ釣りの竿を出してみることにしました

　釣行前日の夜に職場の後輩とご飯を食べに行ったこともあり、この日は朝マズメの時間帯を狙って起床するのが厳しかったため、いつもなら帰り支度をしている9時半頃からのスタートです

　石川の海は太平洋側と異なり潮が大きく動くことはなく、干満差も20cm程度が常なので、魚の活性が上がるタイミングが朝夕のマズメ時以外では中々イメージできなかったため、これまでは基本的に朝マズメを狙った釣行が多かったところです

　愛知、三重の海では本格的に陽が登ってくるとキスも食いが悪くなって来ていたけど、石川はどんな感じかな

　と思いつつ、シーズン初期のテスト釣行のような感覚で目的の堤防に到着しました

　そして、適当に空いている場所に釣り座を構えて手早く仕掛けをセットし、ラインを水に濡らすため軽くキャストしてゆっくりサビいていきますが、残念ながら第一投は空振りに終わります

　そして、引き続いてキャストをした第二投、飛距離は3色程度ですが、1色辺りで

ググンッ❗️

　と穂先まで伝わるしっかりとしたアタリがやって来ます

　これはキスっぽいアタリだな

　と期待しつつ仕掛けを回収してみますが、残念ながら餌だけ取られて素針で仕掛けが上がって来ます

　まだシーズン初期で食いが浅いのかな

　と思い、次は少しスピードを緩めてサビいてくると、再び1色未満のところで

　ググンッ❗️

　とアタリがやってきます

　今度こそは針に掛かってくれたかな

　と思いつつ、仕掛けを回収してくると、

　足元の水面に綺麗な白い魚体が浮いて来ます

　サイズも20cmは超えている様だったので、

　今シーズンのキスの初釣果としては上々だなぁ

　と思いつつキャストを続け、その後、毎投釣れてくる程の状況ではありませんが、2色未満の距離でポツリポツリとアタリを拾い、

　時には25cm程度の良型のキスも混じる状況でのんびりと投げ釣りを楽しんでいきます

　そんなこんなで時間を過ごしていると、お昼に近づいてきた頃合いでアタリの頻度も減ってしまい、更に少し風も吹いてくるようになってきたため、この日はこれにて納竿として、今シーズン初の投げ釣りで釣果を得ることができたことに満足しつつ帰路に着いたのでした

　ちなみに、今回の釣果は16匹（ピンギスも含めてではありますが）でした

　無事につ抜けも達成できたので、本格的に暑くなってくる季節までは朝マズメに拘らずに竿を出してみるのも良いかもしれません

　そして、今シーズン初の投げ釣りでキスの引きを楽しんだ翌日、

　キスも釣れ始めたし、もう少しすると小鯖や小アジが湧いてきてフカセ釣りも難しくなってくるかもしれないな

　と思い、連日釣行ではありますが、チヌやグレを狙ってフカセ釣りで竿を出してみることにしました

　到着したポイントは堤防で、足元を見ると堤防から竿半分程度のところまで海藻が生えていますが、フカセ釣りをするには問題なさそうな状況です

　早速コマセを作り、全誘導で仕掛けを準備して釣りを始めてみると、表層付近で一瞬　スッ❗️ とラインが動くようなアタリがありますが、2〜3投してみても中々針に掛かりません

　コッパグレでも居るのかな

　と思いつつ、ラインを張り気味にして探っていると、それまで餌を取って行っていたと思しき魚がようやくヒットします

　重量感はあまりないけど、何の魚かな

　と思いつつ、足元まで寄せた魚を抜きあげてみると

　掛かっていたのは、悪くないサイズのアジでした

　このサイズのアジなら持って帰るのも悪くないな

　と思いつつ、追加のアジに期待しつつコマセと仕掛けの投入を繰り返しますが、中々次のアジが掛かってきません

　アジの時合はもう終了なのかな

　と思っていると、再びラインが走ったため合わせを入れてみると、今度は先ほどのアジよりも力強い引きが手元に伝わって来ます

　時折、ゴンゴン❗️ と首を振る様な動きを見せるため、

　チヌっぽい引きだけど、何の魚かな

　と思いつつ寄せて来た魚を無事にタモでキャッチしてみると、

　掛かっていたのは30cm程度の綺麗な銀鱗のチヌでした

　サイズはそれ程でもないけど、幸先が良いな

　と思いつつ釣りを続行すると、その数投後にスーッとラインが動くアタリがあります

　すかさず合わせを入れてみると、先程よりも重量感のある引きが伝わって来たため、竿を立ててあまりリールを巻きすぎない様にして、慎重に魚を弱らせてから寄せていくことにします

　しかし、魚が急に横に走り出したため、走りを止めて頭の向きを変えようと少し強引にファイトしたこともあり、結構元気な状態で魚が足元近くまで寄ってきてしまいます

　元気な魚だけど、足元の海藻には突っ込まないでほしいなぁ

　と思いつつ、何とか魚を海面まで浮かせて息を吸わせ、無事にタモ入れも済ませたところで釣り上げた魚を見てみると、

　掛かっていたのは先ほどの魚からサイズアップした40cm程度のチヌでした

　前回のフカセ釣りでは40cmクラスは釣れなかったし、今日は型にも期待できるのかな

　と思っていましたが、そこからはコマセを撒くと水面で餌取りが賑やかに餌を取り合う様な状況になり、餌を取られるものの針に掛からない状況となって来ます

　付餌のローテーションで何とか餌取りを交わそうとしましたが、どうやら今日の餌取りは

　20cm程度のチンタの様で、付餌ローテーションでは交わせそうになく、ボイルオキアミやコーンでも齧り取られてしまいます

　ただ、そんな状況でも、付餌が底の方まで行ってくれると少しサイズのあるチヌが居る様で、

　アベレージとしては25cm程度、

　たまに30cm程度のチヌが掛かってくれる状況が続きます

　そして、掛かってくる魚のサイズは小振りですが、前回のフカセ釣り釣行と同じく、どの魚もサイズ感以上の力強い引きを見せてくれるので、中々飽きることなく釣りを楽しめる状況ではありました

　そんなこんなでしばらくチンタ〜カイズ級の魚と戯れる時間を過ごしましたが、陽が登ってくるにつれて群れが移動してしまったのか、徐々にアタリの数も減っていき、フグも湧いて餌だけが取られる状況が多くなって来たところで風も強く吹いて来るようになって来たため、この日はある程度の数釣りを楽しめたことに満足しつつ納竿として、のんびりと帰路に着いたのでした

　なお、今回も25cmオーバーの魚を記念撮影用にキープしたところ、アジが1匹、チヌが7匹という釣果になりました

　このうち数匹を持ち帰り、ヤリイカやパプリカと合わせたアクアパッツアや

　前日に釣ったキスの天ぷら

（時には天ぷらうどんを作ってみたり）

　前回初めて作ってみたところ、思った以上に美味しかった甘酢あんかけ

　等々、色々な料理で美味しくいただきました