ONE DAY. I MET YOU. -18ページ目

ONE DAY. I MET YOU.

零れては落ちる言葉を必死に繋いでみる。

好きな曲は切ない曲が多くて誰かの為の曲や夜想曲みたいのが大半だ。


それはきっとそれを聴くに相応しい時を待ち望んでいるからで、きっとそれは安心に溢れていて、心からゆっくり出来ているんだろう。



いつからか幻想を抱きながら生きていて、いつもその実現を求めている。


きっと見渡せば沢山あるのに、自分から離れた挙げ句に嘆いている。


よくないことだし、いい加減大人にならなきゃいけないのは僕自身の筈なんだ。


わかってはいるんだけど。


今日は久々によくない循環だ。もうすぐ家だ。




ううん。やっぱり不器用なんだな。とほほ。
何かが積もって
騙し騙し
隠してきた何か

何かが積もって

こうありたい
そうじゃなかった
ああしたかった
そんなつもりじゃなかった
そうはならないでくれ

例え何も普段と違わなかったとして
そんな何かがあるだけで
深く深く暗い所に落ちてしまう





いやだなぁ
足掻いても足掻いても
深く暗く落ちて落ちて
いつか光がみえなくなるんじゃないか
ここまでしか道は続いてないんじゃないか




なんて本当に愚かな事を考えてしまう
やだやだ


早く帰って
夕飯食べて
本を読んで
寝ちゃえ
誰しもが欠けた場所を持っていて、誰しもがそれを求めていて。


そのことを素直に考えると一瞬だけ無欲、というか無感情になれる。ただ全てを感じていられる、と言うのか。写真のスライドショーを見ているような、鮮やかです彩りに溢れた世界。

けれども同時に自分が何処か冷えているのに気がつく。それはなんだか喪失感に似た、氷みたいな感情。

それはいやだな、明るく在りたいな。

そう思う瞬間に欲はすぐに戻ってくる。面白いもんだ。そんな簡単に出来てはいないんだな、俺。


今日もいい天気だ。